AR# 22368

Spartan-3E - 入力遅延エレメントを使用する場合の特別な考慮事項

説明

ISE 7.1i、8.1i、または 8.1.1i を使用している場合、入力遅延エレメントの使用について特別な考慮事項があります。これは、ザイリンクス デザイン ツールの入力遅延エレメントの処理方法が 8.1.02i で変更されたからです。

ソリューション

Spartan-3E デバイスには、プログラム可能な入力遅延があります。ISE 8.1i サービス パック 1 および 2 には、この機能の使用に大きな影響を与える変更が含まれています。 

サービス パック 2 (2006 年 2 月にリリース) にするまでは、次のガイドラインに従うことを強く推奨します。

 

  • レジスタ付き入力に対して入力遅延値 (IFD_DELAY_VALUE) を必ず指定してください。 
  • 最大設定を使用しないでください。IBUF_DELAY_VALUE=(0 ~ 12) および IFD_DELAY_VALUE=(0 ~ 6) に選択を制限してください。 
  • ISE 8.1i サービス パック 2 でビットストリームを再生成する場合は、タイミングを再検証してください。 
  • 同じ入力ピンに組み合わせパスとレジスタ付きパスの両方がある場合は、有効な組み合わせに値を制限してください。 

 

レジスタ付き入力に対して入力遅延値を必ず指定する  

レジスタ付き入力 (IFD) は、デフォルトで IFD_DELAY_VALUE=AUTO になります。ISE 7.1i および ISE 8.1i では、AUTO は 5 に設定されています。 

この遅延は、ホールド タイムを回避するのに十分なデータ遅延を追加することを目的としていますが、ほとんどの場合は 5 でも十分すぎるくらいです。

タイミング結果を改善させるため、今後のサービス パックでは AUTO 設定は 5 未満に設定されます。 

 

この変更による影響を避け、最適な結果を得るためには、独自のタイミング要件を満たすように IFD_DELAY_VALUE を適切な値に設定します。

ほとんどの場合は、1 に設定することでホールド タイム要件を回避できます。 

 

最大設定を使用しない 

IBUF_DELAY_VALUE=(13 ~ 16) または IFD_DELAY_VALUE=(7 ~ 8) は使用しないでください。これらの値は ISE 7.1i および ISE 8.1i では使用でき、FPGA Editor に表示されますが、シリコンではサポートされません。

ISE 8.1i サービス パック 1 では DRC が変更され るため、これらの設定を使用できないようになっています。IBUF_DELAY_VALUE は 0 ~ 12 の範囲に、IFD_DELAY_VALUE は 0 ~ 6 の範囲にそれぞれ制限してください。 

 

ISE 8.1i サービス パック 2 でビットストリームを再生成する場合は、タイミングを再検証する  

ISE 8.1i サービス パック 2 では、スピード ファイルが新しくなり、シリコンに対する入力遅延設定のマップ方法がソフトウェアで変更されるため、入力遅延設定の一部に対する遅延の値が変更されます。

ISE 8.1i SP2 より前にインプリメントしたデザインの場合、元の ISE 8.1i または SP1 で指定したタイミングを満たし続けるため、再インプリメントの必要はありません。

サービス パック 2 をインストールした後に再インプリメントするデザインでは、BitGen のみを実行した場合でも、異なるインプリメンテーションが生成されることがあるため、I/O に対してタイミングを再検証する必要があります。

 

デバイスの右側の入力遅延値は、0 に設定されている場合を除き、すべて変更されます。この変更により、遅延が増加することもあれば減少することもあります。変更はすべて 1 ns 未満です。 

 

また、入力遅延を大きく設定するほど、デバイスのその他 3 つの側面 (左、上、および下) に対して長い遅延の値がレポートされます。

IBUF_DELAY_VALUE を 8 ~ 12 に設定すると、約 0.7 ns 遅くなります。 IFD_DELAY_VALUE を 5 または 6 に設定すると、約 0.6 ns 増加します。 

 

同じ入力ピンに組み合わせパスとレジスタ付きパスの両方がある場合は、有効な組み合わせに値を制限する 

1 つの入力には、IOB を通った組み合わせパスとレジスタ付きパスの両方を使用できます。遅延前の MUX は両方のパスに共通であるため、特定の組み合わせの遅延値設定しか使用できません。

組み合わせによっては、サービス パック 1 で使用できてもサービス パック 2 以降では使用できません。  

 

有効な組み合わせは次のとおりです。 

 

IBUF_DELAY_VALUE.......IFD_DELAY_VALUE 

0...................................................任意  

任意.................................................0  

1 ~ 6.................................................0 ~ 3  

7 ~ 12...............................................4 ~ 6

AR# 22368
日付 09/14/2017
ステータス アクティブ
種類 一般
デバイス
ツール