ボードでのアプリケーションの実行

  1. ビルドが終了したら、[Project Explorer] ビューでプロジェクトを右クリックし、[Run As][Trace Application (SDSoC Debugger)] をクリックします。
    注記: [Debug As] をオンにするとブレークポイントが有効になるので、オンにしないようにしてください。プログラムの実行がブレークポイントで停止すると、ソフトウェアは停止しますが、ハードウェアとタイムスタンプに使用されるトレース タイマーは実行し続けるので、タイミングが正確なものになりません。

    [Trace Application (SDSoC Debugger)] をクリックすると、ボードにビットストリームおよびアプリケーション ELF がダウンロードされ、アプリケーションが開始されて、トレース データの収集が開始されてアプリケーションが終了するまで収集されます。アプリケーションが終了するかトレース データの収集中にエラーが発生すると、収集されたデータが表示されます。

    注記: トレース データが正しく収集されるためには、アプリケーションが正常に終了する必要があります。ハードウェアまたはソフトウェアが停止したり、Linux カーネルがクラッシュするなど、アプリケーションが正常に終了しなかった場合、トレース データが正しく収集されない可能性があります。

  2. アプリケーションが終了すると、すべてのトレース データが収集され、表示されます。イベントのテキスト リスト (下の図で黄色で囲まれたエリア) とイベント タイムライン (下の図で紫色で囲まれたエリア) の 2 つのエリアがあります。これらのエリアは、同じ情報を示します。テキスト リストには、イベントが時間の降順に表示されます。イベント タイムラインは、デザインの各トレース ポイント (トレースされたモニター コアまたはソフトウェアの領域) が複数の軸で表示されます。


    アプリケーションの 10 回の反復が繰り返されたイベント グループとして示されているのがわかります。オレンジのイベントはソフトウェア イベント、緑のイベントはアクセラレータ イベント、青のイベントはデータ転送イベントです。

  3. イベント タイムラインのトレース ポイントの名前に省略記号 (...) が付いている場合、名前が表示されているグレーのエリアとタイムラインが表示されている白のエリアの境界 (適切な位置にカーソルを置くと境界線が赤色に変る) をクリックして右にドラッグすると、名前のエリアを広げることができます。


  4. イベントのいずれかにカーソルを置くと、ツール ヒントに各トレースの詳細情報が表示されます。次の図に、最初のアクセラレータ イベントを示します。このイベントは、Vivado HLS でハードウェアにインプリメントするよう選択した mmult_accel 関数の開始/停止に対応します。開始時間は 0.000002070 秒 (2,070ns) で、停止時間は 0.000038110 秒 (38,110ns) です。イベントの期間 (この場合はアクセラレータの実行時間) は 0.000036040 秒 (36,040ns) です。