合成中に、mcb_soft_calibration モジュール内の STATE[1:6] ステートの FSM ステートが達成できないこと (GRAY エンコーディングの 101010) がレポートされることがあります。
次は、そのメッセージ例です。
INFO:Xst:1799 - State 101010 is never reached in FSM <STATE>.
この 101010 ステートは DONE ステートで、キャリブレーションがオフになる (飛ばされる) 場合にのみ達成できます。
キャリブレーションを飛ばすのは、シミュレーション中にしか使用できません。
ハードウェアでは、ソフト キャリブレーションが続けてキャリブレーションされるので、DONE ステートには 1 度もなりません。
合成レポートのこの情報は、無視しても問題ありません。
ただし、Spartan-6 インプリメンテーションの場合は、合成中に SAFE_IMPLEMENTATION オプションをオンにすることをお勧めします。
有限ステート マシン記述のセーフ インプリメンテーションを使用するかどうかは SAFE_IMPLEMENTATION で指定されます。
このオプションは、[FSM Encoding Algorithm] が [None] 以外に設定されると使用できます。
[Yes] に設定すると、不正なステートによりステート マシンがリカバリ ステートに戻って、通常動作に戻ります。
[No] に設定すると、不正なステートからのリカバリに必要なロジックがインプリメントされません。
デフォルトでは、このプロパティは [No] に設定されています。
この問題は、ISE 13.2 で修正されています。
AR# 47185 | |
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日付 | 08/27/2014 |
ステータス | アクティブ |
種類 | 一般 |
デバイス | |
IP |