FOR IMMEDIATE RELEASE
2001 年 9 月 20 日

ザイリンクス、フィールド アップグレード可能な
エンベデッド システム用ソフトウェア フレームワークを開発

業界初の IRL フレームワークとデザイン クックブックで製品ライフ サイクルを管理
フィールド アップグレード可能なデザインという要求に対応



最先端のプログラマブル ロジック ソリューションを提供しているザイリンクス社 (本社:米国カリフォルニア州サンノゼ) の日本法人ザイリンクス株式会社 (東京都新宿区西新宿 6-22-1、川上誠社長) は本日、PAVE 1.0 Framework のリリースを発表した。また、このフレームワークに加えて、現実のデザインで検証された一連のハードウェア/ソフトウェア デザイン ガイドラインを提供する。こうしたハードウェア/ソフトウェア ガイドラインは、フィールド アップグレード可能なシステムを開発するための「クックブック (案内書) 」として機能する。この発表とは別に、Wind River Systems社 (Nasdaq:WIND) はそのリコンフィギャラブル コンピューティング ソリューションにザイリンクスの PAVE Framework を組み込む予定である。

ザイリンクスの IRL™(Internet Reconfigurable Logic) メソドロジによって、フィールドでハードウェアをアップグレード可能になり、顧客は製品ライフ サイクルの管理能力を取り戻せることになった。IRL デザイン ガイドラインは、ユーザにシステム設計の明快な道筋を示すものである。PAVE Framework をこのクックブックと併用すると、容易かつ有効な一貫した IRL アプリケーション開発が可能になる。

ザイリンクスの上席副社長兼ゼネラル マネージャ、リッチ セヴィック (Rich Sevcik) は、「当社は IRL プログラムにより成功を収めているが、それは顧客から採用された当社デザインの 3 分の 1 がフィールドでのアップグレード能力を要求されているという事実からも判明している。PAVE Framework に、クックブックとしての IRL デザイン ガイドラインおよび顧客のネットワーク接続を連携させることで、フィールドでアップグレード可能な製品を構築するアウト・オブ・ザ・ボックス (即時使用できる) ソリューションを構成できることになった」と述べている。

PAVE System Integration Framework (SIF)
PAVE Framework は、ホスト ベースの System Integration Framework (SIF) と、Wind River VxWorks® リアルタイム オペレーティング システム (Wind River VxWorks RTOS) をザイリンクスのプログラミング メソドロジ (SelectMAP または IEEE 1149.1 JTAG) にインタフェースする API、という 2 つの主要コンポーネントを装備している。ホスト ベース PAVE SIF は、Wind River Tornado® IDE (統合開発環境) との併用で、アップグレード可能なアプリケーションを作成および管理する C++ アプリケーション開発者に対して使いやすいフレームワークを提供する。これは、生産性ユーティリティだけでなく、製品寿命を通じてアップグレードの管理を容易にする定義済みのディレクトリ構造から構成されている。一例を挙げると、C++開発者は、アップグレード処理でアクセスされる各デバイスのレジスタ マップを指定した単純なテキスト ファイルを作成するだけでよい。これで、PAVE SIF ユーティリティによって、ターゲット デバイス内レジスタのすべてのビット フィールドを示すシンボリック リファレンスが自動的に作成される。

Wind River 社が採用
Wind River は先ず、その 405 GP Reference プラットフォームと PAVE を併用し、リコンフィギャラブル コンピューティングの対処を進めている。ユーザはこれにより開発時に FPGA モジュールをロードし、その後の実行時に FPGA とそれに対応する VxWorks® オブジェクト コードを動的にロードすることができる。

Wind River 社のプラットフォーム事業単位の CTO (最高技術責任者) 兼副社長、John Fogelinは、「PAVE は、アプリケーションの一部に FPGA を使用したい C/C++ ソフトウェア開発者とって不可欠なアプリケーション技術である。Wind River の顧客は、遂に、Tornado、Platform FPGA、PAVE Framework のシナジ効果を通じてソフトウェア領域とハードウェア領域のギャップを埋められるようになった」と述べている。

PAVE API について
PAVE API は、C++ 開発者に対して、Wind River VxWorks ベース エンベデッド システムでザイリンクス FPGA を設定するための市販の標準ツールを提供する。これは、業界標準の IEEE 1149 JTAG、ザイリンクス SelectMAP 独自のインタフェース、SystemACE™ を使用して、ザイリンクス FPGA を将来的に設定するためのソフトウェア ベース メソドロジである。PAVE APIは、BSP および PAVE オブジェクト モデルの使用を通じて、基盤をなす VxWorks ハードウェア プラットフォームを抽象化する。このため、開発者は、いくつもの各種ハードウェア プラットフォームにわたって同じ PAVE 用 C++ コードを使用できる。

出荷、価格、システム要件
ザイリンクスの PAVE Framework と IRL デザイン ガイドライン クックブックは、現在、Web サイトの www.xilinx.com/irl にて無料で公開されている。ターゲットには、32 ビット コンフィギュレーション レジスタと Wind River VxWorks サポート BSP (基板支援パッケージ) が必要となる。ホストでは、Windows NT 4.0/Win2000 と Wind River Systems Tornado IDE が必要である。

ザイリンクスの拡張顧客サポート
Xilinx Design Services (XDS) では、顧客がフィールドでのアップグレード能力をプロジェクト全体の一部として実装する際の支援を行う。XDS は、フィールドでアップグレード可能な製品の開発、リリース、アップグレードを促進する技術上の専門知識および経験を提供する。 Xilinx Education Services (XES) では、IRL テクノロジの基礎を 24 時間体制で技術解説する無償講義が Web ベースで公開されている (Web サイトは www.xilinx.co.jp/support/training/training.htm)。なお、第 4 四半期には、手作り実習でもっと広範囲の解説を行う 1 日公開クラスを開催する予定である。

ザイリンクス社について
ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX) は、先進の集積回路、ソフトウェア開発ツール、IP コアなどの既に定義済みのシステム機能、充実したエンジニアリング サポートを含む完全なプログラマブル ロジック ソリューションを提供するリーディング サプライヤである。同社は 1984 年に創立され、カリフォルニア州サンノゼを本拠とし、フィールドプログラマブル ゲートアレイ (FPGA) 半導体デバイスの市場を開拓してきた。今日、世界市場におけるこれらデバイスの半分以上のシェアを有する。ザイリンクスのプログラマブル ロジック ソリューションにより、コンピュータおよび周辺機器、通信、ネットワーク、工業用制御機器、計測機器、航空宇宙産業、防衛産業、低消費電力携帯機器および民生機器の電子機器製造業者は、製品の開発期間の大幅短縮が可能となる。日本市場においては、1989 年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っている。 同社についての詳細な情報は日本語対応ホームページ www.xilinx.co.jp で公開されている。