AR# 14775

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14.x タイミング - DCM の 2 つのクロックの関係がどのようにタイミング ツールで認識されるか

説明

複数の出力を使用する DCM (デジタル クロック マネージャー) をデザインに配置しています。ツールではどのように 2 つのクロックの関係が認識されますか。

ソリューション


入力クロック ネットに PERIOD 制約を適用すると、NGDBuild により IBUFG と DCM を介してこの制約が伝搬され、元の PERIOD 制約に基づいて新しい PERIOD 制約が作成されます。これは、PERIOD 制約に MULTIPLE/DIVIDE および PHASE 属性を使用することで達成できます。

Q : DCM の異なる出力でクロックが付いたフリップフロップの FROM-TO 制約を生成する必要がありますか。特に、 CLK0 のフリップフロップが CLK2X のフリップフロップに信号を供給する場合 (またはその逆)、FROM-TO 制約は必要ですか。または、PAR および TRCE ではこの関係が認識されますか。

A : タイミング ツールでこの関係は認識されます。周波数係数と位相の関係が識別され、この情報に基づいてワースト ケースのセットアップ要件が算出されます。

Q : 非整数の CLKDV には、CLK0 ドメインと CLKDV ドメインの間に例外制約が必要ですか。

A : スキュー チェック コードにより、この 2 つのクロック エッジ間のワースト ケース関係が決定され、使用されます。これが非整数であれば、このコードでは、ワースト ケース タイムを検出するために 1 クロック周期パスされます。



CLKDV_DIVIDE が 2.5 に設定されている CLK0 および CLKDV の 2 つ DCM 出力が使用されているとします。

マルチクロックの例
マルチクロックの例


この 2 つのクロック ドメイン間を双方向に通過するフリップフロップを作成します。波形を描くと、CLK0-to-CLKDV のワースト ケース タイミングは 5ns です (20ns で開始)。 これは、波形の最初の 5ns と一致します。同様に、CLKDV-to-CLK0 ドメインのワースト ケース タイミングも 5ns です (25ns で開始)。

このため、5ns の FROM-TO はいずれの場合にも記述できます。

Q : タイミング ツールではどのように処理されるのでしょうか。

タイミング レポート
タイミング レポート


A : タイミング ツールでも同じ関係が認識され、クロス クロック ドメインの要件として 5ns が適用されます。TRACE では、これらのケースが発生する時間 (20ns および 25ns) が識別されます。このため、TRACE ではこのクロック到着時間がリストされます。

このプロセスは、CLKFX 出力も含め、2 つのクロックの関係すべてに対して同様に行われます。ただし、共通要素を持たない DCM クロックが複数存在していると、問題が発生することがあります。このような場合は、FROM TO 制約が必要になります。

タイミング制約の詳細は、『Timing Constraints User Guide』を参照してください。 http://japan.xilinx.com/support/documentation/sw_manuals/xilinx12_1/ug612.pdf
AR# 14775
日付 12/15/2012
ステータス アクティブ
種類 一般
ツール 詳細 概略
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