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2001 年 4 月 12 日

ザイリンクス、世界最速 FPGA ソフト プロセッサ「MicroBlaze」を発表

動作周波数 125 MHzで、高速処理を小ゲイトサイズで実現

最先端のプログラマブル ロジック ソリューションを提供しているザイリンクス社 (本社:米国カリフォルニア州サンノゼ) の日本法人ザイリンクス株式会社 (東京都新宿区西新宿 6-22-1、川上誠社長) は本日、FPGA ベンダ開発による世界最速の 32 ビット ソフト プロセッサ コア、MicroBlazeTM (マイクロブレイズ) を発表した。MicroBlaze プロセッサは、周波数 125 MHz で動作し、ネットワーキング、テレコム、データ通信、エンベデッド、民生用の各市場向けの複雑なシステムを開発するうえで不可欠となる 32 ビットのインストラクション バスとデータ バスから構成されている。MicroBlaze プロセッサは、オンチップ メモリや外付けメモリからプログラムを実行、またはデータにアクセスするために、フルスピードで動作する 32 ビットのインストラクション バスとデータ バスを別々に備えたハーバード スタイル アーキテクチャを特長としている。 

ザイリンクスのウィム・ロレンツ (Wim Roelandts) 社長兼 CEO は、「MicroBlaze プロセッサは、従来は ASIC でしか実現できなかった性能を達成している。競合する FPGA ベンダ製品の 2 倍の速さでで動作させ、なおかつロジックサイズを 2 分の 1 に抑えることにより、MicroBlaze は、アーキテクチャ上の明らかな優位性と共に、ザイリンクスの Virtex(R)-II FPGA ファブリックのパワーを実証した」と述べている。

MicroBlaze プロセッサは、ザイリンクスの Empower!TM 戦略の一環として、ザイリンクス エンベデッド PowerPCTM ソリューションを補完している。MicroBlaze プロセッサは、エンベデッド PowerPC プロセッサ コアに用いるものと同じ周辺装置用 IBM CoreConnectTM バスを利用し、複雑なシステム オン チップを構成するためのプラグ アンド プレイ インフラストラクチャを顧客に提供する。さらに、MicroBlaze プロセッサ用に開発された周辺装置は、PowerPC 製品と互換性を保持している。このプロセッサは小型で CoreConnect インターフェイスを備えているところから、顧客は複数の MicroBlaze プロセッサを PowerPC プロセッサ コアに対するオンチップ スレーブ周辺装置として活用することでインテリジェント プロセッサ システムを構成することができる。

メンター グラフィックスの Walden C. Rhines 会長兼 CEO は、「FPGA 技術は、業界革新を促す大きな推進力となっている。昨今 Virtex-II デバイスの威力により、顧客からのFPGA 設計ツール需要が高まっている。今や MicroBlaze プロセッサを埋め込むめことが可能になり、ほんの数年前に想像もできなかったネットワーク/テレコム空間の問題を解決する扉が開かれることになった。この技術により、FPGA 設計者と EDA 業界のどちらにとっても素晴らしいビジネス チャンスが創出される」と述べている。

Wind River のマーケティング兼企業パートナ開発担当副社長、Curt Schacker は、「Wind River はザイリンクスや他の業界をリードする WindLinkTM パートナと共同作業を進め、エンベデッド開発者に対してもっとも革新的な FPGA ソリューションを約束できることになった。MicroBlaze ソフト プロセッサ、エンベデッド PowerPC プロセッサ、さらに Wind River のリアルタイム オペレーティング システム VxWorks(R) および統合開発環境 Tornado(R) を融合することで、テレコム、データコム、民生機器市場向けの高性能エンベデッド ソリューションを開発できるだけでなく、市場投入までの期間短縮も図れるプラットフォームをシステム設計者に対して提供することができる」と述べている。

MicroBlaze プロセッサは、現在、ベータ プログラムを通じて、業界をリードするネットワーキング装置サプライヤやテレコム装置メーカに配布され、2001 年夏以後に正式リリースする予定となっている。ザイリンクスはベータ プログラムの一環として、アービタや UART など、CoreConnect 対応周辺機器をすでに出荷している。現在開発中のものには、10/100 Mbps Ethernet MAC、SPI、ATM Utopia レベル 2 インタフェースのほか、タイマ/カウンタ、UART、割り込みコントローラ、GPIO、外付けフラッシュ/SRAM メモリ インターフェイスなど、標準的な一連の周辺機器がある。こうした標準周辺機器はすべて、完全にパラメータ化できるようになる予定である。また、ザイリンクスは、ソフト プロセッサや周辺機器を提供する MicroBlaze を 495 ドルで出荷する予定である。MicroBlaze 開発キットも用意され、コンパイラ、アセンブラ、デバッガなどの GNU ベース ソフトウェア ツールを完備したセットが付属する。さらに、このキットでは Virtex-II 開発基板や FPGA 設計ツールを備えた各種バージョンも用意する予定である。

Empower! プロセッシング ソリューション
ザイリンクスの Platform FPGA (2000 年 11 月発表) 用の Empower! プロセッシング ソリューションは、カスタム ソリューションを選ぶ余地を残しながら、エンベデッド プロセッサ向けに最高性能のプログラマブル システムを構成する。IBM 社製のエンベデッド PowerPC 405 マイクロプロセッサ コアは、周波数 300 MHz で動作し、FPGA ファブリックとの間で 6 ギガバイト超の最大通信帯域幅を確保し、Dhrystone ベンチマークで 420 MIP 以上の処理速度を実現する予定である。 

ザイリンクス社について
ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX、ウィム・ロレンツ社長兼 CEO) は、先進の集積回路、開発ツール、IP コアなどの既に定義済みのシステム機能、充実したエンジニアリング サポートを含む完全なプログラマブル ロジック ソリューションを提供するリーディング サプライヤである。同社は 1984 年に創立され、カリフォルニア州サンノゼを本拠とし、フィールド プログラマブル ゲート アレイ (FPGA) 半導体デバイスの市場を開拓してきた。ザイリンクスのプログラマブル ロジック ソリューションにより、コンピュータおよび周辺機器、通信、ネットワーク、工業用制御機器、計測機器、高信頼性機器および民生機器の電子機器製造業者は、製品の開発期間の大幅短縮が可能となる。 日本市場においては、1989 年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行なっている。同社についての詳細な情報は日本語対応ホームページ http://www.xilinx.co.jp で公開されている。