FOR IMMEDIATE RELEASE
2010 年 1 月 8 日
Spartan-6 ベースの民生用 DTV ターゲット デザイン プラットフォームにより
差別化されたビデオ アルゴリズムと
新世代デジタル インターフェイス規格との統合が容易に
ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 1 月 7 日 (米国時間)、インターナショナル コンシューマ エレクトロニクス ショー (CES) において、低コストかつ低消費電力のザイリンクス Spartan®-6 FPGA ファミリを用いた最先端の DTV (デジタル テレビ) ソリューションの設計に最適化された、初のマーケット特化ターゲット デザイン プラットフォームを発表した。ザイリンクスの 民生用 DTV ターゲット デザイン プラットフォームは、DisplayPort、V-by-One®HS、HDMI、LVDS など最新のビデオ インターフェイス規格に対応する先進的なビデオ アルゴリズムの開発を効率化するものである。
DTV の OEM 企業は、このプラットフォームを利用すると、高品位 TV 画質でより価値の高い差別化フィーチャーを搭載する民生用デジタル ディスプレイを迅速に市場投入できるようになる。標準的な LCD、PDP 製品から最新の有機 EL ディスプレイ (OLED) や 3DTV システムまで、さまざまな DTV アプリケーション向けに最適化されたハードウェア プラットフォームとソフトウェア プラットフォームを使用して、複数の ASSP (特定用途向け IC) が持つ機能すべてを、ひとつの Spartan-6 デバイス内に統合することが可能である。ザイリンクスは、この新しい DTV プラットフォームを 1 月 7 日から 10 日まで米国ラスベガスで開催される CES で展示を行う (ラスベガス コンベンション センター、サウス ホール 4、ブース 35162MP)。
ザイリンクスの民生品分野のマーケティング担当ディレクタであるハリー ラフトポーロス (Harry Raftopoulos) は、「フラットパネル ディスプレイの時代において、DTV 製造メーカーには卓越した革新性と俊敏性が求められます。DTV 製造メーカーは、資金面や知識面において高度なビデオ アルゴリズムを産み出し得るリソースを持ってはいますが、マーケットの競合がさらに激化して行くなかで、より少ないリソースや予算、よりタイトなスケジュールで製品を差別化しなければならないという課題に直面しています。ザイリンクス Spartan-6 FPGA 搭載の民生用 DTV プラットフォームは、新しいコンシューマ ビデオ プラットフォームやデジタル規格が次々にリリースされるペースに遅れを取らないためのデザインの柔軟性と、コストや消費電力の条件が厳しいアプリケーションに最適化されたプログラマブル ハードウェアを提供します」と述べている。
民生用ビデオ アプリケーションに最適化
ザイリンクスは現在、大手 DTV OEM 製造企業に対し、プログラマブル ロジック サプライヤのなかで最も多くの FPGA を出荷している。Spartan-6 FPGA コンシューマ ビデオ キットにより、次世代プログラマブル テクノロジとより優れたデザイン手法を提供するザイリンクスの民生用 DTV ターゲット デザイン プラットフォームは、こうしたマーケット リーダシップをさらに強化するものである。東京エレクトロン デバイス株式会社と共同で開発し同社の inrevium ブランドとして提供されるこの新しい開発キットは、箱から出せばすぐにデザインに取りかかれるよう、設計に必要なすべてのハードウェアとソフトウェアが高度に統合され優れたスケーラビリティを備えている。キットには、Spartan-6 LX150T FPGA 搭載のベース ボードをはじめ、業界標準の FPGA メザニン カード (FMC) 仕様 *1 に準拠した数枚のドータ カード、新しいディスプレイ インターフェイスやデファクト スタンダードのディスプレイ インターフェイスをサポートするザイリンクスおよび東京エレクトロンデバイスのソフト IP、ソフトウェア環境である ISE® Design Suite Embedded Edition、およびターゲット リファレンス デザイン各種が含まれている。
*1 FPGA メザニン カード (FMC) は VITA の仕様である。
カスタマイズ可能なターゲット リファレンス デザイン
キットに付属するターゲット リファレンス デザインは、Spartan-6 FPGA の高速コネクティビティと低消費電力といった特徴を活用し、シングル チップ システムを実現することによって、ASSP をベースとするマルチ チップ ソリューションと比べて、部品コストを削減しながら消費電力、スペース、冷却手段の削減と性能の向上を実現する。DDR2 メモリ インターフェイスのサポートと、Spartan-6 LX150T デバイスに内蔵された電力最適化シリアル トランシーバにより、DisplayPort、V-by-One HS、HDMI、PCI Express®、LVDS といった高速ビデオ インターフェイスの設計やデバッグと統合が可能になる。
ターゲット リファレンス デザインは、ベース開発ボードと FMC ドータ カードとを組み合わせることにより、民生用 DTV やデジタル スチル カメラ、ビデオ カメラ、産業用監視機器などの開発に直ちに利用できる。デザイン サンプルが複数添付されており、Spartan-6 FPGA をベースとするビデオ アプリケーションのコンパイルやデバッグ、プロファイリングのためのベスト プラクティスを利用できるほか、最終製品を最大限差別化するためのデザインのカスタマイズ手法が理解できる。
スケーラブルな開発環境
RoHS に準拠したベース ボードは、Spartan-6 LX150T デバイスと 4 つの FMC コネクタを備えており、DisplayPort 1.1、V-by-One HS、HDMI 1.3、1.05 Gbps LVDS をサポートするドータ カードに画質向上アルゴリズムを統合することが可能になる。このプラットフォームを利用することにより、ASSP や ASIC を用いた通常のソリューションよりも早い段階でシリコン内のビデオ アルゴリズムの評価と修正が可能になるだけなく、製品の開発や製造の全プロセスを通じてシステムの更新が容易なため、最新のビデオ規格や独自アルゴリズムを組み込むことも容易になる。
価格設定と販売体制
Spartan-6 FPGA コンシューマ ビデオ キットは、フル機能版とエントリー レベル版の 2 つのコンフィギュレーションが直ちに入手可能で、ザイリンクスの販売代理店である東京エレクトロンデバイスより 30 日間限定で特別価格での提供を行う。全機能を含むキットは 2,495 米ドルで、DisplayPort や V-by-One HS、HDMI、LVDS ドータ カードを同梱している。エントリー レベル キットは LVDS ドータ カードを同梱し、1,255 米ドルで提供される。いずれのコンフィギュレーションも、ドキュメンテーション一式、ケーブル、電源が付属しており、直ちに使い始めることができる。キットに含まれる ISE Design Suite Embedded Edition は Spartan-6 LX150T-FG676 FPGA 専用となっている。Spartan-6 FPGA コンシューマ ビデオ キットに関するさらに詳しい情報は、http://japan.xilinx.com/s6cvk を参照されたい。
民生機器市場のザイリンクス
ザイリンクスはプログラマブル ロジック ソリューションの世界的リーダで、高品位デジタル ビデオや高性能イメージ プロセッシング、ハイスピード コネクティビティを用いる量産民生電子機器の市場に、価格や消費電力、機能の最適なバランスを提供している。このような最適なバランスとともに提供されるザイリンクスのターゲット デザイン プラットフォームは、高画質デジタル ディスプレイやセットトップ ボックス、多機能プリンタ、デジタル カメラ、デジタル ビデオ カメラ、ポータブル ハンドヘルド デバイスなどの開発と製品の差別化を容易にするものである。低コストで革新的なデジタル イメージング製品の市場投入までの期間を短縮する方法についてなど、さらに詳しい情報は http://japan.xilinx.com/consumer を参照されたい。
※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Spartan、ISE などそのほか本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびそのほか各国のザイリンクス社の登録商標または商標です。PCI Express は PCI-SIG の商標で同社のライセンス規約に基づいて使用されます。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。
ザイリンクスについて
ザイリンクス社 (NASDAQ : XLNX) は、プログラマブル ロジック ソリューションを提供するリーダである。1984 年に創立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ。日本においては、1989 年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っている。詳細な情報は Web サイト http://japan.xilinx.com/ で公開している。