AR# 24221

14.x タイミング - タイミング レポートのデータシート セクションについて

説明

タイミング レポートのデータシート スタイル セクションとは何ですか。

ソリューション

データ シートのセクション番号は、制約に対するタイミング解析に基づいて付けられています。I/O セットアップ/ホールド、clock-to-out、およびその他のデータシート値が記述されます。データシート スタイル セクションは、ボード解析用にデザインの外部情報を提供します。

-u (制約が適用されていないパスをレポート) オプションを使用すると制約の適用されていない I/O がリストされ、アドバンス解析 (自動生成された制約) またはデフォルト解析を使用すると I/O タイミングがレポートされます。

レポートには、ソースおよびデスティネーションの PAD 名と、ソース/デスティネーション間の伝搬遅延またはデスティネーションに対するソースのセットアップ/ホールド要件が含まれます。

このレポートには、デザインの遅延特性が次のようにまとめられています。

外部セットアップ/ホールド要件

各クロック入力に対し、チップ データ入力の最大セットアップ/ホールド タイムがリストされています。チップ クロック入力に対しデータ入力からのパスが 2 つ以上存在する場合、ワースト ケースのセットアップ/ホールド タイムがレポートされます。データ入力およびクロック入力の各組み合わせに対し、ワースト ケースのセットアップ/ホールド タイムが 1 つレポートされます。このセクションでは、プライマリ クロック入力から生成されるすべてのクロックに対し位相関係および DCM 位相シフトが考慮されており、タイミング制約が適用されるプライマリ クロック入力から生成されたすべてのクロックに対する各プライマリ入力のセットアップ/ホールド要件が個別にレポートされます。ユーザー定義の内部クロックのセットアップ/ホールド要件も別にレポートされます。ユーザー定義の外部クロックの関係も別にレポートされます。

Clock-to-Clock セットアップ/ホールド要件

同期エレメント間の最大セットアップ/ホールド タイムがクロックごとにリストされます。クロック分散による Clock to Setup のデータ シート セクションには、クロック パッドによるクロック情報が記載されています。つまり、DLL/DCM により分配されるクロックは、クロック パッドでのみレポートされます。たとえば、クロック (clk) が DLL/DCM の clk_in を駆動する場合、出力は 0 位相 (clk0) および div2 (clkdiv2) の両クロックであり、データ シートに記載されている表にはこれらの分散クロックからの情報も含まれます。クロックの到達時間は、clock-to-setup からクロック デスティネーションの表に含まれます。

''clk'' が 10ns 周期 (50% デューティ サイクル) で、''clkdiv2'' の立ち上がりから立ち下がりまでが最小 8ns とします。半周期 の 8nsは、clkdiv2 の1周期の半分以下なので問題ありませんが、Clock to Setup 表の 10ns の半周期、5ns の違反のようにデータシート セクションではレポートされます。clkdiv2 の rising-to-rising の値も同様で、clk 要件の 2 倍となる場合があります。

Clock-to-Output 伝搬遅延

クロック入力からチップ データ出力までの最大伝搬遅延は、クロック入力ごとにリストされます。クロック入力からデータ出力までのパスが 2 つ以上ある場合、ワースト ケースの伝搬遅延がレポートされます。データ出力とクロック入力の各組み合わせに対し、ワースト ケースの伝搬遅延が 1 つレポートされます。

Input-to-Output 伝搬遅延

チップ入力と出力の間に組み合わせパスがある場合、各チップ入力から各チップ出力への最大伝搬遅延がレポートされます。チップ入力と出力の間に 2 つ以上パスがある場合、ワースト ケースの伝搬遅延がレポートされます。各入力と出力の組み合わせに対し、ワースト ケースの伝搬遅延が 1 つレポートされます。

OFFSET IN バス要件

ユーザー指定のオフセット値とゼロ以外の期間が設定されている各 OFFSET IN 制約に対し、OFFSET IN バス テーブルが 1 つ生成されます。OFFSET IN バス テーブルには、サマリと表が含まれます。サマリには、制約名、ワースト ケース データの有効ウィンドウ、および理想のクロックの実際クロックに対するオフセット値が記述されます。理想のクロックの実際のクロックに対するオフセットは、現在のバス セットアップ/ホールド タイム要件を考慮して実際のクロックを中央に揃えるための調整値です。表には、データ入力信号と統計がリストされます。各データ入力信号は 1 つまたは 2 つの行にリストされます。1 つは立ち上がりエッジでトリガされる同期エレメント用で、もう 1 つは、立ち下がりエッジでトリガされる同期エレメント用です。

1 つのデータ入力信号に複数の立ち上がりエッジでトリガされるデスティネーションまたは複数の立ち下がりエッジでトリガされるデスティネーションがある場合、ワースト ケースの値 (小さい方の値) が使用されます。各行には、ソース名、セットアップ タイム、ホールド タイム、セットアップ スラック、ホールド スラック、および指定オフセット データの有効ウィンドウに対するソースのデータ ウィンドウのオフセットの列があります。指定オフセットデータの有効ウィンドウに対するソースのデータ ウィンドウのオフセットは、ソースのセットアップ/ホールド スラックを、指定オフセット データの有効ウィンドウの中央に揃えるために使用できます。

ソース名は、詳細レポートのものと同じです。セットアップ スラックおよびホールド スラックも同様に計算され、この入力に対して詳細レポートにリストされているものと一致します。データ ウィンドウは、セットアップ スラックにホールド スラックを加えたものになります。このセンタリング調整は、データ パスに追加されたときにこの入力に対しクロックの中央を揃えるための遅延量に等しくなります。

pad-to-setup 要件

デザインのデータ入力パッドとクロック入力パッドの間の外部セットアップ タイムは、データ パッドからレジスタへの最大パス遅延とレジスタの最大セットアップ タイムを加えた値から、クロック パッドからレジスタへの最大パス遅延の最小値を引いた値となります。データ入力に、同じ外部クロックに対し 2 つ以上の内部セットアップ要件がある場合は、ワースト ケースのセットアップ タイムが計算されます。

pad-to-hold 要件

データ入力とクロック入力の間の外部ホールド タイムは、クロック パッドからレジスタへの最大パス遅延とレジスタの最大ホールド タイムを加えた値から、データ パッドからレジスタへの最大パス遅延の最小値を引いた値となります。データ入力に、同じ外部クロックに対し 2 つ以上の内部ホールド タイム要件がある場合は、ワースト ケースのホールド タイムが計算されます。

clock-to-pad 伝搬遅延

clock-to-pad 伝搬遅延は、clock-to-register の最大遅延、レジスタの clock-to-output 遅延 (通常 Tcko)、レジスタからパッドへの最大遅延の合計となります。

pad-to-pad 伝搬遅延

pad-to-pad 伝搬遅延は、入力パッドから出力パッドへの最大パス遅延の合計となります。

(ザイリンクス アンサー 21328) も参照してください。
AR# 24221
日付 11/14/2012
ステータス アクティブ
種類 一般
ツール 詳細 概略