10GBASE-KR に対し Ten Gigabit Ethernet PCS/PMA v2.5 コアを使用すると、コアが間違ってトレーニング ゼロの係数を設定してしまう可能性があります。
c(-1) 係数が 21 から 24 (実際は -21 から -24)、c(+1) 係数が 31 から 28 (実際は -31 から -28) にそれぞれ設定されている場合にのみ、この問題は発生します。
c(0).min = (51 - |c(-1)| - |c(+1)|) という式からゼロ係数の最小値は計算されるので、|c(-1)| が最大値 20 を超え、|c(+1)| が最大値にあるかそれに近いとき、コアの RTL の符号なしの式の結果値は、大きな負の値になります。
たとえば、c(+1) = 29 かつ c(-1) = (illegally!) 23 の場合にこの状態になり、c(0).min の値を保持するために使用される 7 ビット フィールドでは c(0).min = 51 - 29 - 23 = -1 = 127 になります。
ゼロ係数が最小値ではなく最大値に設定されてしまう可能性があります。
この問題は、このコアの v2.6 リリースで修正される予定です。
|c(-1)| 係数を 21 から 24 に設定しても、その係数の動作には影響はありません。
この係数は 20 に設定されているかのように動作します。
同様に、c(0) 係数を 80 より大きい値に設定しても、80 に設定されている場合とまったく同じ動作をします。
AR# 52517 | |
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日付 | 12/23/2014 |
ステータス | アクティブ |
種類 | 一般 |
IP |