ザイリンクス、2021 会計年度第 2 四半期業績を発表

Oct 26, 2020

  • 売上は7億6,700万ドルで、当社予想の中間値を上回り、前四半期比 5% 増加
  • データセンター グループ (DCG) の売上は過去最高で、前四半期比 23%、前年同期比 30% 増加
  • 車載/放送/民生機器 (ABC) の売上は、車載市場の改善により、前四半期比 36% 増加 
  • フリー キャッシュフローは売上の 30% の 2 億 3,200 万ドル
  • 配当を通して株主に 9,300 万ドルを還元

ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 10 月 21 日 (米国時間)、2021 会計年度第 2 四半期売上が 7 億 6,700 万ドルとなったことを発表した。

2021 会計年度第 2 四半期の GAAP 純利益は 1 億 9,400 万ドル (希釈株 1 株あたり利益 0.79 ドル)、非 GAAP 純利益は 2 億 300 万ドル (希釈株 1 株あたり利益 0.82 ドル) となった。

ザイリンクス取締役会は、普通株の発行済み株式 1 株あたり 0.38 ドルの四半期現金配当を行うと発表した。配当は 2020 年 11 月 11 日営業日終了時現在の株主全員に対して 2020 年 12 月 2 日付で実施される。

下記の表は、2021 会計年度第 2 四半期についての比較である。


2021 会計年度第 2 四半期の会計報告 (2020 年 7 ~ 9 月)
(希釈株 1 株あたりの利益以外は百万ドル単位)

GAAP (一般会計原則による)

  2021 年度 Q2 2021 年度 Q1 2020 年度 Q2 前期比 前年同期比
売上* $767 $727 $833 5% -8%
営業利益 $205 $176 $204 17% 1%
純利益 $194 $94 $227 107% -15%
希釈株1 株当たりの利益 $0.79 $0.38 $0.89 108% -11%

非GAAP (一般会計原則によらない)

  2021 年度 Q2 2021 年度 Q1 2020 年度 Q2 前期比 前年同期比
売上* $767 $727 $833 5% -8%
営業利益 $216 $187 $217 16% 0%
純利益 $203 $160 $240 27% -15%
希釈株1 株当たりの利益 $0.82 $0.65 $0.94
26% -13%

*GAAP と非 GAAP 間の調整なし。

 

ザイリンクスの社長兼 CEO であるビクター・ペン (Victor Peng) は次のように述べている。「当社は、第2四半期までの業績が予想の中間値を上回ったことに満足しています。好調な業績は、 データセンター グループと航空宇宙防衛 (A&D) 事業が過去最高の四半期業績を上げたことや、車載/放送分野のエンド マーケットが改善したことによります。また、北米での 5G 無線配備のための Tier-1 ワイヤレス OEM 顧客に対する RFSoC 販売が大幅に増加しました。当社のアダプティブ プラットフォーム企業への戦略的な転換により、その強力なデザインが評価され、当四半期も順調に顧客を獲得しています。主なデザイン ウィンは、米国の Tier-1 ハイパースケール企業の SmartNIC デザインや、SUBARU およびコンチネンタルの Zynq MPSoC デザインなどです。また、今年後半に向けて、先進のワイヤレス OEM 向け Versal プログラムも順調に進んでいます」

ザイリンクスの CFO であるブライス・ヒル (Brice Hill) は次のように述べている。「当社の事業は、景気の回復や、当社の幅広いエンド マーケットでの需要増加のため第 2 四半期も好調に維持しました。そのため、売上は予想を上回り前期比 5% 増加、GAAP ベースの営業利益は同 17% 増加、フリー キャッシュ フローは 2 億 3,200 万ドルとなり、四半期配当により株主に 9,300 万ドルの資本を還元します。当社の財政状態は健全で、当社は引き続き、Zynq および Versal 製品ラインを拡大し、さらなる成長の機会を捉えることを確信しています。」

地域別の売上構成

  構成比 増加率
  2021 年度 Q2 2021 年度 Q1 2020 年度 Q2 前期比 前年同期比
北米 29% 26% 28% 20% -4%
アジア太平洋
48% 54% 51% -7% -13%
欧州
18% 13% 15% 47% 10%
日本 5% 7% 6% -25% -23%

エンド マーケット別の売上構成

  構成比 増加率
  2021 年度 Q2 2021 年度 Q1 2020 年度 Q2 前期比 前年同期比
A&D/インダストリアル/TME 44% 45% 36% 3% 11%
車載/放送/民生機器 16% 12% 16% 36% -8%
ワイヤード/ワイヤレス 26% 32% 38% -13% -36%
データセンター 14% 12% 10% 23% 30%
チャンネル 0% -1% 0% NM NM

製品分野別の売上構成

  構成比 増加率
  2021 年度 Q2 2021 年度 Q1 2020 年度 Q2 前期比 前年同期比
アドバンスト プロダクト 70% 68% 74% 8% -13%
コア プロダクト 30% 32% 26% -1% 6%

製品分類 :

  • アドバンスト プロダクト: UltraScale+、UltraScale、7 シリーズ
  • コア プロダクト: Virtex-6、Spartan-6、Virtex-5、CoolRunner-II、Virtex-4、Virtex-II、Virtex-E、Spartan-3、Spartan-2、XC9500 製品ファミリ、コンフィギュレーション ソリューション、ソフトウェアおよびサポート/サービス

 

主な統計:百万ドル単位

  2021 年度 Q2 2021 年度 Q1 2020 年度 Q2
自己資本利益率 (%、年間) (1) 24
26
37
営業キャッシュフロー $248 $245 $224
減価償却費(ソフトウェアの償却を含む) $30 $32 $22
設備投資費(ソフトウェアを含む) $15 $15 $34
フリーキャッシュフロー (2) $232 $230 $190
在庫日数 114 114 104
収益率 (%) 38
31
37

*(1) 自己資本利益率 = 過去 12カ月間の GAAP ベース純利益/平均株主資本 (年率)
 (2) フリー キャッシュフロー = 営業キャッシュフロー - 設備投資費 (ソフトウェアを含む)

2021 会計年度第 2 四半期の製品および財務ハイライト

  • アドバンスト プロダクトは総売上高の 70% を占め、前四半期比で 8% 増加、前年同期比で 13% 減少した。Zynq ベースの売上高は前四半期比 28% 増加、前年同期比 20% 減少し、総売上高の 22% を占めた。前四半期に続いて好調だったのは、車載分野のエンド マーケットの改善とワイヤレスのエンド マーケットで5Gが増加したことによる。
  • SUBARU は、全車速追従クルーズ コントロール (ACC)、レーン キープ アシスト、プリクラッシュ ブレーキなど、先進機能を提供するビジョン ベースの先進運転支援システム (ADAS)、アイサイトの新バージョンにザイリンクスのテクノロジを採用した。
  • O-RAN 分散ユニット (O-DU) と 5G ネットワークの仮想ベースバンド ユニット (vBBU) 向け T1 テレコム アクセラレータ カードを発表した。同カードは、O-DU がより良好な 5G パフォーマンスおよびサービスの提供を可能にする一方、全体のシステム消費電力とコストの削減を実現した。
  • ザイリンクスとコンチネンタルは、Zynq® UltraScale+™ MPSoC プラットフォームをコンチネンタルの新たな先進レーダー センサー (ARS) 540に搭載し、オートモーティブ業界初の実稼働可能な 4D イメージング レーダーを開発することを発表した。
  • Spline.AI との協業で Amazon Web Service (AWS) 上で動作する X 線画像分類用深層学習モデルを開発し、Vitis AI を利用した高精度でレイテンシが短いリファレンス デザイン キットを発表した。これにより、医療機器メーカーおよび医療サービス プロバイダーは、モバイル、携帯型、または POC (Point-of-Care) デバイスによる肺炎や新型コロナ ウイルス感染症 (COVID-19) 検出などを目的とした各種の臨床放射線アプリケーション向けモデルを迅速に開発/運用できる。


2021 会計年度第 3 四半期 (2020 年 10 ~ 12 月) の事業展望

以下の記述は現在の予測に基づくものであり、記載のとおり、GAAP と非 GAAP に基づいて表示している。これらの記述は将来の見通しに関するものであり、今後14週間の四半期に関するものである。実際の結果は、本リリースの末尾に記載している重要な要因などにより大幅に異なる場合がある。

  GAAP 非 GAAP への調整 非 GAAP
売上 $750M - $800M - $750M - $800M
粗利益率 67.5% - 70.5% ~ 1% (1) 68.5% - 71.5%
営業経費 $338M - $352M ~ $(5M) (2) $333M - $347M
その他収益 $12M ~ $16M - $12M ~ $16M
税率 5% - 8% ~ 1% (3)
6% - 9%

非 GAAP への調整に関する注記
(1) 買収関連無形資産の償却
(2) M&A 関連費用および買収関連無形資産の償却
(3) 非 GAAP 調整の法人税効果

非 GAAP 財務情報
既に記載した通り、2021 会計年度第 2 四半期の結果と 2021 会計年度第 3 四半期の事業展望には、一般に公正妥当と認められている会計原則 (GAAP) に従って算出されていない財務指標が含まれている。非 GAAP の指標は、GAAP に従って算出された財務指標の代用もしくはそれよりも優れたものとして解釈することはできない。非 GAAP 財務指標の表示は、付随する表に記載した通り、それぞれ最も直接的に比較可能な GAAP 指標に合わせて調整されている。当社による上記の非 GAAP 指標の計算はほかの企業が使用している類似の表題の指標と比較可能ではない場合がある。

経営陣は、継続事業による当社の財務業績 (買収の影響を除く) について評価するため、また以前の会計年度の業績と比較するために、本リリースで開示されたフリー キャッシュ フロー以外の非 GAAP 財務指標を使用する。同様に、経営陣は、それらの非 GAAP 指標の表示は投資家やアナリストが次に示す当社の中核事業の営業経費 (買収関連の償却や臨時項目などの非中核事業経費の影響を除く) について評価することを可能にすることから、投資家にとって有用であると考えている。

M&A 関連費用: これらの費用は、主に買収した会社のデュー ディリジェンス レビューにかかわる弁護士およびコンサルタントの報酬から成る。当社は、それらの費用は当社の現在の業績を反映していないと考えている。したがって、非 GAAP 調整は、当社の現在の業績についての評価および以前の業績との比較を容易にするための経費を除外する。

買収関連無形資産の償却: 買収関連無形資産の償却は、企業結合に関連して取得した開発済みテクノロジなどの無形資産の償却から成る。非 GAAP 調整は、当社の現在の業績についての評価および以前の業績との比較を容易にするために、それらの経費を除外する。

所得税: 前述の通り、当社は、営業経費およびその他の利益に反映された非 GAAP 調整の所得税効果を除外する。また、買収後の税統合取引に伴うその他の重要な税効果も除外している。当社は、買収後の税効果関連の項目を除外することで、当社の現在の業績の評価を以前の業績と比較することが容易になると考えている。2021 会計年度第 3 四半期の見通しは、その固有の不確実性のため当社が不合理な努力なしに予測することができない他の税関連項目を反映していない。

さらに経営陣は、有形固定資産の取得による支出を除外した営業キャッシュ フローであるフリーキャッシュ フローを使用し、当社の流動性の源泉、資本財源、および収益の質を評価している。当社は、この非 GAAP 財務指標が当社の自己資本規制を理解するのに役立ち、当社事業のキャッシュ フロー傾向を評価する追加手段となると考えている。

将来に関する記述
本リリースには、将来に関する記述および予測が含まれている。将来に関する記述および予測は、「予想する (expect)」、「考える (believe)」、「かもしれない (may)」、「だろう (will)」、「あり得る (could)」、「予測する (anticipate)」、「推定する (estimate)」、「継続する (continue)」、「計画する (plan)」、「意図する (intend)」、「予測する (project)」など将来に関する言葉の使用で識別できる場合が多い。予測、不確実な事象もしくは仮定に関する記述またはそれらに基づく記述もまた、将来に関する記述と見なされる。そのような将来に関する記述には、半導体市場、当社製品の拡大および浸透、予想される売上増加、当社が活動する市場の需要および成長、新しい市場への参入機会、当社の 2021 会計年度第 3 四半期の事業展望についての当社予想などに関する記述が含まれるが、それらに限定されない。将来に関する記述および予測は、それらが記述または予測された時点についてのみのものであり、過度に依拠することはできない。当社は、かかる将来に関する記述を更新する義務を負わない。実際の事象や結果は、将来に関する記述に含まれる内容と大幅に異なるものとなる可能性があり、今なお続く COVID-19 の世界的流行と関連する緩和策の影響 (COVID-19 自体のリスクと不確実性に加えて、当社が直面するその他のリスクと不確実性を高め、当社事業のあらゆる側面において見通しが不確実になる可能性がある)、当社新製品の顧客への浸透、世界経済の状況の変化、特定顧客への当社の依存度、貿易および輸出規制、顧客企業が活動するエンド マーケットの状態および業績、最終顧客需要を予測する当社の能力、ターンズ ビジネスへの依存度の高さ、予想を超える大口顧客向け値引き、プロダクト ミックスの予想を上回る変化、製造歩留まりの変動、製品を顧客にタイムリーに提供する当社の能力、複数のファウンドリにおける生産を管理する当社の能力、ウェハー価格の変動、現在および将来の訴訟に関連する費用および債務、効率的かつ適時にコストおよび営業経費を削減する当社の能力、ならびに当社最新の「Form 10-Q」および「Form 10-K」に記載されるその他リスク要因など、さまざまなリスクおよび不確実性を内包している。

ザイリンクスについて
ザイリンクスは、クラウドから、エッジ、エンドポイントに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟で適応性のあるプロセッシング プラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、適応型 SoC (ACAP (Adaptive Compute Acceleration Platform) を含む) などがあり、業界で最もダイナミックなコンピューティング テクノロジを提供する。ザイリンクスは、適応性が高く、インテリジェント、かつコネクテッドな世界を実現するため、お客様との協業を通じて、差別化されたスケーラブルでインテリジェントなソリューションを構築している。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Alveo、Artix、Kintex、Spartan、Versal、Vitis、Virtex、Vivado、Zynq、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。

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