ロボティクス分野のハードウェア アクセラレーション用 Kria ロボティクス スタックの紹介

2021 年 9 月 21 日


編集者注: このコンテンツは、Chetan Khona (ザイリンクスの産業、ビジョン、ヘルスケア、科学担当ディレクター) による寄稿です。

 

Kria ロボティクス スタックの紹介: 次世代ロボティクスのためのハードウェア アクセラレーション ROS 2

9 月に開催された Xilinx Adapt 2021 では、ザイリンクスのロボティクスおよびサイバーセキュリティ システムの設計者 Victor Mayoral Vilches が、Kria ロボティクス スタック (KRS) についてプレゼンテーションを行いました。いずれのプレゼンテーション (Bringing Adaptive Computing to Robotics および ROS 2 Acceleration from Adapt 2021) もオンデマンドで視聴できます。是非、ご登録ください。KRS は、ハードウェアを使用して、Kria SOM をターゲットとした産業用グレードのロボット ソリューションの開発、メンテナンス、商用展開を加速するためのロボット ライブラリとユーティリティの統合セットです。Robot Operating System 2 (ROS 2) ソフトウェア開発キット (SDK) を使用することで、ROS 2 をベースとする開発アプローチが可能になります。

 

Kria ロボティクス スタック (概略図)

ROS 2 に馴染みのない方のために簡単に説明すると、ROS 2 とは、豊富な知識と活気あふれるコミュニティに支えられた、ロボット アプリケーションを構築するためのミドルウェア (手法、ソフトウェア ライブラリ、ツール) です。ロボティクスはシステム インテグレーションの芸術分野であるため、ロボット工学者たちが適時に協調してタスクを達成するために、さまざまなコンピューティング リソース、センサー、アクチュエーター、ネットワークを利用できるように必要なツールを提供する ROS 2 の誕生は、当然の流れです。KRS はこれをベースとし、プログラマブル デバイスの長い歴史を築いたザイリンクスならではのハードウェアで ROS 2 の機能を高速化し、また、Gazebo シミュレーションをハードウェアで高速化することでわずかな時間で動作をモデリングして開発時間を短縮できます。ROS は、ロボット アーム、ドローン、倉庫内の無人搬送車 (AGV)、リビング ルームの掃除機などの馴染みのある分野から、自動運転車、サービス アシスタント、ソーシャル インタラクションなどの新しい分野まで、日々多くのアプリケーションで利用されています。

ロボティクス分野におけるアダプティブ コンピューティング
Kria ロボティクス スタック

Adapt 2021 の 2 つのプレゼンテーションに加えて、彼は 2 つのホワイペーパーを執筆しています。 一つ目の  「ロボティクスにおけるアダプティブ コンピューティング」 は、ロボティクスにおけるハードウェア アクセラレーションに初めて触れる方向けに最適な情報を提供しています。二つ目の 「Kria ロボティクス スタック」 は、ザイリンクス ソリューションでロボットの設計を開始するにあたり必要な情報を提供しています。KRS は、現在既に利用可能で、ホワイトペーパー、KRS、資料、ROS 2 コミュニティの Hardware Acceleration Working Group (HAWG) へのアクセスが可能です。新たに開設された KRS 専用ウェブ ページからザイリンクス ロボティクス ソリューション プログラムにご登録ください。

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ザイリンクスは、Kria SOM を ビジョン AI 以外の分野にも対応できるように拡張しました。既に KV260 キットをお持ちの方は、今すぐ開発を開始できます。まだの方は、こちらで詳細を確認し、ご購入いただけます。