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日本発表のプレス リリース

FOR IMMEDIATE RELEASE
2002 年 10 月 28 日

ザイリンクス、「Serial Tsunami」イニシアティブを発表:
新世代コネクティビティ ソリューションのビジョンとロードマップ

システム コストを下げ、現在と将来のブロードバンド要求条件を満たす
高速シリアル I/O ソリューション普及促進のためのイニシアティブ

最先端のプログラマブル IC ソリューションおよびプログラマブル システム ソリューションを提供しているザイリンクス (本社:米国カリフォルニア州サンノゼ) の日本法人ザイリンクス株式会社 (東京都新宿区西新宿 6-22-1、北島基弘会長兼社長) は本日、パラレル I/O インタフェースから高速シリアル I/O インタフェースへの業界の移行を加速することを目的にしたイニシアティブを発表した。このイニシアティブは、現在の 3.125Gbps から将来の 10Gbps 以上のバンド幅要求条件を満たすシステム デザインに向けた新世代のコネクティビティ ソリューションを提供するものである。

「Serial Tsunami」と名付けられたこのイニシアティブを提供する背景となったのは、シリアル コネクティビティへの移行という業界の大きなトレンドがある。広範囲の業界における企業が、システム コストを下げ、システム デザインを単純化し、将来の新たなバンド幅要求条件を満たせる拡張性を提供する手段として、シリアル コネクティビティを採用している。シリアル ソリューションは、チップ間インタフェースから、バックプレーン間接続、システム ボード間やボックス間通信まで、究極的に想定し得るあらゆる電子製品のあらゆる面で採用されると見込まれている。

ザイリンクスは 2003 年半ばまでに、シリアル コネクティビティ ソリューションのスイートを大幅に拡張する。これにより、現在のパラレル I/O 標準規格に準拠しつつ、高バンド幅コネクティビティの利点をフルに利用できる次世代製品の開発が可能となる新しいシリコン、IP コア、デザイン ソフトウェアおよび開発手法、リファレンスデザイン、ソリューション ボード、広範囲な仕様データなどを提供する。

現在、3.125Gbps トランシーバは、ザイリンクスの主力製品である Virtex-II Pro プラットフォーム FPGA 製品群における必要不可欠な回路ブロックとなっている。このトランシーバは、複数個並列動作させることにより、FPGA の実効バンド幅を 10Gbps 以上までサポートする。将来、ザイリンクスは 10Gbps のシリアル トランシーバを提供する計画であり、このトランシーバを複数個並列使用することによって FPGA の実効バンド幅を 40Gbps 以上サポートすることも可能になる。

ザイリンクスが実現する Serial Tsunami のビジョン
すでに、ザイリンクスは Serial Tsunami イニシアティブの一環として、コネクティビティ ソリューションの提供において、下記のような重要な展開を行なっている。

●IBM PowerPCR とマルチ ギガビット シリアル インタフェースを搭載した世界初の Platform FPGA: Virtex-II Pro FPGA

●PCI Express™ と 1Gbps および 10Gbps Ethernet (XAUI) のような重要な標準的シリアル コネクティビティをサポートする、世界で初めて市場に供給された IP コア

●重要な業界フォーラム (例えば Intel デベロッパーズ フォーラムの PCI Express) でのデモンストレーションにより実証された相互動作性

●パラレルからシリアル テクノロジへの移行期間において従来のシステム I/O ニーズに対応する、高速パラレル コネクティビティの比類ないサポート

●リファレンスデザインと併せて提供する新しいライト ウエイト リンク レイヤ プロトコルの Aurora

●PICMG、Serial Rapid IO Trade Association、NPF (Network Processor Forum)、OIF、PCI-SIG、XFP などの主要な規格団体における活発なリーダーシップの役割

CMOS ミックスド シグナル トランシーバ テクノロジ:Serial Tsunami 成功のための必須要素
Serial Tsunami イニシアティブの土台は約 2 年前のロケットチップス社 (RocketChips, Inc.) の買収によって築かれた。この企業合併により、シリアル コネクティビティ ソリューション導入の成功にとって不可欠な要素である、超高速 CMOS ミックスド シグナル トランシーバ テクノロジの研究開発の専門知識がザイリンクスにもたらされた。現在は、コミュニケーション テクノロジ ディビジョン (CTD) 内の専門チームが、Serial Tsunami の構想を実現するための研究開発プロジェクトに全精力を注いでいる。

ザイリンクスの社長兼 CEO ウィム・ロレンツ (Wim Roelandts) は、「ザイリンクスがマルチギガビット システムをサポート可能にする RocketIO の根底にあるテクノロジは、ロケットサイエンスであり、外部の IP プロバイダからライセンス契約で導入できるような簡単なものではありません。社内にテクノロジを確保することは、我々の戦略にとって極めて重要であり、デザイナに包括的で拡張性に富み、コスト効率に優れたソリューションを提供することにより、シリアルを業界の主流テクノロジにしていくという目的があります」と述べている。

さらにウィム・ロレンツは「重要なシリアル インタフェース スタンダード向けプログラマブルな 3.125Gbps トランシーバと IP コアを提供するプラットフォーム デバイスを出荷している唯一の FPGA ベンダとして、我々のアプローチが期待通りの成果を挙げていることは明らかです。我々はシリアル コネクティビティにおける業界でのリードを拡大し続けて参ります。今後数カ月以内に発表される予定のさらに多くのエキサイティングな開発を楽しみにしていただきたい」と語った。

パラレルからシリアルへの業界の広範囲な移行を加速
アナリストの多くは、シリアル I/O 化への移行は避けられないと見ている。なぜならパラレル I/O 構成は、1Gbps 以上の速度領域では物理的な制限を受け、複数信号間の同期を確保できる高信頼度でコスト効率に優れた手段を提供できなくなるからである。シリアル I/O ベースのデザインは、デバイス ピン数の削減、ボード スペースの削減、プリント配線板 (PCB) の層数の低減、PCB レイアウトの簡略化、コネクタ数の減少、EMI (電磁波干渉) の低減、耐雑音性の向上など、従来のパラレル実行に比較して多くのメリットをもたらす。

Serial Tsunami イニシアティブを通じて、ザイリンクスはプラットフォーム FPGA がサポートするネットワーキング、通信および企業ストレージなど市場に対して、広範囲なシリアル システム アーキテクチャのソリューションを提供している。これらのソリューションには、シリアル バックプレーン トランシーバ (シングルおよびクワッドの 3.125Gbps トランシーバ) 、テレコム用トランシーバ (SONET OC-48 および OC-192) 、企業ストレージ トランシーバ (Fiber Channel、Ethernet) およびネットワーキング トランシーバ (Gigabit Ethernet、10Gb Ethernet、および InfiniBand) などが含まれている。 市場調査会社の RHK が発表した「2002 Switching & Routing and Optical Transport Semiconductors」と題するレポート、および Electronic Trend Publications 社のレポート「2002 Advanced Bus and Interface Markets and Trends」によれば、これらのシリアル トランシーバ関連の市場規模は 2005 年には 17 億ドルを超えるものと予測している。

Electronic Trend Publications の主席アナリスト、Steve Berry 氏は、「ザイリンクスはその卓越したテクノロジと戦略的企業提携の成功によって、シリアル インタフェースへの移行において業界リーダの地位を確立している。システム設計者は、バンド幅、ピン カウント、消費電力、およびシグナル インテグリティなどで劇的な改善を経験することになるだろう」と語っている。

光トランシーバ ソリューションのリーディング サプライヤである Ignis Optics 社 (本社:カリフォルニア州サンノゼ) の CEO の Michael Lebby 氏は、「ザイリンクスの Serial Tsunami イニシアティブにより、当社のシリアル インタフェースを備えたシングルモード装着型オプティックスのロードマップが実現可能なものとなった。最近開催された NFOEC (National Fiber Optic Engineers Conference) の展示会において当社は、Virtex-II Pro FPGA を使用し光ファイバを通して OC-48 SONET トラフィックを伝送するというデモンストレーションを行った。このデモを通して、当社のスケーラブルな I/O-PKG™ ベース モジュールを組み合わせたザイリンクスの Platform FPGA ソリューションの多機能性と融通性をはっきりと示すことができた。当社は 10Gbps シリアル伝送を、将来技術の潮流であると見ており、Ignis 社はこのトレンドに対して装着型 XFP 光トランシーバで対応しようとしている」と述べている。

ザイリンクスは、最新のテクノロジとデザイン ツールとの相互動作性およびアクセス可能性を保証するために、シリアル テクノロジ スタンダードを推進する主要な業界団体の活発なメンバであることに加え、いわば全体として「エコシステム」ということができるパートナ (EDA、リファレンスデザイン、IP などのベンダ) のネットワークを拡張し、強化しつつある。

Virtex-II シリーズ FPGA - 究極のコネクティビティを実現するプラットフォーム
従来のパラレル I/O インタフェースに比べて多くの利点を有する高速シリアル I/O インタフェースは広く受け入れられていた。しかし、これまでデザイナは、柔軟性に富み、コスト効率に優れ、汎用性があるシリアル I/O シリコン サポートがなかったこと、発展段階のコネクティビティ スタンダードが多様に存在するという複雑さからどのインタフェースが勝者となるかがはっきりとしなかったこと、および従来型インタフェースのシステム サポートを維持しながらパラレルからシリアルへ移行する経路が明らかではなかったことなど、様々な問題に直面していた。

ザイリンクスの Platform FPGA は、優れたパフォーマンス、IP コア、機能およびプログラマビリティの組み合わせによって、パラレルからシリアル コネクティビティへの移行を図る企業に対して究極的な橋渡しの能力を提供する。ザイリンクス Platform FPGA におけるプログラマビリティと複数のパラレルやシリアル スタンダードのサポート力によって、ザイリンクスの IC は、次々に作られる新しい標準仕様を即座に採用することができるユニークなものとなっている。

ザイリンクスについて
ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX) は、プログラマブル ロジック ソリューションを提供する世界的なリーダである。1984 年に創立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ。日本においては、1989 年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っている。同社についての詳細な情報は日本語対応ホームページ http://www.xilinx.co.jp で公開されている。

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