バーチャル テクノロジ カンファレンス Xilinx Adapt 2021、データセンター、5G およびコア垂直市場が焦点に

イベント第 2 週目は、ザイリンクスの多様なポートフォリオとエンド マーケット セグメントにおける最新の製品、ソリューション、業界コラボレーションを紹介

Sep 08, 2021

カリフォルニア州サンノゼ (Xilinx Adapt) 2021 年 9 月 7 日 – アダプティブ コンピューティングのリーダーであるザイリンクス社 (NASDAQ: XLNX) は、9 月 7 日 ~ 16 日 (米国時間) に開催されるバーチャル テクノロジ カンファレンス Xilinx Adapt 2021 に合わせて複数の発表を行う。発表される新情報には、最新の Versal™ 宇宙/防衛グレード デバイス、Alveo™ アクセラレータ カードによる新しい Microsoft データベース分析サービス、ライブ ビデオ トランスコーディング向けソフトウェア開発キット (SDK)、Kria™ ロボティクス スタック、医用超音波向けの新しい Vitis™ ライブラリ、世界中の無線分野のお客様に量産出荷中の新しい Zynq® RFSoC DFE が含まれる。

Xilinx Adapt 2021 では、パートナーおよび顧客を招いた基調講演のほか、100 以上のプレゼンテーション、フォーラム、製品トレーニング、ラボを実施し、アダプティブ コンピューティングの価値を知る絶好の機会となる。6 日間にわたるこの無償イベントの第 1 週目の 3 日間は、ソフトウェアおよびハードウェア開発者向けである。第 2 週目の 3 日間は、ザイリンクスの幅広いエンド マーケット セグメントに焦点を当て、航空宇宙/防衛、オートモーティブ、データセンター、産業、ヘルスケア、有線/無線などの各ビジネスに特化したセッションを実施する。

ザイリンクスの社長兼 CEO ビクター・ペン (Victor Peng) は、次のように述べている。「Xilinx Adapt 2021 で、データセンター、5G、ロボティクス、宇宙などさまざまなエンド マーケットにわたる最新の製品およびツールをお客様と開発者の皆様にご紹介できることを楽しみにしています。アダプティブ コンピューティングを利用することで、お客様がいかにして優れたイノベーションを実現し、これまで以上のスピードでその革新技術を市場に投入できているかを皆様と共有できることを社員一同喜ばしく思っています」

エンド マーケット セグメントをテーマにした第 2 週目の Xilinx Adapt 2021 で紹介される最新情報の概要を以下に示す。

航空宇宙/防衛
Versal ACAP 製品の新バージョンを 2 種類リリースし、宇宙グレードの XQR Versal ポートフォリオと防衛グレードの XQ 高耐久性 Versal ポートフォリオを追加する。

宇宙グレード Versal ACAP

XQR Versal宇宙グレード ポートフォリオには、新しい Versal AI コアVersal AI エッジ シリーズ デバイスが含まれ、Mil-Std-883 クラス B グレードのフローと完全な耐放射線性をサポートする拡張認定試験とバーンインに対応する高耐久性の有機ボール グリッド アレイ パッケージを提供する。これらの XQR デバイスは、2020 年に発表され数々の成功に導いた XQRKU060 をベースに構築されたもので、衛星および Space 2.0 アプリケーションにおけるリアルタイム オンボード データ処理と機械学習 (ML) 推論をターゲットとする。

XQR Versal ACAP は、軌道上のフル リコンフィギュレーションをサポートする高性能な適応型デバイスである。この宇宙グレード XQR Versal AI コア デバイスは、2022 年第 2 四半期後半に提供開始される予定である。

防衛グレード Versal ACAP

XQ 高耐久性デバイスは、アルゴリズムのたゆみない進化と航空宇宙/防衛アプリケーションの過酷な環境要件ニーズに耐えるために業界最先端の適応型 AI/ML 機能を備えたヘテロジニアス マルチコア コンピューティング プラットフォームである。ザイリンクスの 30 年にわたる業界実績と継続的な開発を基礎とするこの最新のポートフォリオには、XQ AI コア、XQ AI エッジ、XQ プライム、XQ プレミアム ファミリが含まれる。このポートフォリオの各デバイスは、Mil-Std-883 グループ D 規格の認定を受けた高耐久性パッケージ、錫ウィスカを完全に抑制した錫-鉛 (Sn/Pb) 成分、オプションの M 温度 (-55℃ ~ +125℃) サポートを特長としている。XQ 高耐久性 Versal ポートフォリオは、最初のデバイスを 2022 年第 1 四半期に提供開始することを目指している。

オートモーティブ

ザイリンクス FPGA と適応型 SoC は、先進的な信号処理、点群の前処理、点群の ML アクセラレーションをサポートできるため、LiDAR センサー アーキテクチャに大きな価値をもたらす。ザイリンクスは、LiDAR 市場の主要シリコン サプライヤーである。

ザイリンクスと Strategy Analytics 社による新たなオートモーティブ LiDAR 調査結果 

ザイリンクスが委託し Strategy Analytics 社がまとめた最近の報告書によれば、高解像度 LiDAR センサーを開発する最大 100 社の企業に約 10 億ドルが投資されており、オートモーティブ市場での採用が加速しているという。これらのシステムでザイリンクス FPGA と適応型 SoC が運用されているのは、最高の柔軟性と適応性を提供し、低レイテンシで高い性能を実現し、タイム トゥ マーケットの短縮に役立つためである。Strategy Analytics 社の自動運転車サービス担当ディレクターであるマーク・フィッツジェラルド (Mark Fitzgerald) 氏は、9 月 15 日 11 時 (太平洋時間 (PT)) に開催される Xilinx Adapt のトーク イベントに登壇し、報告書の結果と市場予測について述べる予定である。このトークには、Baraja 社のオートモーティブ エンジニアリング担当バイス プレジデントであるジム・ケイン (Jim Kane) 氏も Strategy Analytics 社と共に参加する。『オートモーティブ LiDAR: ADAS と自動運転センサー スイートの集大成 (仮題)』報告書は、Adapt 2021 メディア キットでダウンロードできる。

データセンター

ハイパースケール クラウドの顧客およびフィンテック市場では、ザイリンクス データセンター プラットフォームとプラグイン ボード ソリューションの旺盛な需要が継続する。

Azure Synapse と Spark のアクセラレーション 

Microsoft 社は、Azure Synapse Analytics プラットフォーム上の Apache Spark のパフォーマンスを劇的に向上するため、Microsoft Azure でザイリンクスの Alveo™ アクセラレータによる NP-VM FaaS (FPGA-as-a-Service) インフラストラクチャを採用すると発表した。CSV および JSON ファイル形式のデータ解析を CPU コアで実行すると 15MB/秒かかるのに対し Alveo では 7.7GB/秒と、Alveo のアクセラレーションはパフォーマンスを最高 40 倍に向上する。これにより、Spark のパフォーマンスのよくあるボトルネックが解消されるとともに、Synapse Spark ワークロードの 90% は CSV/JSON/Parquet ファイルであることから、Azure は拡大し続ける Synapse の顧客層に大幅なパフォーマンス向上を提供している。

ライブ ビデオ トランスコーディング SDK

ザイリンクスは、ビデオ トランスコーディング向けソフトウェア開発キット (SDK) をリリースした。これにより、動画配信業者はザイリンクスのアクセラレーション テクノロジを利用して新規サービスの構築や既存サービスの移行を、これまで以上に簡単かつ迅速に行うことができる。ビデオ トランスコーディング SDK は、ランタイム ドライバーからサーバー リソース管理までの完全なソリューションであり、FFmpeg および C/C++ API をサポートしているため、ユーザーは即座にストリーミング ソリューションの開発に着手できる。ザイリンクスの Alveo U30 メディア アクセラレータ カードと組み合わせて使用することで、競合製品と比べてチャネル密度、低消費電力、総所有コストが劇的に向上し、業界最高クラスのビデオ トランスコーディング性能が実現する。

産業およびヘルスケア

ザイリンクスは、ヘテロジニアス処理、I/O の柔軟性、ハードウェア ベースの決定論的制御、総合的なソリューションによって、スケーラブルなヘルスケアおよび産業用 IoT プラットフォームの需要拡大に対応する。

Kria ロボティクス スタック

ザイリンクスは Kria SoM (システム オン モジュール) をビジョン AI の枠を超えて拡張し、ロボット技術者に対して KRS (Kria ロボティクス スタック) と呼ばれる、使いやすさと適応性を追求し、かつハードウェア アクセラレーションを使用した機能セットおよびツールを提供する。ロボット アプリケーション開発のフレームワークである Robot Operating System (ROS) をベースに開発された KRS は、ROS 2 および Gazebo を高速化してより高速、より安全、より完全なロボット動作を実現するのに役立つ統合ユーティリティ セットで構成される。KRS には、拡充し続けるリファレンス デザインが付属しており、今後、KRS で構築されたロボット用アクセラレーション アプリケーションがザイリンクス アプリ ストア経由で入手可能になる予定である。KRS は、Vitis AI が AI 開発者が機械学習推論モデルをザイリンクス デバイスに実装するのを支援するのと同じように、ザイリンクス デバイスにハードウェア アクセラレーションを実装して高パフォーマンス、低レイテンシを実現するのに役立つ。

医用超音波向けの Vitis ライブラリ

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームが初めて拡充され、革新的な Versal AI エンジンに特化して最適化された超音波画像処理向けのライブラリが追加された。これらのライブラリは医用超音波アプリケーションをターゲットとし、Versal デバイス 1 つのみで、解像度 200 本、64 チャネルの超音波装置で 1,000 フレーム/秒を超えるパフォーマンスを実現する。

有線/無線通信

エッジからクラウドまで、ザイリンクス FPGA と適応型 SoC はこれからも有線および無線ネットワーク装置の中核として世界中の 5G 展開を促進する。

Zynq RFSoC DFE の量産出荷

ザイリンクスは、ワイヤレス システムのトップ ベンダーを含む世界中の複数の無線分野のお客様に向け、新しい Zynq RFSoC DFE の量産出荷を開始した。Zynq RFSoC DFE は、ハード IP として組み込んだデジタル フロントエンド (DFE) アプリケーション固有ブロックを統合することにより 5G NR のパフォーマンスを向上させ消費電力を削減するとともに、適応型プログラマブル ロジックを統合することで 5G 3GPP 規格や O-RAN 無線アーキテクチャの進化に対応できる将来的なソリューションを実現する革新的な無線プラットフォームである。電力効率、パフォーマンス、コストを最適化しながら、適応型プログラマブル SoC の柔軟性とタイム トゥ マーケットのメリットも提供されるため、Zynq RFSoC DFE は市場で勢いを増している。

その他のリソース

Xilinx Adapt メディア キット

Xilinx Adapt 開発者向けリリース

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ザイリンクスについて
ザイリンクスは、クラウドから、エッジ、エンドポイントに至るまで、多種多様なテクノロジで迅速なイノベーションを可能にする、極めて柔軟で適応性のあるプロセッシング プラットフォームを開発している。ザイリンクスが発明したテクノロジには、FPGA、適応型 SoC (ACAP (Adaptive Compute Acceleration Platform) を含む) などがあり、業界で最もダイナミックなコンピューティング テクノロジを提供する。ザイリンクスは、適応性が高く、インテリジェント、かつコネクテッドな世界を実現するため、お客様との協業を通じて、差別化されたスケーラブルでインテリジェントなソリューションを構築している。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

© Copyright 2021 ザイリンクスの名称およびロゴ、Versal, Kria、Vitis, Zynq、およびその他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。

このプレスリリースに関するお問い合わせは下記へ
ザイリンクス社 APAC 地域担当 マーケティング コミュニケーション ディレクター Alison Yin alisony@xilinx.com
株式会社井之上パブリックリレーションズ ザイリンクス広報担当 関口、中村 
TEL: 03-5269-2301 / FAX: 03-5269-2305 /xilinx-pr@inoue-pr.com