AR# 38486

14.x タイミング - PRIORITY キーワードおよび FROM-TO 制約について

説明


同じパスを対象にしている同様の制約に優先順位をつけるため PRIORITY キーワードは使用されます。TSI レポートを実行すると、次のような内容が表示されます。

Constraint interactions for TS_test = MAXDELAY FROM TIMEGRP "test_src" TO TIMEGRP "FFS" 10 ns PRIORITY 10;
10 paths removed by TS_test2 = MAXDELAY FROM TIMEGRP "test2_src" TO TIMEGRP"test2_dst" 8 ns PRIORITY 11;

PRIORITY 11 の制約よりも PRIORITY 10 の FROM-TO がツールでは優先されています。これは正しいですか。

ソリューション


はい。正しいです。

PRIORITY キーワードは、同じタイプ、同じ適用範囲の制約間の重複を緩和させるためにのみ使用されます。この場合、制約 TS_test にはユーザー定義の FROM グループと、あらかじめ定義されている TO グループがありますが、もう一方の制約には、ユーザー定義の FROM および TO グループがあり、こちらのほうが優先順位が高くなっています。これらの制約の優先順位が高いため (スコープが違う)、PRIORITY キーワードは影響を及ぼしません。

TSI レポートの内容は次のようになっています。

* Constraint coverage over a set of paths is based on the following precedence *
* order (lowest to highest precedence): *
* *
* Unconstrained path analysis *
* PERIOD or FREQUENCY, allclocknets *
* PERIOD or FREQUENCY, time group *
* PERIOD or FREQUENCY, net *
* OFFSET IN/OUT, global *
* OFFSET IN/OUT, time group *
* OFFSET IN/OUT, pad *
* MAXDELAY path, with pre-defined FROM and TO groups *
* MAXDELAY path, with user-defined FROM or TO group *
* MAXDELAY path, with user-defined FROM and TO groups *
* MAXDELAY path, with intermediate (THRU) points *
* PATH definition *
* TIG path *

ユーザー定義の FROM および TO グループの制約のほうが、FROM または TO グループ (あらかじめ定義されている TO グループの制約など) の制約よりも優先されていることに注目してください。

パス遅延制約に関連付けられているユーザー定義の優先順位は、同じような適用範囲を持つタイミング制約の重複を解決するために、Timing Wizard で使用されます。たとえば、MAXDELAY FROM:TO が 2 つある場合などです。
AR# 38486
日付 11/13/2012
ステータス アクティブ
種類 リリース ノート
ツール 詳細 概略