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日本発表のプレス リリース

FOR IMMEDIATE RELEASE
2005 年 3 月 2 日 |
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ザイリンクス、FPGA の価格/性能比の壁を打ち破る、
新しい低価格 FPGA ファミリ Spartan-3E を発表
量産価格 10 万ゲート クラスは単価 2 ドル以下、120 万ゲート クラスは単価 9 ドル以下
プログラマブル ロジック ソリューションの世界的リーダであるザイリンクス社は 3 月 1 日 (米国時間)、最先端の 90nm プロセス技術を駆使した第 4 番目の FPGA ファミリである Spartan-3E ファミリの出荷を開始すると発表した。集積度が 10 万ゲートから 160 万ゲートにまたがるこの Spartan-3E ファミリは、ロジック重視型のデザインのために最適設計されており、従来の Spartan 3 ファミリの 47 %以下の価格に設定された低価格バージョンとなっている。この新しいファミリは 1 ロジック ゲートあたり FPGA 業界では最も低いコストを実現し、10 万システム ゲート級のデバイスで単価 2.00 ドル以下、120 万システム ゲート級のデバイスで 9.00 ドル以下のコストの壁をクリアした最初のデバイスを提供する。ザイリンクスはこの Spartan-3E ファミリにより、1998 年の導入以来、業界をリードする低コスト Spartan シリーズ FPGA のコストを 30 分 の 1 に低減したことになる。
世界一の楽器メーカであるヤマハ株式会社のピアノ事業部商品開発部の石井 潤氏は、ザイリンクスの FPGA の採用について「伝統工芸品のイメージが強いピアノ作りの世界においても、現代のハイテク技術が随所に使われています。ザイリンクスの Spartan シリーズは、研究レベルの電子音源技術を量産可能なコストで実現するソリューションを我々に与えてくれました。大容量のメモリが内蔵されていることも大きなポイントでした」と述べている。また、「チップ数、ひいては基板面積を縮小することで製品の信頼性とコストに貢献し、最新鋭の音源を迅速に立ち上げることが出来ました」と採用のコメントについても述べている。
ザイリンクスの会長兼 CEO のウィム・ロレンツ (Wim Roalandts) は「ザイリンクスは、プログラマブル ロジックでこれまでにない価格/性能比を実現するために過去 2 年間にわたって 90nm プロセスおよび 300mm ウェハを用いた製造技術の経験を蓄積して来ました。Spartan-3E ファミリの超低価格性、プラットフォーム機能、および FPGA の柔軟性を活用することにより、設計エンジニアは容易に差別化およびパーソナル化を図ることができます。その結果として、設計エンジニアは今後デジタル民生機器の価値を高めるためにカスタム設計のデバイス (ASSP) よりもプログラマブル ロジックを選択する傾向が強くなるでしょう」と述べている。
デジタル コンスーマ機器に対応
ザイリンクスは、Spartan シリーズの導入により FPGA の価格革命をスタートさせた。現在、Spartan シリーズ FPGA は大量生産の民生用アプリケーションに広範囲に採用されており、年間出荷数量は 1 億個以上、累積売上は 10 億ドル以上を記録している。Spartan シリーズは今回の Spartan-3E ファミリの市場投入により、大量需要が見込まれるデジタル コンスーマ マーケットへの普及度が一層高まることが期待されている。Spartan-3 ファミリは、Spartan-3E ファミリをリリースすることにより設計エンジニアに対して 2 つのタイプのデバイス ソリューションを提供する。1 つは I/O 端子あたりの業界で最も低いコストを実現した I/O 重視型の FPGA デバイスであり、もう 1 つはロジックあたりの業界で最も低いコストを実現したロジック重視型の FPGA デバイスである。
価格、機能性、および市場投入までの期間の短縮に加えて、デジタル コンスーマ メーカは製品に対して柔軟性とカスタム化能力を提供しなければならない。Spartan-3E FPGA は、フラットパネル TV のような最新のデジタル コンスーマ プロダクトの要求条件を満たす価格、性能、および機能性と併せて、本来のプログラマビリティのメリットを活かしてこれらの問題を解決するのに最適なデバイスとなっている。市場分析によると、フラット パネル TV の市場規模は 2001 年の 20 億ドルから 2007 年には 70 億ドルに増加し、年間出荷台数は 2008 年には 6,400 万台を超えると予測している。(出典:IC Insight)
市場調査会社 IC Insight 社のブライアン・マタス (Brian Matas) 副社長は「アナログ放送からデジタル放送への転換を達成するために、OEM メーカはここ数年来、デジタル TV およびほとんどすべての放送用機器へのプログラマブル ロジックの採用を強化しています。FPGA は再プログラムが可能であるため、規格が依然として流動的なデジタル TV 産業界では特にその利点が重要視されています。規格が固まるに従い、システムは機器全体を置き換えることなく簡単にアップグレードに対応することができるからです」と語っている。
設計エンジニアは 2 ドルで何を設計できるか?
Spartan-3E デバイスは、要求される機能・性能をいかなる FPGA よりも低いコストで提供することができ、多くのシステム機能に対して ASIC や ASSP を置き換えられる可能性を持っている。たとえば、Spartan-3E ファミリは標準的な価格でマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、およびデジタル信号処理等の機能を内蔵している。これらの機能をそれぞれの価格でみれば、32 ビットの MicroBlaze 組み込みプロセッサの実効コストは 0.48 ドル、8 ビットの PicoBlaze 組み込みプロセッサは 0.10 ドル以下、そして DSP のコスト/性能比は 1 ドル/GMAC/秒となっている。
Spartan-3E デバイスは、手頃な価格の DDR メモリとのインタフェースに加えて PCI 64/66、PCI-X 100、RSDS、および miniLVDS をはじめ、18 種類の一般的な I/O スタンダードをサポートしており、デジタル コンスーマ マーケットに焦点を合わせたデザインとなっている。これらの組み込みプラットフォーム機能は、他のデバイスの必要がなく、全体のシステム コストを低減すると同時にデザインを簡素化するのに極めて有効である。Spartan3E ファミリは、汎用的なシリアル ペリフェラル インタフェース (SPI) とバイト幅のペリフェラル インタフェース (BPI) を持つフラッシュ メモリをデバイスのコンフィギュレーションに使用できるようサポートすることによってもシステムコストを低減している。大多数のシステムはすでに数メガ ビットの未使用領域を含むフラッシュ メモリを含んでいるため、これを FPGA のコンフィギュレーション用メモリとしても使用できるように置き換えることにより余分なメモリ コストをゼロにできる効果は大きいものがある。
ISE 7.1i デザイン ツールにより最も低いロジック コストを実現
Spartan-3E ファミリのソフトウェア サポートは、同時に発表されているザイリンクス ISE (Integrated Software Environment) 7.1i 設計ツールがすぐに利用可能な状態にある。ISE ツールは伝統的な ASIC のデザインおよび検証時間を最大50 %短縮し、最も解りやすいフロント ツー バック設計フローと使いやすいプッシュ ボタン式デザイン環境とによりプロジェクト コストを大幅に下げることができる。競合するソリューションよりも最高 70 %高いデザイン性能を持つ ISE 7.1i は、従来よりも簡単で迅速な設計を可能とし、FPGA ベースのデザインによる製品をより短期間で市場に投入することができる。ChipScope Pro システム デバッグ ツールは優れたデバッグ能力を備えている。2005 年 3 月から利用可能になる、無料でインターネットからダウンロードできる WebPACK は現在、急速に利用が拡大しつつあるオペレーティングシステム (OS) であるLinux Red Hat Enterprise 3 上でも動作可能となっている。ISE 7.1i に関する詳細な情報は Web サイト http://www.xilinx.co.jp/ise で公開している。
価格と供給体制
Spartan 3E デバイスは、10 万システムゲート規模の Spartan XC3S100E デバイスを単価 2.00 ドル以下 (50 万個購入時) で提供する。また、現在サンプル品の供給も始めている。その他のファミリは 2005 年夏からの出荷が計画されている。Spartan 3E ファミリの全 5 品種は、2005 年度第 2 四半期から世界中の販売代理店、またはザイリンクスのオンライン Webストア http://www.xilinx.co.jp/wireless を通じて販売される予定となっている。
※ このプレスリリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
ザイリンクスについて
ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX) は、プログラマブル ロジック ソリューションを提供する世界的なリーダである。1984 年に創立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ。日本においては、1989 年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っている。同社についての詳細な情報は日本語対応ホームページ http://www.xilinx.co.jp で公開されている。
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