LogiCORE IP Video Scaler では、COE ファイルを使用してスケール係数を初期化でき、また後でその係数をプログラムできます。
係数の作成方法および COE ファイルのフォーマット方法は、次のとおりです。
係数を生成するには、次のいずれかの方法を使用できます。
COE ファイル形式
注記 : LogiCORE IP Video Scaler v3.0 およびそれ以降に該当します。
LogiCORE IP Video Scaler v3.0 より前のバージョンでは、COE 入力のフォーマットは異なります。
最新版の LogiCORE IP Video Scaler にアップデートすることを推奨します。
COE ファイル形式については、『Video Scaler 製品ガイド』 (PG009) の「Coefficients」セクションを参照してください。
コンフィギュレーション時またはランタイム時にアプリケーションに応じて係数を入力しやすくするため、COE ファイルには pcore インターフェイスと同じフォーマットが使用されています。
係数の生成
ザイリンクス LogiCORE IP Video Scaler C Model (pcore Driver と同じ係数) :
LogiCORE IP Video Scaler v4.0 リリースには C モデルが含まれます。
この C モデルには、LogiCORE IP Vedeo Scaler で使用できる COE 形式で係数を生成する機能もあります。
COE ファイルの生成方法については、最新版の Video Scaler 製品概要 (PG009) を参照してください。
ザイリンクス pcore 係数 (C モデルと同じ係数) :
pcore インターフェイスを使用して LogiCORE IP Video Scaler を生成する場合、あらかじめ定義済みのスケール係数のセットが含まれています。
これは次のファイルにあります。
v_scaler_v3_0_u0\drivers\scaler_v3_00_a\src\xscaler_coefs.c
xscaler_coefs.c のファイル サイズは非常に大きく、すべての係数を必要とするアプリケーションはほとんどありません。
不要な係数を手動で削除し、Video Scaler 用に提供されたドライバー ファイルを修正することで、このファイル サイズを縮小できます。
今後のリリースでは、少ない係数セットで自動的に係数ファイルを生成する機能が追加される予定です。
サード パーティ ツール :
スケール係数は、さまざまなツールおよび方法で作成できます。
ザイリンクスでは xscaler_coefs.c で提供される係数の生成には Mathworks 社の MATLAB を使用しています。これは Lanczos アルゴリズムに基づいています。
インターネットでほかのツールやアルゴリズムを検索してみてください。
また、Video Scaler デザインの IEEE パートナーも参照してください。
ご使用のアプリケーションに適したアルゴリズムの検索に、次のリストも参考にしてください。
その他:
Bilinear (双線形) : Video Scaler では 2 タップが選択されたときに双線形インプリメンテーションがエミュレーションされます。
Bicubic (双三次) : Video Scaler では 4 タップが選択されたときに双三次インプリメンテーションがエミュレーションされます。
LogiCORE IP Video Scaler のリリース ノートおよび既知の問題は、(ザイリンクス アンサー 31958) を参照してください。
Answer Number | アンサータイトル | 問題の発生したバージョン | 修正バージョン |
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31958 | LogiCORE IP Video Scaler - リリース ノートおよび既知の問題 | N/A | N/A |
AR# 35262 | |
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日付 | 12/19/2014 |
ステータス | アーカイブ |
種類 | 一般 |
IP |