HDL ソースを変更する Tcl スクリプトがあります (VHDL ソース ファイルのコメントに現在の日付、時間、バージョンおよびビルド番号を追加するなど)。
合成設定の [Tcl.pre] オプションで、このスクリプトが Vivado 合成前に自動的に実行されるように設定しています。
スクリプトは正しく実行し、合成は完了しましたが、合成が問題なく完了したにもかかわらず、Vivado GUI の合成ステータスには「Out of Date」 (更新が必要) と表示されます。
このため、合成のステータスを手動で変更しないとインプリメンテーションを実行できません。
ステータスが「Out of Date」になるのはなぜですか。[Tcl.pre] オプションを使用してスクリプトを実行し、かつこの問題を回避する方法はありますか。
Vivado の tcl.pre/tcl.post コマンドは、特定の Tcl コマンドをできるだけ近くにラップするように設計されています。
このため、ステータスのチェックは、合成全体 (tcl.pre および tcl.post スクリプト コマンドも含む) の開始時の HDL ソース ファイルの状態に基づいています。
コマンド開始後にソース ファイルが変更されたため、コマンドのステータスは「Out of Date」に設定されます。
今の段階では、次のオプションがありますが、すべて手動設定になります。
注記: 合成設定の Tcl.post は、合成ステップの一部とみなされるので、ステップはアップデートはされません。
AR# 51418 | |
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日付 | 05/12/2017 |
ステータス | アクティブ |
種類 | 一般 |
ツール |