| ホーム
: 会社情報 / プレス : プレス
ルーム : プレス リリース :
日本発表のプレス リリース
日本発表のプレス
リリース

FOR IMMEDIATE RELEASE
2005 年 2 月 22 日 |
|
ザイリンクス、
プログラマブルな次世代携帯電話基地局向けソリューションを発表
フィールド アップグレードが可能でフレキシブルかつ低コスト化を実現、
携帯電話の世代交代にも柔軟に対応
プログラマブル ロジック ソリューションの世界的リーダであるザイリンクス社は 2 月 14 日 (米国時間)、3GSM World Congress で、無線基地局の仕様変更に柔軟に対応でき、「将来を保証する (Future-proof)」プログラマブルなソフトウェアと IP ソリューションを発表した。これは従来の ASIC ソリューションに対抗可能な、柔軟性に富み、コスト効率に優れたソリューションであり、このテクノロジを用いることにより、新製品の迅速な市場投入が可能、NRE (Non-Recurring Engineering: 追加開発) コストが不要、フィールド (現場) でのアップグレードが可能などのメリットにより開発投資と運用経費を大幅に低減できるとしている。
リモート アップグレード機能により、サービス プロバイダはコストがかかるトラック ロール (業者が機器の取り付けのために顧客のところに出張するサービス) およびハードウェア開発を行うことなく、基地局の寿命を大幅に延ばすことが可能になる。たとえば、バグ訂正の実行、新サービスの展開、およびシステム性能のチューニングなどは、リモート ソフトウェア ダウンロードによりザイリンクスのデバイスを新しい要求条件に合わせて再プログラムすることができる。数万もの基地局で構成される無線ネットワークの場合、通信事業者はザイリンクスのソリューションを活用することで運用経費の節約、例えば 1 回の基地局ネットワークのアップグレードで少なくとも 1,000 万ドルの節約が可能であり、大きな経済効果が期待できる。
韓国のソウルに本社をおく無線機器および民生エレクトロニクスの大手企業である LG Electronics 社のシステム事業部でワイヤレス システム上級エンジニアを務めるワン・ラエ・キム (Wang Rae Kim) 氏は「我々のワイヤレス デザインはプログラマブル ロジック デバイスが持つ性能を最大限引き出しています。高集積化された DSP 機能が我々のデザインを効率的にし、性能のニーズに対して優れたコスト効率で対応可能であるため、ザイリンクスの Virtex-4 デバイスを選択しました」と述べている。
無線基地局用半導体のビジネス チャンス
市場アナリストは、無線基地局用半導体デバイスの世界市場は 2003 年の 27 億ドルから 2008 年には 56 億ドルへ成長するものと見ている。市場調査会社 iSuppli (アイサプライ) 社で主任アナリストを務めるジョーダン・セルバーン (Jordan Selburn) 氏は、この市場セグメントにおける FPGA/CPLD の売上は 2 億 2,200 万ドルから 3 億 8,200 万ドルへと増加すると予測している。2003 年の無線基地局関連市場規模は、トータルで 270 億ドルとなっており主なプレーヤは Alcatel、Ericsson、Lucent、Motorola、および Siemens であり、これら 5 社で全体の約 80 %を占めていた (出典: ABI Research)。
調査会社 Forward Concepts 社の社長で主任アナリストでもあるウィル・ストラウス(Will Strauss)氏は「新しいデータ サービスの展開、および目まぐるしく変化するロードマップはワイヤレス半導体ソリューション プロバイダに新たなチャレンジとなっています。今日の無線基地局は、挑戦的な価格ポイントと消費電力の大幅な低減に加えて、従来にない画期的な柔軟性と高い性能レベルを要求しています。しかし、これらのチャレンジは FPGA によって解決することができるでしょう」と語っている。
無線基地局産業に対応する組織編成
産業界が高成長の時代からより穏やかな成熟した時代へと移行するに従い、低コスト化の圧力は無線基地局を始めとしてインフラストラクチャのあらゆる局面で高まっている。次世代無線基地局が克服しなければならないチャレンジは、新しいサービス、プロトコル、および変化する加入者の利用形態をサポートするために新機能を追加しながら、同時にチャネルあたりのコストを継続的に下げていくことである。ザイリンクスは次の 3 つの社内主要事業部、すなわち通信技術事業部 (CTD: Communications Technology Division)、デジタル信号処理事業部 (DSP: Digital Signal Processing Division)、およびエンベデッド プロセッシング事業部 (EPD: Embedded Processing Division)の 協力と専門的知識を通じてこれらのニーズに対応し、無線基地局に向けたエンド ツー エンドのハードウェアおよびソフトウェア ソリューションを開発し提供する。
ザイリンクスは、無線基地局の高周波、ベースバンドおよび送信回路の各モジュールに対する開発投資と運用経費を低減しながら、顧客の開発期間の短縮を支援しています。そのために、全社的な次世代無線基地局イニシアティブの一部として、重要なビルディング ブロックの作成に 10,000人時間以上のリソースを投入している。これらのソリューションは業界をリードする Virtex-4 マルチプラットフォーム FPGA ファミリをベースとしている。Virtex-4 マルチプラットフォーム FPGA ファミリは、無線サービス プロバイダからの、変化が多く他社との差別化を図ったトラフィックの要求条件をサポートしながら規模拡大にも効率的に対処するため、優れた柔軟性と画期的な性能を最も低いコストで提供する。
ワイヤレス市場に対する理想的なシリコン ソリューション
革新的な ASMBL (Advanced Silicon Modular Block) アーキテクチャ、および 90nm トリプル酸化膜テクノロジによって可能となった Virtex-4 FPGA は、無線基地局業界に対して、現在利用可能な他の FPGA ファミリと比べても、より多くの選択肢、より高い性能、そして低消費電力性を提供している。1 秒間に最高 2,560 億回の積和演算 (MAC: Multiply and Accumulate) が可能な Virtex-4 ファミリは、基地局および高周波モジュール デザインの重要な要素を構成するのに最適な、プログラマブルな並列 DSP 処理機能を提供する。従来の FPGA に比べて DSP の性能対コスト比で 10 倍高く、消費電力を XtremeDSP スライスあたり 23μW/MHz に大幅に低減するユニークなマイクロパワー アーキテクチャを採用した Virtex-4 SX はプログラマブル DSP のための理想的なコ プロセッサである。Virtex シリーズの FPGA は、デジタル プリディストーションおよびクレスト ファクタ リダクション等のアプリケーションのために現在世界中の数千の基地局で使用されている。これらのアプリケーションは、数万の基地局の展開に使用された場合、パワーアンプの効率を高め、年間で数百万ドルの運用経費を節約することができる。
無線基地局のリファレンス デザインと IP コア
リファレンス デザインと IP コアの完全なセットは以下のものを含む
|
高周波モジュール
|
|
クレスト ファクタ リダクション (CFR)、デジタル プリディストーション (DPD)、デジタル アップ コンバージョン / デジタル ダウン コンバージョン (DUC/DDC)
|
|
ベースバンド モジュール
|
|
高速ダウンリンク パケット アクセス (HSDPA)、ランダム アクセス チャンネル (RACH)、サーチャ、3GPP (第三世代パートナーシップ プログラム)、3GPP2TCC、ターボ コンベンショナル コード (3GPP TCC)、オープン基地局アーキテクチャ イニシアティブ (PBSAI) インターコネクト、コモン パブリック ラジオ インタフェース (CPRI) インターコネクト
|
|
送信モジュール
|
|
SONET/SDHフレーマ、Ethernet MAC、ネットワークおよびコントロール プレーン プロセッシング、ATMセル プロセッシング、システム、メモリ、およびバックプレーン インターフェース
|
ザイリンクスの開発ツールとキット
ザイリンクスは、SystemGenerator for DSP や EDK (Xilinx Embedded Development Kit) のような開発ツールとキットを用意しており、無線基地局のデザイナに対して開発期間の短縮と設計簡素化のメリットを提供する。SystemGenerator for DSP は、無線基地局のような高性能 DSP システムの開発およびデバッグのための最適な統合化開発環境である。EDK は、従来はマニュアルのステップを自動化しハードウェアとソフトウェアのデバッグを統合化してバグを早期に検出し修正することによって組み込みシステムの開発を大幅に加速できる。
価格と供給体制
ザイリンクスの Virtex-4 デバイスは現在、最小規模の SX25 デバイスで 25,000 個単位の出荷時、単価 59.99 ドルで出荷している。Virtex-4 ソリューションに関するさらに詳しい情報は http://www.xilinx.co.jp/virtex4 に掲載されている。3GPP TCC エンコーダおよびデコーダ LogicCore はすぐに利用可能な状態にあり、価格はそれぞれ 1,000 ドル、および 10,000 ドルである。また、CDMA2000 システム、3GPP2TCC エンコーダおよびデコーダも利用可能であり、価格はそれぞれ 1,000 ドル、および 10,000 ドルとなっている。OBSAI、CPRI、RACH、Searcher、HSDPA Chip Rate、HSDPA Symbol Rate、DPD、および CFR 等のリファレンス デザイン、および DUC/DDC LogicCore は無料で、すぐに利用可能である。詳細については http://www.xilinx.co.jp/wireless を参照のこと。
※ このプレスリリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
ザイリンクスについて
ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX) は、プログラマブル ロジック ソリューションを提供する世界的なリーダである。1984 年に創立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ。日本においては、1989 年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っている。同社についての詳細な情報は日本語対応ホームページ http://www.xilinx.co.jp で公開されている。
|