ザイリンクスと Motovis、車載前方カメラのイノベーションを促進する完全なハードウェアおよびソフトウェア ソリューションを発表

プレス リリース

ザイリンクス社 (本社: 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: XLNX) と自動運転向けエンベデッド AI ソリューション プロバイダーの Motovis社 (本社: 中国上海) は 8 月 31 日 (米国時間)、新たな協力体制を敷き、自動車市場、特に前方カメラ システムの車両認識および制御向けにザイリンクス オートモーティブ (XA) Zynq® システム オン チップ (SoC) プラットフォームと、Motovis 社のたたみ込みニューラル ネットワーク (CNN) IP を組み合わせたソリューションを提供することを発表した。このソリューションは堅牢なプラットフォームを提供し、顧客の開発力を強化し加速するというザイリンクスの企業構想に基づくものである。

前方カメラ システムは、レーンキープ アシスト (LKA)、衝突被害軽減ブレーキ (AEB)、アダプティブ クルーズ コントロール (ACC) などの安全性の維持に重要な役割を果たす高度なセンシング機能を提供する、先進運転支援システムに不可欠な要素である。今回提供開始されたソリューションは、たたみ込みニューラル ネットワークを使用して低レイテンシの画像処理、柔軟性、スケーラビリティを優れたコスト効率で実現し、NCAP (European New Car Assessment Program: 欧州新車アセスメント プログラム) 2022 の要件に必要な幅広いパラメーターをサポートしている。

Strategy Analytics 社でグローバル オートモーティブ プラクティス担当バイス プレジデントを務めるイアン・リッチズ (Ian Riches) 氏は、次のように述べている。「両社の連携は自動車 OEM の技術革新を促進するという意味で前方カメラ市場において大きな節目となります。前方カメラ市場には非常に大きな成長機会があり、2020 年から 2025 年にかけて 20% 近くの前年比成長率が見込まれます。ザイリンクスと Motovis は、特に新しい規格が登場し要求が高まり続ける中において、自動車 OEM のニーズを大いに満たす、高度に最適化されたハードウェアおよびソフトウェア ソリューションを提供しています」

28nm および 16nm XA Zynq SoC ファミリと Motovis 社の CNN IP を組み合わせたこの前方カメラ ソリューションは、ハードウェアとソフトウェアを最適に分割する柔軟性を備えるとともに、Motovis 社の深層学習ネットワークをホストするカスタマイズ可能な CNN 固有エンジンを備えているため、コスト効率に優れた製品を各種のパフォーマンス レベルおよび価格帯で提供できる。このソリューションは、最大 8 メガピクセルの画像解像度をサポートしている。 OEM とティア 1 サプライヤーは、Motovis 社の認知スタックの上層に独自の機能アルゴリズムを積み重ねることができるようになり、デザインを差別化して将来性を持たせることが可能になる。

Motovis 社の CEO であるジョンファ・ユウ (Zhenghua Yu) 博士は、次のように述べている。「ザイリンクスとのこの新たな取り組みを公表し、CNN 前方カメラ ソリューションを市場に導入できることを非常に嬉しく思っています。AEB および LKA 機能対応システムを設計するお客様は、今後の追加機能を容易に実装する柔軟性を備えた SoC 内部に効率的なニューラル ネットワーク処理が可能な製品を求めています。Motovis のカスタマイズ可能な深層学習ネットワークと、CNN 固有のエンジンをホストできるザイリンクスの Zynq プラットフォームは、ほかとは一線を画す効率性と最適化を提供し、お客様のニーズに合わせ将来の規格にも対応するデザインを可能にします」

世界各国の政府機関や消費者団体から要請される指令に準拠するため、前方カメラ システムの導入を進める市場動向は今後も続く。たとえば、欧州委員会一般安全規則、米国運輸省道路交通安全局、NCAP は2020 年~ 2025 年以降に生産する新車に LKA および AEB を導入することを正式に義務付けるか、強く推奨している。

ザイリンクスのオートモーティブ事業部シニア ディレクターであるウィラード・トゥ (Willard Tu) は、次のように述べている。「当社の XA 製品を前方カメラ市場の包括的なソリューションによって拡充することで、コスト重視の高パフォーマンス ソリューションをお客様に提供できるようになります。Motovis のエンベデッド深層学習のノウハウ、ニューラル ネットワークを最適化して前方カメラ認知の大きな課題を解決した手法により、OEM 顧客のタイム トゥ マーケットが短縮され、両社は市場シェア獲得において独自の立場に立つことができます」

Motovis 社は、2021 年 9 月 15 日 (米国時間) に開催されるバーチャル イベント Xilinx Adapt 2021 で講演する。このイベントでは、パートナーおよび顧客を招いた基調講演のほか、100 以上のプレゼンテーション、フォーラム、製品トレーニング、ラボを実施し、アダプティブ コンピューティングの価値を知る絶好の機会となる。

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ザイリンクスについて
ザイリンクスは、クラウドから、エッジ、エンドポイントに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟で適応性のあるプロセッシング プラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、適応型 SoC (ACAP (Adaptive Compute Acceleration Platform) を含む) などがあり、業界で最もダイナミックなコンピューティング テクノロジを提供する。ザイリンクスは、適応性が高く、インテリジェント、かつコネクテッドな世界を実現するため、お客様との協業を通じて、差別化されたスケーラブルでインテリジェントなソリューションを構築している。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

Motovis 社について
Motovis 社は、車載用チップに組み込まれる高度な AI 技術を開発し、自動運転車向けの製品およびソリューションを提供する革新的なテクノロジ企業である同社は、正確な環境認識、センサー フュージョン、自己位置推定、パス プランニング、車両制御アルゴリズムに基づく、パーキング/クルーズ コントロール、フロントビュー/サラウンドビュー アプリケーションなど、フルスタックの自動運転車向けソフトウェアおよびハードウェア システムの展開に成功している。Motovis 社の製品は、主要な OEM やティア 1 に広く採用されており、量産中の乗用車や商用車に使用されている。

 

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ザイリンクス社 APAC 地域担当マーケティング コミュニケーション ディレクター

Alison Yin

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