ザイリンクス、大規模 5G 運用に対応する 画期的製品 Zynq RFSoC DFE を発表

5G 規格の発展に対応する柔軟性と無線デジタル フロントエンドのハード化による性能、 消費電力、コスト効果を両立した新クラスの適応型無線プラットフォーム

Oct 28, 2020

ザイリンクス社 (本社 カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: XLNX) は、2020 年 10 月 27 日 (米国時間)、画期的なクラスの適応型無線プラットフォーム Zynq® RFSoC DFE を発表した。発展を続ける 5G NR ワイヤレス アプリケーション規格に適合するように設計された Zynq RFSoC DFE は、ハード化されたデジタル フロントエンド (DFE) ブロックと適応型ロジックの組み合わせにより、ロー/ミッド/ハイバンドの 5 G スペクトラムにまたがる広範なユースケースに対応する、高性能、低消費電力、高コスト効果の 5G NR 無線ソリューションを実現する。Zynq RFSoC DFE は、ハード化ブロックによる ASIC のコスト経済性とプログラマブルな適応型 SoC が持つ柔軟性、スケーラビリティ、タイム トゥ マーケットという両テクノロジの利点をバランス良く兼ね備えている。

5G 無線ソリューションは、大規模運用時の帯域幅、消費電力、コスト要件を満たすだけでなく、高度モバイル ブロードバンド (eMBB)、大規模マシン タイプ通信 (mMTC)、超高信頼超低レイテンシ通信 (URLLC) という 3 つの主要な 5G ユースケースに対応できる適応性を備えていなければならない。また、OpenRAN (O-RAN) などの発展を続ける 5G 規格や、新しい 5G ビジネス モデルや新規参入事業者に合わせたスケーラビリティも要求される。Zynq RFSoC DFE は、5G NR に必要な性能と低消費電力を実現する DFE アプリケーション専用のハード ブロックを搭載すると同時に、プログラマブルな適応型ロジックを統合する柔軟性を提供することで、5G 3GPP および O-RAN 無線アーキテクチャの進化にも将来にわたり対応するソリューションを可能にする。

ザイリンクスの WWG (ワイヤード/ワイヤレス グループ) エグゼクティブ バイス プレジデント兼ジェネラル マネージャーであるリアム・マッデン (Liam Madden) は、次のように述べている。「ザイリンクスは、5G における低消費電力および低コストという要件に対応する取り組みとして、適応型ロジックよりも多くのアプリケーション専用ハード IP を搭載したワイヤレス無線プラットフォームを初めて提供します。5G を取り巻く市場ニーズが進化する中、統合された RF ソリューションは将来の規格にも対応できる適応性を持つ必要があります。Zynq RFSoC DFE は、この適応性と固定機能の IP を最適なバランスで提供するものです」

前世代と比べて 2 倍の単位ワットあたり性能を提供する Zynq RFSoC DFE は、スモール セルから Massive MIMO マクロセルまでに対応する拡張性を備える。業界唯一のダイレクト RF プラットフォームとなるこのソリューションは、キャリア アグリゲーション/共有とマルチモードをサポートし、すべての FR1 バンドおよび新しい 7.125GHz までのバンドでマルチバンドの 400MHz 瞬時帯域幅を実現する。また、ミリ波中間周波数 (IF) トランシーバーとして使用した場合、Zynq RFSoC DFE は最大 1,600 MHz の瞬時帯域幅を提供する。

Zynq RFSoC DFE では、ハード IP ブロックのバイパスやカスタマイズが可能です。たとえば、ユーザーは既存および新しい GaN Pas をサポートする、ザイリンクスの実績ある DPD を活用することも、独自の DPD IP を挿入することもできます。

ABI Research 社で 5G のシニア リサーチ ディレクターを務めるディミトリス・マヴラキス (Dimitris Mavrakis) 氏は次のように述べている。「5G は今後も商用展開と新規ユースケースの両方で発展していくため、コスト効果が高く適応性を備えた将来性のある機器をベンダーが製造するには、サプライ チェーンによる柔軟な部品の提供が欠かせません。Open RAN によりこの要件は大幅に引き上げられ、成功へと導く最も重要な要素は柔軟な設計となります。ハード化された機能と適応型ロジックをバランス良く備える Zynq RFSoC DFE は、ASIC では典型的なコスト性を取り入れながら、FPGA の利点である設計の柔軟性とカスタマイズ性を提供する、ほかにはない製品です」

供給体制
Zynq RFSoC DFE の設計資料およびサポートはアーリー アクセス カスタマー向けに提供中であり、出荷は 2021 年上半期を予定している。新製品 Zynq RFSoC DFE を含む Zynq UltraScale+ RFSoC ファミリ全般については、japan.xilinx.com/rfsoc-dfe を参照されたい。

画期的製品である Zynq RFSoC DFE の詳細について、12 月 9、10 日の 2 日間のバーチャル テクニカル イベント「Xilinx Adapt Japan: 5G」で紹介する。このイベントでは、ザイリンクスの最新ワイヤレス ソリューションを紹介するとともに、主要な業界トレンドと 5G 運用の一歩先を行く方法に関するセッションを開催する。

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ザイリンクスについて
ザイリンクスは、クラウドから、エッジ、エンドポイントに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟で適応性のあるプロセッシング プラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、適応型 SoC (ACAP (Adaptive Compute Acceleration Platform) を含む) などがあり、業界で最もダイナミックなコンピューティング テクノロジを提供する。ザイリンクスは、適応性が高く、インテリジェント、かつコネクテッドな世界を実現するため、お客様との協業を通じて、差別化されたスケーラブルでインテリジェントなソリューションを構築している。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

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