Virtex-II PRO FPGA、エンド
ツー エンド接続性を初めて可能に
最先端のプログラマブル ロジック ソリューションを提供しているザイリンクス(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ)の日本法人ザイリンクス株式会社(東京都新宿区西新宿6-22-1、川上誠社長)は本日、Virtex®-II
Pro FPGA ファミリの出荷を発表した。この FPGA ファミリは、IBM社の高性能 PowerPC プロセッサを Virtex-II
構造内に組込んだ世界で最初の FPGA であり、さらに高性能アーキテクチャへの挑戦を解決するためマルチギガビット シリアル トランシーバも内蔵している。ザイリンクスは、特許申請中の
IP Immersion 技術を採用して、次世代システムで不可欠な RISC プロセッサと高速シリアル転送技術を、高度なアクティブ インターコネクト機能、BlockRAM
機能、クロック マネジメント機能を備えているポピュラな Virtex-II 構造に組込んだ。これまでにない集積度により、システム設計者に最高レベルの性能を他のどのプログラマブル
ソリューションよりも安価なシステム価格で提供する。
ザイリンクスの社長兼 CEO であるウィム・ロレンツ (Wim Roelandts) は、「Virtex-II Pro ファミリは、1984
年の FPGA の発明以来ザイリンクスにとって最も重要な製品発表の 1 つです。これによりプログラマブル技術の使用モデルがロジックからシステムへシフトされます。新しい
Virtex-II Pro FPGA により、システム設計者はアーキテクチャ レベルでプログラムの長所を利用することができます。Virtex-II
Pro ファミリは、IBM社のマイクロプロセッサ、コネクサント社の高速シリアル転送、Wind River社の開発ツール、当社のプログラマブル
ロジック技術の数十年の経験の成果を表しています。ザイリンクスは革新的な製品を提供するため、これらの各領域のリーダと協力関係を結んでいます」と語っている。
業界リーダとの協力
IBM社とザイリンクスは、協業して最先端の組込型プロセッサ アーキテクチャである IBM PowerPC を Virtex-II 構造に組込んだ。
Virtex-II Pro ファミリは、最大 4 個の PowerPC 405 プロセッサ コア モジュールをサポートし、各々は最大 300
MHz で動作する。ザイリンクスの IP Immersion 技術により、Virtex 構造内部の任意の場所にハードウェア IP コア モジュールを埋めこめることができると同時に、周辺アレイとの最適な統合を維持することができる。
IP Immersion 技術は、コア モジュール上のすべての高速バスをプログラマブル構造に直接緊密に結合させて、等価なデスクリート プロセッサに比べて非常に高いシステム
レベル性能を実現している。
IBM 社マイクロエレクトロニクスの PowerPC およびネットワーキング開発担当副社長の Ron Tessitore は、「プログラマブル
ロジックと RISC プロセッサ コアにおけるそれぞれのリーダシップ技術の組合わせは、高性能組込型システム デザインにおける自然な次のステップです。
IBM の PowerPC ファミリが一般に広く採用されていることは、ネットワーク、通信、広範囲なコンピューティング、IT/記憶装置の各アプリケーションでのアーキテクチャの成功を強調するものです。ザイリンクスとの相乗効果は、この革新的な半導体ファミリ提供の中で生まれました」と語っている。
マルチギガビット シリアル I/O のサポートを内蔵する最初の製品
Virtex-II Pro FPGA は、プログラマブル ソリューションとしては最初のマルチ ポート、3.125 Gbps シリアル インターフェイスである
RocketIO技術も内蔵している。この組合わせは、Gigabit Ethernet、10 Gigabit Ethernet、3GIO、SerialATA、Infiniband、FibreChannel
などの高性能インターフェイス標準向けの完全なソリューションであることを表している。コネクサント社の実績のある SkyRail技術の強化バージョンをベースとするギガビット
シリアル インターフェイスは、広帯域インターフェイスの組込みを大幅に簡素化する。システム設計者は1つのプラットフォームを持つことにより、新しい接続性標準の提供を受け、I/O
性能を強化することができる。
ワールド クラスの開発ツール
ソフトウェア開発ソリューション、ハードウェア開発ソリューション、システム インテグレーション ソリューションには、Wind River社からのコンパイラと統合開発環境、そして
GNU が含まれている。ハードウェア デバッグ オプションも、Wind River社と Agilent社から提供される。完全なハードウェア
EDA開発環境である ISE Foundation はザイリンクスから提供する。
新しい開発パラダイムとオンデマンド アーキテクチャ合成
次世代開発ツールにより、プログラマブル システム プラットフォームでは、ハードウェアとソフトウェア動作を観測しながら、実速度で動作させるという、新しい開発のパラダイムを可能にする。その結果、システム
デザイン検証時間が大幅に短縮され、生産開始までの時間を短縮できる。さらに、開発チームは開発サイクルの早期の段階で専用のハードウェアをソフトウェア技術者に提供できるようになり、さらに高性能システムのデザイン時間を短縮し、開発コストを削減することができる。
これに加え、ビヘイビア合成技術の使用により、アプリケーション向けにシステム アーキテクチャを最適化する機能を提供するオンデマンド アーキテクチャ合成が可能になる。これには、ハードウェア要素のミックスとハードウェア/ソフトウェア分割機能が含まれている。オンデマンド
アーキテクチャ論理合成機能を使うと、定義時、デバッグ時、さらに製品出荷後に最適なシステム性能を得るための分割が可能になる。設計者は、コストと時間を要する再デザインなしで必要とする性能を得ることができるようになる。
システム レベル価格/性能のリーダシップ
Virtex-II Pro FPGA の柔軟性と能力の他に、RocketI/O とプロセッサ技術との高度なシステム インテグレーションにより、システムの劇的な低価格化が可能になる。
XC2VP4、XC2VP7、XC2VP20の各デバイスは現在供給中である。他のファミリ メンバの XC2VP2
と XC2VP50 は、2002 年中頃に供給を開始する予定である。XC2VP4、XC2VP7、XC2VP20の各デバイスの 2004
年の 25,000 個単位の価格は、それぞれ 120 ドル、180 ドル、525 ドルである。
ザイリンクス社について
ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX、ウィム・ロレンツ社長兼 CEO) は、先進の集積回路、開発ツール、IP コアなどの既に定義済みのシステム機能、充実したエンジニアリング
サポートを含む完全なプログラマブル ロジック ソリューションを提供するリーディング サプライヤである。同社は 1984 年に創立され、カリフォルニア州サンノゼを本拠とし、フィールドプログラマブル
ゲートアレイ (FPGA) 半導体デバイスの市場を開拓してきた。今日、世界市場におけるこれらデバイスの半分以上のシェアを有し、直近の年間売上は
10 億米ドルを超えている。ザイリンクスのプログラマブル ロジック ソリューションにより、コンピュータおよび周辺機器、通信、ネットワーク、工業用制御機器、計測機器、高信頼性機器および民生機器の電子機器製造業者は、製品の開発期間の大幅短縮が可能となる。日本市場においては、1989
年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行なっている。同社についての詳細な情報は日本語対応ホームページwww.xilinx.co.jp
で公開されている。