このアンサーは SelectIO ソリューション センター (Xilinx Answer 47284) のデザイン アシスタント (Xilinx Answer 50926) のパフォーマンス セクションの一部です。
I/O パフォーマンスの詳細については、パフォーマンスについてのメイン アンサー (Xilinx Answer 47284) を参照してください。
このアンサーでは次のトピックについて説明します。
相補的シングルエンド I/O 規格がどのように定義されているか。
相補的シングルエンド I/O 規格の主なパフォーマンス規格について。
相補的シングルエンド I/O 規格:
DIFF_SSTL および DIFF_HSTL などの相補的シングルエンド I/O 規格は、差動 I/O 規格の同相電圧却下を利用していますが、シングルエンド バージョンの規格の低電圧スイングはそのまま活かしています。
このアンサーでは、これらの I/O 規格のパフォーマンスがザイリンクスではどのように定義されているかを説明します。
同相電圧モード/信号クロス:
どの差動 I/O 規格でも同じですが、信号には同相電圧範囲が指定されています。この仕様は Vix (入力) および Vox (出力) として表示されることがしばしばです。これはペアになっている 2 つの信号の電圧クロスを表しています。
通常、Vx はシングルエンド バージョンの I/O 規格の VREF と同じです。クロスする電圧の最小値/最大値は通常指定されています。
SSTL15 のような差動規格の場合、入力信号のクロスポイントは VREF-0.175V < VREF < VREF+0.175V の範囲内にある必要があるとザイリンクスでは指定しています。
出力の場合は、クロスポイントは VREF-0.15V < VREF < VREF+0.15V の範囲内にある必要があります。
差動電圧:
差動電圧とはペアの Q と /Q との間の電圧差のことです。
VOH/VOL レベル
相補シングルエンド バッファーに対しては、ザイリンクスでは VOL および VOH レベルが指定される傾向があります。これらの値は差動ペアの個々の I/O のシングルエンド ロジック レベルです。
相補シングルエンド ペアが出力として機能している場合は、ハードウェアでは物理的に、互いに逆方向に 2 つのシングルエンド SSTL/HSTL バッファーが駆動しています。
次の例は Virtex-6 の DIFF_SSTL18 信号です。相補シングルエンド信号の仕様はハイライトされています。
Answer Number | アンサータイトル | 問題の発生したバージョン | 修正バージョン |
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47284 | SelectIO デザインアシスタント: パフォーマンス | N/A | N/A |
AR# 50196 | |
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日付 | 06/02/2017 |
ステータス | アクティブ |
種類 | ソリューション センター |
デバイス |