PAR で -xe オプションを選択すると、PAR でエフォートが追加されます。
-xe オプションの詳細は、次を参照してください。
-xe (Extra Effort Level)
このオプションを使用して追加エフォート レベルを設定します。
構文
-xe n|c
n (標準) に設定すると、困難なタイミング制約を満たすために、ランタイムが長くなる追加の方法が使用されます。
PAR でタイミング制約を満たすことができないと判断されると、タイミングを満たすことができないことを示すメッセージが表示され、PAR が終了します。
c (継続) に設定すると、PAR でタイミングを満たすことができないと判断されても、配線が続行されます。
タイミングがほとんど改善しないかまったく改善しなくなるまで、タイミングを改善すために PAR の実行が継続されます。
注記 : 追加エフォート c を使用すると、ランタイムが著しく長くなることがあります。
-xe オプションを使用するには、-ol (総体的なエフォート レベル) オプションを high に設定するか、-pl (配置エフォート レベル) オプションと -rl (配線エフォート レベル) オプションを high に設定する必要があります。
例 :
par -ol high -xe n design.ncd output.ncd design.pcf
この例では、PAR で追加エフォートが使用されますが、タイミング制約が満たされないと判断された場合は停止するようになります。