Phoenix HDR ISP アクセラレーション アプリケーション

作成者: Xfuse

Phoenix は、Kria™ KV260 ビジョン AI スターター キット向けの HDR イメージ シグナル プロセッサ (ISP) です。Xfuse 社のイメージ センサー モジュールと組み合わせることで、開発者はこのフル機能搭載の ISP を活用して、最大 120dB のダイナミック レンジを持つハイコントラスト環境でリアルタイム性能を備えたビジョンおよび深層学習アプリケーションを独自開発できます。Kria SOM でプラグアンドプレイ動作するように設計されたこのイメージング モジュールとシステムは、AI、セキュリティ、ロボット、またはコンシューマー アプリケーションの厳しい要件にすばやく対応して運用することを可能にします。

AMD パートナー ビデオ: Xfuse 社

特長:

  • Kria SOM と KV260 ビジョン AI スターター キットに最適化
  • onsemi 社製 AR0239 の HDR 1080p/30 フル HD センサーに対応
  • 3 フレームの露出マージ ブロック
  • 120dB/20EV のハイ ダイナミック レンジ (HDR)
  • 独自の局所適応型トーン マッピング技術
  • 16 ビットのプロセッシング パイプライン
  • 低レイテンシ
  • 自動ゴースト除去と動き補償
  • 自動ハロ除去
  • 自動 EV ブラケット
よくある質問 (FAQ)

いいえ、必要ありません。Phoenix は完全に自動化されたエンドツーエンドの HDR ISP です。また GUI (グラフィカル ユーザー インターフェイス) で操作する独自のカメラ制御ソフトウェアも備えています。

このバージョンは、onsemi AR0239 CMOS イメージ センサーからの 1080p 30fps HDR ビデオをサポートしています。その他のセンサーや解像度をサポートするように ISP をカスタマイズできます。センサーおよび解像度の要件については、Xfuse 社にお問い合わせください。

Xfuse は、弊社の標準的なソリューションを使用するすべての AMD FPGA ベース プラットフォームをサポートしています。これらのソリューションは、ほかのプラットフォームでも使用可能です。プラットフォーム サポートの詳細は、上記の「Xfuse 社に問い合わせる」からお問い合わせください。

Xfuse 社の ISP ソリューションは特定センサーに依存せず、市場にあるほとんどのセンサーと接続可能です。新しいセンサーの開発または既存のセンサーでサポートが必要な場合は、上記の「Xfuse 社に問い合わせる」から詳細についてお問い合わせください。

はい、できます。Phoenix ISP は、複数のカメラからのビデオ ストリームを同時に処理するようにカスタマイズできます。

Xfuse 社の ISP は、VGA から 8K までのセンサー解像度に対応しています。また、特定のセンサーに依存しないため、あらゆる種類のセンサーを使用できます。

RGBIR など、アプリケーションに応じて通常とは異なるカラー フィルター アレイをサポートするようにカスタマイズ可能です。

現在の製品ソリューションで採用されているイメージ センサーのダイナミック レンジは、人間の視覚よりもはるかに狭い 12EV です。一方、Phoenix は人間の視覚と同等またはそれ以上である 20EV のビデオ ストリームを生成するため、最大の光感度をソリューションに組み込むことができます。

画像信号プロセッサ (ISP) を必要とするすべてのソリューションでは、映像の感度や品質に対しての要求がそれぞれ異なります。処理機能のあらゆる側面をプログラムできることによって、各ソリューション要件に合った ISP を提供できます。

必要な大きさは、アプリケーションとセンサーの組み合わせによって異なります。お客様が必要とする LDR/HDR ソリューションとインプリメンテーションに合わせて、Phoenix ISP を最適化できます。

主な資料
アダプティブ コンピューティングを使用して AI 搭載のエッジ ソリューションを加速
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適応型 SOM が次世代エッジ アプリケーションに最適な理由とその利用方法について説明しています。スマート ビジョン プロバイダーが、この適応型 SOM を利用することでのみ実現できる性能、柔軟性、および迅速な開発のメリットについても解説しています。

ロボティクス分野におけるアダプティブ コンピューティング
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ロボットの需要は急速に高まっています。人間と一緒に働くことができる安心安全なロボットを作ることは簡単ではありません。これらを連携させるには、より高度な技術が必要です。また機械学習や人工知能の導入によって、さらに高い処理能力が求められるようになり複合的な課題に対応しなければなりません。ロボット開発者たちは、拡張性のある適応型プラットフォーム上にセーフティ/セキュリティ機能があらかじめ統合され、低レイテンシ、確定性、多軸制御をサポートするアダプティブ コンピューティング プラットフォームに注目し始めています。詳細は eBook をご覧ください。