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プレスリリース

FOR IMMEDIATE RELEASE
2009 年 4 月 28 日

ザイリンクス、ターゲット デザイン プラットフォーム向けの
特定ドメイン最適化メソドロジの導入により FPGA 設計の進化を加速

新しい ISE Design Suite 11 がエンベデッド、DSP およびロジック分野の設計者向け
FPGA 開発ツールと知的財産の実現の業界標準を確立

ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ) は 4 月 27 日 (米国時間)、FPGA 開発ソリューション ISE® Design Suite 11 の出荷を開始したと発表した。これは、ロジック、DSP (デジタル シグナル プロセッシング)、エンベデッド プロセッシング、およびシステム レベルの設計において利用できる、相互運用性が高い特定ドメイン最適化設計フローおよびツール構成を業界で初めて実現した FPGA 開発ソリューションである。ISE Design Suite 11 のリリースは、多様なマーケットやアプリケーションをターゲットとする FPGA ベースのシステム オン チップ ソリューションの開発に利用できる、よりシンプルで高度な設計メソドロジを持ったターゲット デザイン プラットフォームの実現へ向けて大きな一歩となる。

数々の賞を受賞し好評なザイリンクス ISE Design Suite の最新版である ISE Design Suite 11 は、特定ドメインに最適化した 4 つの設計コンフィギュレーション (ロジック エディション、DSP エディション、エンベデッド エディション、システム エディション) を用意することにより、極めて多様なユーザ コミュニティに高度な FPGA 設計テクノロジを提供するうえで、新天地を切り開くものである。どのエディションも、ユーザ プロファイル (エンジニア ペルソナ) や特定ドメイン最適化メソドロジ、設計環境の要件に応じてチューンナップした完全な FPGA 開発フローを提供するので、設計者は、付加価値が高く、差異化による競争力の優れた製品アプリケーションの開発にエネルギーを集中することが可能になる。

ISE Design Suite 11 ではまた、ザイリンクス ターゲット デザイン プラットフォームとともに提供される基礎レベルの FPGA および特定ドメイン最適化ツールや、テクノロジ、IP (知的財産) コンポーネントも、新機能が追加され使い勝手が向上している。ザイリンクスが新製品 Virtex®-6 および Spartan®-6 FPGA ファミリの発売と同時に導入したターゲット デザイン プラットフォームによって、エンベデッドや DSP、ハードウェアなどの設計者は、さまざまなオープン スタンダードや、広く用いられている設計フロー、IP、開発ツール、ランタイム プラットフォームがサポートする多種多様なシリコン デバイスにアクセスできるようになる。ISE Design Suite 11 は開発サイクルを最大で 50 %短縮し、動的消費電力を平均 10 %削減するほか、現行世代の Virtex-5 および Spartan-3 FPGA をベースとする設計においてツールのパフォーマンスを倍加し、早期アクセス顧客 (アーリ アクセス カスタマ) が最新の Virtex-6 および Spartan-6 デバイスをベースとしたターゲット デザイン プラットフォームによる設計作業を開始することを可能にする。

ザイリンクスの ISE Design Suite 担当上級マーケティング ディレクタであるトム・ファイスト (Tom Feist) は次のように述べている。「さまざまな設計分野の技術者が新たに FPGA を利用するようになっており、彼らはそれぞれまったく異なる観点から設計にアプローチしています。ひとつの設計フロー、ひとつの設計環境だけですべての設計者のニーズを満たせるという期待は持てなくなっているのです。ザイリンクスの ISE 11 はこうした現実を踏まえ、設計者の仕事の進め方を反映したターゲット デザイン プラットフォームとともに設計者が求めるツールを提供して、設計者がコンセプトから生産へと可能な限り迅速に進めるようにしました。特定ドメインに最適化するこうしたアプローチによって、FPGA 設計ツールの相互運用性について新しい基準が確立されたのです。しかもこの基準は、2 年以上にわたる研究開発と、早期アクセス顧客による徹底したベータ テストによって裏打ちされています」。

Atomic Rules LLC の CTO (最高技術責任者) であるシェパード・シーゲル (Shepard Siegel) 氏は次のように述べている。「ISE Design Suite 11 は設計環境の完全性という面で大きく進歩しており、FPGA を扱いたいと考えているあらゆるタイプの設計者が利用できます。わが社で ISE Design Suite 11 のリリース前のバージョンを 5~6 件の設計案件で実際に使ってみたところ、プロジェクトのすべての面で大幅な改善が実現できました。ランタイムが 3 分の 1 短縮されたほか、使用効率と Fmax 性能も 10 %向上しました」。

ドメインに最適化した設計コンフィギュレーション
ISE Design Suite 11 はいずれのエディションも、ザイリンクス独自のテクノロジを基盤とし、設計のエントリやシンセシス、実装、検証の全工程にわたる設計環境を提供するだけでなく、業界を代表するサード パーティのシンセシスおよびシミュレーション ソリューションとの統合も可能である。このように、設計者が自分のメソドロジおよびザイリンクス ターゲット デザイン プラットフォームに最適なコンフィギュレーションを選ぶことができるため、最高の生産性、最短の設計所要期間、そして最高の品質が実現できる。

  • ISE Design Suite Logic Edition は、ザイリンクス ベース ターゲット デザイン プラットフォームによるロジックおよびコネクティビティ設計に最適化されており、以下が含まれる。ISE Foundation、ISE Simulator、PlanAhead™ Design and Analysis Tool、ChipScope™ Pro Debug and Serial I/O Toolkit、広範な基本 IP カタログ、ビットストリーム ジェネレーション / デバイス プログラミング ユーティリティ。
  • ISE Design Suite DSP Edition は、ザイリンクス DSP ドメイン ターゲット デザイン プラットフォームによるアルゴリズム、システムおよびハードウェア開発に最適化されており、以下が含まれる。System Generator for DSP、AccelDSP™ Synthesis Tool、DSP 関連 IP に加え、ロジック エディションに含まれるすべてのベース レベル FPGA 設計ツールおよびテクノロジ。
  • ISE Design Suite Embedded Edition は、ザイリンクス エンベデッド ドメイン ターゲット デザイン プラットフォームによるエンベデッド システム設計 (ハードウェアとソフトウェア プログラミングを含む) に最適化されており、以下が含まれる。Embedded Development Kit (EDK) および Platform Studio Design Suite、Software Developers Kit (SDK、現在はスタンド アロン製品としても入手できる)、MicroBlaze™ ソフト プロセッサを含むエンベデッド関連 IP に加え、ロジック エディションに含まれるすべてのベース レベル FPGA 設計ツールおよびテクノロジ。
  • ISE Design Suite System Edition は、ザイリンクス コネクティビティ ドメイン ターゲット デザイン プラットフォームによるシステム設計に最適化されており、以下が含まれる。ロジック エディション、DSP エディションおよびエンベデッド エディションのすべてのツール、テクノロジおよび IP。

生産性の向上、設計の高速化、結果の改善
ザイリンクスはさらに、設計プロセス全体に渡るツール間コミュニケーションの改善、すべての設計コンフィギュレーション間のシームレスな相互運用性の確保、EDA 業界標準である FLEXnet ライセンス管理ソリューションの採用により、ISE Design Suite 11 を画期的なパフォーマンスの実現と消費電力・コストの削減を可能にする製品とした。

エンベデッドと DSP のフローをより緊密に統合することによって、エンベデッド、DSP、IP およびカスタム ブロックを単一システムに統合することが容易になっている。設計フローのすべてのステップが最適化されているため、「1 日あたりのデザイン試行数」(設計作業の反復) を増やすことができるほか、新しいマルチスレッド 配置配線機能、分散処理テクニックの利用を可能にする SmartXplorer および ExploreAhead のサポート、コンパイルとインクリメンタル ランタイムの速度を倍加しタイミング クロージャを加速する第 2 世代 SmartGuide™ テクノロジといった特徴も備えている。ISE Design Suite 11 はまた、すべてのエディションで PlanAhead デザイン解析ツールの全機能を利用できるので、高度な消費電力最適化アルゴリズムを実現でき、設計作業の可視性をこれまでになく高めることができる。設計者が実装結果の評価・分析・最適化をより効果的に行なえるため、パフォーマンス、デバイス利用率、設計品質をすべて向上させることが可能になる。

さらに ISE Design Suite 11 のユーザは、インストールのカスタマイズとライセンス使用のモニタリングを可能にする柔軟性を活用できる。新しく導入したフローティング ライセンスにより、複数の場所の複数のユーザが単一のライセンスにアクセスできるので、大規模な設計組織や分散設計組織にも低コストで対応でき、プロジェクト コストを全般的に下げることができる。ノード ロック式ライセンスも用意されているので、使用を 1 台のマシンに限定することもできる。

価格設定と供給体制
特定ドメインに最適化した ISE Design Suite 11 は、現在入手可能な Virtex-5 および Spartan-3 FPGA ファミリをサポートしている。Virtex-6 および Spartan-6 FPGA のサポートは ISE Design Suite 11.1 では、アーリ アクセス プログラムを通して可能であり、全ユーザが使用可能になるのは ISE Design Suite 11.2 の発表以降になる。
ISE Design Suite 11 ノード ロック ライセンスの米国標準価格は、ロジック エディションが 2,995 米ドル、エンベデッド エディションが 3,395 米ドル、DSP エディションが 4,195 米ドル、システム エディションが 4,595 米ドルとなっている。フローティング ライセンスのオプションも可能である。顧客は ISE Design Suite 11 のフル機能 30 日評価版をザイリンクスの Web サイトから無料でダウンロード可能である。ISE 11 ソフトウェア スイートに関するさらに詳細な情報は http://japan.xilinx.com/ISE で公開している。

※ このプレス リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

ザイリンクスについて
ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX) は、プログラマブル ロジック ソリューションを提供するリーダである。1984 年に創立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ。日本においては、1989 年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っている。2009 年は米国本社設立 25 周年、日本法人設立 20 周年となる。同社についての詳細な情報は Web サイト http://japan.xilinx.com/ で公開している。

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