内部基準電圧で XADC を使用すると、利得キャリブレーション係数が常に両方の ADC に対し 0x007F を読み出します。
この理由を教えてください。
XADC はデジタルに任意のオフセットと、ADC および電源供給センサーの利得エラーをキャリブレートします。
既知の電圧 (VREFN および VREFP など) を ADC および電源センサーに接続することにより、オフセットおよび利得エラーを計算し、訂正係数が生成されます。
これらのキャリブレーション係数は、ADC A の場合はステータス レジスタ 08h ~ 0Ah に、ADC B の場合はステータス レジスタ 30h ~ 32h に格納されます。
ただし、内部基準が使用される場合、この利得キャリブレーション ロジックがディスエーブルされ、利得係数のステータス レジスタは常に 0x007F を読み戻し、係数は 3F (最大の正の値) になります。
これは、XDC を使用した工場テストのときに内部基準がトリムされるので、利得エラーが考慮されるからです。
つまり、内部基準が使用されるとき XDC パフォーマンスの仕様は満たされ、利得キャリブレーションが不要であるということです。この動作モードでは係数は無視してください。