ザイリンクス、2021 会計年度第 1 四半期業績を発表

Aug 04, 2020

  • 売上は7億2,700万ドルで、当初の見通しを上回り、修正後見通し並み
  • データセンター グループ (DCG) の売上は過去最高で、前四半期比 10%、前年同期比104% 増加
  • ワイヤレス グループ (WWG) の売上は前四半期比 27% 増加
  • フリー キャッシュフローは売上の 32% の 2 億 3,000 万ドル
  • 配当および自社株買いを通して株主に 1 億 4,600 万ドルを還元

 

アダプティブ/インテリジェント コンピューティングのリーダーであるザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 7 月 30 日 (米国時間)、2021 会計年度第 1 四半期売上が 7 億 2,700 万ドルとなったことを発表した。

2021 会計年度第 1 四半期の GAAP 純利益は 9,400 万ドル (希釈株 1 株あたり利益 0.38 ドル)、非 GAAP 純利益は 1 億 6,000 万ドル (希釈株 1 株あたり利益 0.65 ドル) となった。

ザイリンクス取締役会は、普通株の発行済み株式 1 株あたり 0.38 ドルの四半期現金配当を行うと発表した。配当は 2020 年 8 月 13 日営業日終了時現在の株主全員に対して 2020 年 9 月 3 日付で実施される。

下記の表は、2021 会計年度第 1 四半期についての比較である。

 

2021 会計年度第 1 四半期の会計報告 (2020 年 4 ~ 6 月)
(希釈株 1 株あたりの利益以外は百万ドル単位)

GAAP (一般会計原則による)

  2021 年度 Q1 2020 年度 Q4 2020 年度 Q1 前期比 前年同期比
売上* $727 $756 $850 -4% -14%
営業利益 $176 $178 $251 -1% -30%
純利益 $94 $162 $241 -42% -61%
希釈株1 株当たりの利益 $0.38 $0.65 $0.94 -42% -60%

非GAAP (一般会計原則によらない)

  2021 年度 Q1 2020 年度 Q4 2020 年度 Q1 前期比 前年同期比
売上* $727 $756 $850 -4% -14%
営業利益 $187 $218 $260 -14% -28%
純利益 $160 $193 $249 -17% -36%
希釈株1 株当たりの利益 $0.65 $0.78 $0.97
-17% -33%

*GAAP と非 GAAP 間の調整なし。

 

ザイリンクスの社長兼 CEO であるビクター・ペン (Victor Peng) は、「当社の第 1 四半期売上は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) や世界的な貿易問題により事業環境が悪化しているにもかかわらず、当初の見通しを上回りました。そのような業績は、データセンター グループ (DCG)、ワイヤード/ワイヤレス グループ (WWG)、インダストリアルの強さが、車載や放送など消費者向けエンド マーケットで予想された逆風を相殺したことによります。これは、複数のエンド マーケットでの好調に加え、中国を拠点とする、あるいは中国で事業を展開する一部顧客への特定のザイリンクス製品の販売に対して、米国政府が最近貿易規制を追加したことによる受注増加を要因としています」と述べている。


ザイリンクスの CFO であるブライス・ヒル (Brice Hill) は、「当社の多様なエンド マーケットは引き続き大きな強みであり、当社の業績は見通しの修正後も予想を上回っています。この強みは、第 1 四半期の業績と第 2 四半期の業績見通し改善に反映されています。当社は引き続きすべてのエンド マーケットにおける機会を活用することができます」と述べている。

 

地域別の売上構成

  構成比 増加率
  2021 年度 Q1 2020 年度 Q4 2020 年度 Q1 前期比 前年同期比
北米 26% 37% 23% -33% -6%
アジア太平洋
54% 37% 51% 42% -9%
欧州
13% 18% 18% -33% -39%
日本 7% 8% 8% -11% -18%

エンド マーケット別の売上構成

  構成比 増加率
  2021 年度 Q1 2020 年度 Q4 2020 年度 Q1 前期比 前年同期比
A&D/インダストリアル/TME 45% 50% 39% -13% -2%
車載/放送/民生機器 12% 16% 15% -24% -29%
ワイヤード/ワイヤレス 32% 24% 41% 27% -33%
データセンター 12% 10% 5% 10% 104%
チャンネル -1% 0% 0% NM NM

製品分野別の売上構成

  構成比 増加率
  2021 年度 Q1 2020 年度 Q4 2019 年度 Q1 前期比 前年同期比
アドバンスト プロダクト 68% 70% 68% -7% -16%
コア プロダクト 32% 30% 31% 2% -12%

製品分類 :

  • アドバンスト プロダクト: UltraScale+、UltraScale、7 シリーズ
  • コア プロダクト: Virtex-6、Spartan-6、Virtex-5、CoolRunner-II、Virtex-4、Virtex-II、Virtex-E、Spartan-3、Spartan-2、XC9500 製品ファミリ、コンフィギュレーション ソリューション、ソフトウェアおよびサポート/サービス

 

主な統計:百万ドル単位

  2021 年度 Q1 2020 年度 Q4 2020 年度 Q1
自己資本利益率 (%、年間) (1) 26
31 38
営業キャッシュフロー $245 $345 $298
減価償却費(ソフトウェアの償却を含む) $32 $29 $24
設備投資費(ソフトウェアを含む) $15 $32 $29
フリーキャッシュフロー (2)$ $230 $313 $269
在庫日数(合計) 114 122 107
収益率 (%) 31
46
24

(1) 自己資本利益率 = 過去 12カ月間の GAAP ベース純利益/平均株主資本 (年率)
(2) フリー キャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 設備投資費 (ソフトウェアを含む)

 

 

2021 会計年度第 1 四半期の製品および財務ハイライト

  • ザイリンクスは、衛星/航空宇宙アプリケーション向け放射線耐性および超高スループットならびに超広帯域幅のパフォーマンスを提供する、業界初の 20nm 航空宇宙グレード FPGA を発表した。
  • ザイリンクスは、2 つのリアルタイム ビデオ サーバー アプライアンスを発表した。これらのアプライアンスを利用することで、eスポーツやゲーム ストリーミング プラットフォーム、ソーシャル/ビデオ カンファレンス、ライブ遠隔授業などのアプリケーションを提供するサービス プロバイダーが、高品質、低コストのライブ ビデオ ストリーミングを配信できる。
  • ザイリンクスは、高性能コンピューティング (HPC) のための適応型演算アクセラレーションについて革新的研究をサポートするのに必要なインフラおよび資金を提供するために、スイス連邦工科大学チューリッヒ校、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA)、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 (UIUC)、シンガポール国立大学 (NUS) にXilinx Adaptive Compute Clusters (XACC) を設置した。
  • ザイリンクスは、データセンターおよびワイヤード/ワイヤレス通信市場をターゲットに、高速データ スループットおよび高速メモリが重要な要件となるレイテンシ重視のワークロードのための新たな Virtex UltraScale+ VU57P FPGA をリリースした。
  • ザイリンクスは、発行代金を通常の会社業務 (借り換えや債務の返済を含む) に使用することを目的とする 2030 年満期の債券 7 億 5,000 万ドルを発行した。
  • ザイリンクスは、70 万株の普通株式を平均価格 78.38 ドルで買い戻し、9,200 万ドルの配当を支払った。

2021 会計年度第 2 四半期 (2020 年 7 ~ 9 月) の事業展望

以下の記述は現在の予測に基づくものであり、記載のとおり、GAAP と非 GAAP に基づいて表示している。これらの記述は将来の見通しに関するものであり、実際の結果は、本リリースの末尾に記載している重要な要因などにより大幅に異なる場合がある。

  GAAP 非 GAAP への調整 非 GAAP
売上 $730M - $780M - $730M - $780M
粗利益率 68.5% - 71.5% ~ 1% (1) 69.5% - 72.5%
営業経費 $326M - $340M ~ $(4M) (2) $322M - $336M
その他収益 ~ $15M - ~ $15M
税率 0% - 3% ~ 1% (3)
1% - 4%

非 GAAP への調整に関する注記

(1) 買収関連無形資産の償却
(2) M&A 関連費用および買収関連無形資産の償却
(3) 非 GAAP 調整の法人税効果

非 GAAP 財務情報

既に記載した通り、2021 会計年度第 1 四半期の結果と 2021 会計年度第 2 四半期の事業展望には、一般に公正妥当と認められている会計原則 (GAAP) に従って算出されていない財務指標が含まれている。非 GAAP の指標は、GAAP に従って算出された財務指標の代用もしくはそれよりも優れたものとして解釈することはできない。非 GAAP 財務指標の表示は、付随する表に記載した通り、それぞれ最も直接的に比較可能な GAAP 指標に合わせて調整されている。当社による上記の非 GAAP 指標の計算はほかの企業が使用している類似の表題の指標と比較可能ではない場合がある。

経営陣は、継続事業による当社の財務業績 (買収の影響を除く) について評価するため、また以前の会計年度の業績と比較するために、本リリースで開示された非 GAAP 財務指標を使用する。同様に、経営陣は、それらの非 GAAP 指標の表示は投資家やアナリストが当社の中核事業の営業経費 (買収関連の償却や臨時項目などの非中核事業経費の影響を除く) について評価することを可能にすることから、投資家にとって有用であると考えている。

M&A 関連費用: これらの費用は、主に買収した会社のデュー ディリジェンス レビューにかかわる弁護士およびコンサルタントの報酬から成る。当社は、それらの費用は当社の現在の業績を反映していないと考えている。したがって、非 GAAP 調整は、当社の現在の業績についての評価および以前の業績との比較を容易にするための経費を除外する。

買収関連無形資産の償却: 買収関連無形資産の償却は、企業結合に関連して取得した開発済みテクノロジなどの無形資産の償却から成る。非 GAAP 調整は、当社の現在の業績についての評価および以前の業績との比較を容易にするために、それらの経費を除外する。

所得税: 前述の通り、当社は、営業経費およびその他の利益に反映された非 GAAP 調整の所得税効果を除外する。それには、最高裁が 2020 年 6 月 22 日に下した Altera Corp. v. Commissioner (以下「Altera」) 訴訟を審理しないという決定の 2017 年度から 2020 年度への影響に対する約 5,700 万ドルの一時的な費用が含まれる。当社は訴訟の当事者ではないが、訴訟の結果に従うものとする。Altera 税務訴訟は、関連当事者の R&D コスト共有の取り決め、および株式ベースの報酬を共有すべきコストのプールに含めるべきかどうかに関するものである。最高裁が Altera 訴訟を審理しないという決定を下したことで、株式ベースの報酬は共有すべきコストのプールに含まれるべきだという第 9 巡回区の判決 (当社のような納税者にも適用される) はそのまま残ることになる。Altera の判決にもかかわらず、法律は依然として未解決のままであり、当社は今後もその動向と、連結財務諸表および税務申告への影響を注視していく。注記 14 を参照。Altera 訴訟の詳細については、2020 年 5 月 8 日に SEC に提出したフォーム 10-K の財務諸表を参照されたし。

当社はまた、買収後の税統合取引に伴うその他の重要な税効果も除外している。当社は、買収後の税効果関連の項目を除外することで、当社の現在の業績の評価を以前の業績と比較することが容易になると考えている。2021 会計年度第 2 四半期の見通しは、その固有の不確実性のため当社が不合理な取り組みなしに予測することができない他の税関連項目を反映していない。

 


将来に関する記述


本リリースには、将来に関する記述および予測が含まれている。将来に関する記述および予測は、「予想する (expect)」、「考える (believe)」、「かもしれない (may)」、「だろう (will)」、「あり得る (could)」、「予測する (anticipate)」、「推定する (estimate)」、「継続する (continue)」、「計画する (plan)」、「意図する (intend)」、「予測する (project)」など将来に関する言葉の使用で識別できる場合が多い。予測、不確実な事象もしくは仮定に関する記述またはそれらに基づく記述もまた、将来に関する記述と見なされる。そのような将来に関する記述には、半導体市場、当社製品の拡大および浸透、予想される売上増加、当社が活動する市場の需要および成長、新しい市場への参入機会、当社の 2021 会計年度第 2 四半期の事業展望についての当社予想などに関する記述が含まれるが、それらに限定されない。将来に関する記述および予測は、それらが記述または予測された時点についてのみのものであり、過度に依拠することはできない。当社は、かかる将来に関する記述を更新する義務を負わない。実際の事象や結果は、将来に関する記述に含まれる内容と大幅に異なるものとなる可能性があり、今なお続く COVID-19 の世界的流行と関連する緩和策の影響 (COVID-19 自体のリスクと不確実性に加えて、当社が直面するその他のリスクと不確実性を高め、当社事業のあらゆる側面において見通しが不確実になる可能性がある)、当社新製品の顧客への浸透、現在の世界経済の状況、特定顧客への当社の依存度、貿易および輸出規制、顧客企業が活動するエンド マーケットの状態および業績、最終顧客需要を予測する当社の能力、ターンズ ビジネスへの依存度の高さ、予想を超える大口顧客向け値引き、プロダクト ミックスの予想を上回る変化、製造歩留まりの変動、製品を顧客にタイムリーに提供する当社の能力、複数のファウンドリにおける生産を管理する当社の能力、ウェハー価格の変動、現在および将来の訴訟に関連する費用および債務、効率的かつ適時にコストおよび営業経費を削減する当社の能力、ならびに当社最新の「Form 10-Q」および「Form 10-K」に記載されるその他リスク要因など、さまざまなリスクおよび不確実性を内包している。


ザイリンクスについて
ザイリンクスは、エンドポイントから、エッジ、クラウドに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟なアダプティブ プロセッサおよびプラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、ハードウェア プログラマブル SoC、ACAP などがある。ザイリンクスは、インテリジェント、コネクテッドかつアダプティブな未来の世界を実現するため、業界で最もダイナミックなプロセッサ テクノロジを提供する。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Alveo、Artix、Kintex、Spartan、Versal、Vitis、Virtex、Vivado、Zynq、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。

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(408) 879-4784

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