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プレスリリース

FOR IMMEDIATE RELEASE
2009 年 2 月 3 日

ザイリンクス、コストに厳しい電子システムに低消費電力・高速コネクティビティを
提供する新しい Spartan-6 FPGA ファミリを発表

従来比 50 %以下の消費電力で 2 倍の能力を備え、コストに厳しい広範囲な用途向けに
ユビキタスな標準インターフェイスを多数搭載した Spartan-6 FPGA を開発

経済状況が電子機器市場に "do more with less" という圧力を強める中、ザイリンクス社は 2 月 2 日 (米国時間)、設計チームに "do more with less" で実現可能な低コスト FPGA ファミリの次世代版である Spartan®-6 ファミリを発表した。現在サンプル出荷中の新しい Spartan-6 FPGA ファミリは、民生機器、自動車、監視装置、ワイヤレス通信、その他のコストに厳しい市場を対象とした革新的な製品の開発に対して、コスト、消費電力、性能、開発ツール サポートの最適なバランスを提供する。コネクティビティ (接続性) と低消費電力に重点をおいて開発された最新の低コスト FPGA ファミリは、システム開発者に新しい機能の要求条件を満たしながら、同時に従来のデバイスの半分以下のシステム コストで低消費電力化を実現し、より環境にやさしい「グリーンな」製品を提供することができる。

ザイリンクスは同時に、次世代の高性能 Virtex®-6 FPGA ファミリの発表も行っている。(同時発表のプレスリリース「 Virtex-6 FPGA ファミリ」を参照のこと。) ザイリンクスの Virtex-6 および Spartan-6 FPGA ファミリはプログラマブルなシリコン基盤として、ターゲット デザイン プラットフォームと呼ばれるザイリンクス、およびサード パーティが新しい開発手法や強力な IP を、今日の経済状況下において、予算の縮小、マーケットの要求、技術的な挑戦に対応するための統合化されたハードウェアおよびソフトウェア プログラマビリティを要求する電子機器メーカに対し、提供するものである。両ファミリとも、開発ツールと、デジタル信号処理 (DSP)、高速コネクティビティ、組込みシステム アプリケーションのためのザイリンクス エンジニアリング サービスのサポートを含んでいる。

Spartan FPGA シリーズの第 6 世代目にあたる Spartan-6 FPGA ファミリは、実績のある低消費電力 45 nm、9 層メタル配線、デュアル オキサイド プロセス技術によって製造されている。この新ファミリは低リスク、低コスト、低消費電力、高性能の最適なバランスを提供する。Spartan-6 FPGA ファミリの効率的なデュアル レジスタ 6 入力 LUT (Look Up Table) ロジック構造は、すでに実績のある Virtex アーキテクチャを強化し、プラットフォーム間の適合性の確保とシステム性能の最適化を可能にする。DSP スライス、高速トランシーバ、PCI Express インターフェイス コアなどを始めとしたシステム レベルの組込みブロックの豊富な選択肢も、Virtex シリーズをベースとしており、より高いシステム レベルの集積化を容易にしている。

新しい Spartan-6 FPGA ファミリは、自動車インフォテイメント、フラット パネル ディスプレイ、ビデオ監視システムなどコストと消費電力に厳しい市場向けに製品の差別化が可能な技術が適用されている。新しい高性能なハードコアで内蔵されたメモリ コントローラ コアは DDR、DDR2、DDR3、モバイル DDR メモリをサポートするのに加えて、最高 DDR2/DDR3 800 (400 MHz) をタイミング、および性能を実現するためにハード化されたマルチ ポート バス構成をサポートしている。デザイン ウィザードを使って、Spartan-6 FPGA でメモリ コントローラの構築を簡単な方法で実現することができる。

先進的な消費電力管理技術と、より消費電力を抑えることができる 1.0 V コア オプションにより、この新しい Spartan-6 FPGA ファミリは従来の Spartan ファミリに比べて 65 %の低消費電力化を達成することができる。高速で柔軟性に富む I/O インターフェイスは、3.3 V 電源系との適合性を備えており、メモリ アクセス バンド幅で 12 Gbps 以上を実現可能である。また、Spartan-6 FPGA デバイスは「よりグリーンな」RoHS 指令適合 Pb フリー パッケージに封入されている。

Spartan-6 FPGA のドメイン最適化
Spartan-6 ファミリは価格に厳しい大量需要アプリケーションにおける厳しい市場要求条件に合致するように、異なる機能の組み合わせを提供する特定ドメインごとに最適化された 2 種類の FPGA プラットフォームで構成されている。

    Spartan-6 LX FPGA : 低コスト性が絶対的に要求されるアプリケーション用に最適化されたプラットフォーム。このデバイスは、最高 15 万のロジック集積度、4.8 M ビットのメモリ、ハードコア メモリ コントローラを搭載し、DSP ブロックのような使いやすく高性能なシステム IP の利用が可能で、革新的なオープン スタンダード ベースでのコンフィギュレーションが可能となっている。
    Spartan-6 LXT FPGA : LX プラットフォームを拡張して最大 8 個の 3.125 Gbps GTP トランシーバと PCI Express 対応コアを搭載したプラットフォーム。実績のある Virtex テクノロジをベースに開発され、業界で最も低いリスクと低コストのシリアル コネクティビティ ソリューションを提供する。

Spartan-6 デバイスが適しているコストに厳しいアプリケーション分野の主な例は以下のとおりである。

    車載インフォテイメント : Spartan-6 FPGA は優れたコスト効率と高い性能を備えており、ユーザにとりより魅力的な機能や変化する顧客の要求条件に迅速に対応できる柔軟性を提供する。Spartan-6 FPGA は車載情報およびインフォテイメント システムの開発者に対して、内蔵の DSP、ロジック、メモリを用いてグラフィックス処理のカスタム化に自由度を加えたりアルゴリズムのアクセラレータとして、ビデオ処理性能の改善を自由にすることができる。開発者はボード設計を単純化し、ホスト プロセッサとインターフェイスをとるために内蔵された PCI Express ブロックや高速シリアル トランシーバを用いることにより外付け素子を不要にすることが可能である。外部 DDR3 メモリ内のビデオやデータ ストレージへの簡単なアクセスは、内蔵メモリ コントローラを用いることによって実現されている。システム消費電力を 70 %も低減することができる Spartan-6 FPGA の電力管理技術を用いることにより、開発者はエンジニアリングの生産性向上と 50 %にも達するシステム コストの低減に加えて、厳しい消費電力割り当て要求を満たすことも可能である。
    フラット パネル ディスプレイ : Spartan-6 FPGA は特定用途向け集積回路 (ASIC) に対するコスト効率に優れた代替ソリューションであり、これを用いることによりデジタル TV メーカはかつて見られなかった短い製品ライフ サイクル内でより優れた映像クオリティを提供するディスプレイを迅速に開発し、市場に供給することができる。Spartan-6 FPGA は、内蔵されたスペクトラム拡散・クロッキングにより、タフな性能と電磁スペクトラム (EMI) の低減目標を容易に達成することができる。これらのデバイスは消費電力を 50 %以上も低減し、熱の管理を簡単化し、総合的システム コストを低減するだけでなく、システムの信頼性を大幅に向上することも可能である。Spartan-6 FPGA を用いることにより開発者は、3.125 Gbps GTP トランシーバを使った Display Port インターフェイスや、最適化されたメモリ管理ユニット (MMU) や高性能な浮動小数点ユニット (FPU) を備えた高性能 MicroBlaze™ ソフト プロセッサを用いて、より精細なリアル タイムでのダイナミック バックライト制御機能を構築することで、先進的なパネル ディスプレイ能力と、拡張性に優れたシステムを構築することができる。
    ビデオ監視システム : Spartan-6 FPGA は標準解像度および高精細解像度の画像処理、ビデオ解析装置、高速・高効率伝送を行うためのマルチ チャンネル ビデオ エンコーディング装置などの要求条件に対処できる理想的な性能と柔軟性を提供する。設計者は、組込み DSP スライスをベースとした高度な並列処理を用いて、フル フレーム レートで本来の解像度の画像データを処理できるシステムを開発することができる。また、コスト効率のよい、カスタム化された MicroBlaze ソフト プロセッサを用いてビデオ解析を行うことも可能である。これらの先進的な機能に対応するだけでなく、Spartan-6 FPGA は従来ソリューションと同じ機能を最高 33 %の低コストで、さらに先進的な電力管理技術を用いたり、Power over Ethernet (PoE) から電源を供給することにより 50 %以上の低消費電力化を図ることもできる。

供給体制
デバイスの詳細情報とソフトウェア サポートはすでに Spartan-6 のアーリー アクセス プログラムを通して利用可能となっている。Spartan-6 デバイスは現在サンプル提供中である。
完全に統合化されたソフトウェア サポート、検証済みの IP、リファレンス デザイン、開発ボード、開発キットを含むザイリンクスのターゲット デザイン プラットフォームは 2009 年下半期に利用可能となる予定である。ザイリンクスのエンジニアリング サービスのサポートもエンジニアリング リソースと一緒にすでに利用可能となっており、顧客の設計チームの補強、専門家による設計面のアドバイス、FPGA の最適化の支援などを行っている。詳細については Web サイト http://japan.xilinx.com/services を参照のこと。

システム アーキテクチャ、システム デザイン マネージャ、エンジニアは新しい Spartan-6 に関する詳細情報、または設計を開始するための情報を Web サイト http://japan.xilinx.com/6 から入手可能となっている。

*Spartan-6 ファミリの画像は以下の URL で公開している。
http://japan.xilinx.com/japan/j_prs_rls/2009/images/s6.jpg

※ このプレス リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

ザイリンクスについて
ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX) は、プログラマブル ロジック ソリューションを提供するリーダである。1984 年に創立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ。日本においては、1989 年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っている。2009 年は米国本社設立 25 周年、日本法人設立 20 周年となる。同社についての詳細な情報は Web サイト http://japan.xilinx.com/ で公開している。

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