AR# 40773

14.x タイミング解析 - MAXSKEW の算出方法

説明

MAXSKEW の算出方法と MAXDELAY との違いを教えてください。次に、レポートの例を示します。

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Timing constraint: NET "ispb_aad_in(13)" MAXSKEW = 0.23 ns;

1 net analyzed, 1 failing net detected.
1 timing error detected.
Maximum net skew is 0.252ns.
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Slack: -0.022ns ispb_aad_in(13)
Report: 0.252ns skew fails 0.230ns timing constraint by -0.022ns
From To Delay(ns) Skew(ns)
V15.I SLICE_X56Y2.DX 1.465 0.081
V15.I SLICE_X57Y2.DX 1.471 0.087
V15.I SLICE_X58Y2.DX 1.622 0.238
V15.I SLICE_X59Y2.DX 1.636 0.252

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ソリューション

上記レポートのネット ispb_aad_in(13) の場合、次のようになります。

特定のネットの最高速のスライスが基準ラインとして設定されるので、内部的に 0ns 遅延と設定できます。入力ラインには 1.465ns の遅延があります。ツールでばらつきが算出されますが (その式は表記不可)、このネットの場合は .081ns に設定されています。このばらつきはこの特定ネットのラインのもので、ほかのネットのばらつきは異なる値であることに注意してください。

MAXSKEW は基準からの最も低速のラインの遅延にばらつきを加えて算出されます。この例の場合は 1.636 - 1.465 = 0.171、0.171 + 0.081 = 0.252 です。MAXSKEW 制約は 0.23ns に設定されているので、満たされていません。

MAXDELAY は 1 つのネットにあるラインごとに提供され、結果にそのばらつきが含まれている可能性が高く、また、これは最大値なので通常あまり注意を払う必要はありません。一方、MAXSKEW はライン間のスキューを比較します。基準を 0 に設定しているので、これにばらつきを考慮する必要があります。

アンサー レコード リファレンス

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AR# 40773
日付 12/15/2012
ステータス アクティブ
種類 一般
ツール 詳細 概略