AR# 53821

Vivado - MYVIVADO 環境変数を使用してパッチを適用する方法

説明

MYVIVADO 環境変数を使用して Vivado または PlanAhead インストールにパッチを適用する方法を教えてください。


注記: Vivado 2016.1 では、XILINX_PATH という新しい変数が導入されていて、MYVIVADO 変数に代わって使用されます。

Vivado 2016.1 以降のバージョンの場合は、 (Xilinx Answer 66722) を参照してください。

ソリューション

Vivado で MYXILINX に該当する環境変数は MYVIVADO と呼ばれ、他のパッチへのパスが複数含まれていることがあります。これらのパスは、Linux では「:」、Windows では「;」で区切られています。

$MYVIVADO ディレクトリを使用すると、元のインストール エリアに影響を与えずに、ザイリンクス ソフトウェアのパッチを使用できます。

共有環境においては、ほかのユーザーに影響を与えずに、必要なパッチを個々のユーザーが使用できます。

$MYVIVADO ディレクトリ構造は、Vivado や PlanAhead のインストールのディレクトリ構造と同じです。

注記: あるサイトにいるユーザー全員に同じパッチが必要な場合 (Vivado 2014.4 以降) は、パッチをユーザーの作成した patches ディレクトリの下の $XILIINX_VIVADO ディレクトリにインストールしてください。


パッチは、対象になっているソフトウェア バージョンに対してのみ使用してください。

たとえば、2014.3 用に構築された $MYVIVADO ディレクトリにパッチがある場合には、このパッチを Vivado ツールの 2014.4 バージョンで使用しないでください。

ソフトウェアの特定のビルド用に構築されたパッチは、ソフトウェアの次のフル リリースに含まれます。


Vivado ソフトウェアにデータ ファイル (たとえばスピード ファイル) が読み込まれると、まず $MYVIVADO ディレクトリに必要なファイルがあるかどうかが確認されます。

ファイルがあれば、$MYVIVADO データ ファイルでデフォルトの VIVADO データ ファイルが上書きされることを示すメッセージが表示されます。

Vivado では次に $XILINX_VIVADO/patches ディレクトリが検索されます。

ファイルが $MYVIIVADO または patches ディレクトリになければ、$XILINX_VIVADO ツリー内の元のデータ ファイルが使用されます。


次は、Linux で $MYVIVADO 変数を使用して標準環境からパッチを使用する環境への変換例を示しています。

setenv MYVIVADO /home/user/patches/Vivado/2012_3_ar50123_patch

Windows では、適切なコマンドは以下のようになります。

set MYVIVADO=C:\patches\Vivado\2012_3_ar50123_patch

MYVIVADO に含まれるパスは、左から右への優先順位で解釈されます。 

これは、パッチに同じファイルが含まれていれば MYVIVADO に最初に記載されているパッチが使用されるということを意味します。

複数の Vivado パッチの使用

例 1:

/opt/Vivado_AR12344  <-- Patch for AR12344
/opt/Vivado_AR12345  <-- Patch for AR12345
/opt/Xilinx/2012.4/
            Vivado/
                bin/
                  vivado
                data/
                   baseline.txt <-- points to /opt/Xilinx/ISE_DS/14.4/PlanAhead
            ISE_DS/
                14.4/
                  PlanAhead/
                          bin/
                          ...
                  ...


複数のパッチを使用する場合のオプション:

2014.4 以降の場合は、複数のパッチが次のようにサポートされます。

  1. install の下に patches ディレクトリを作成してください。 
    すべてのパッチを $XILINX_VIVADO\patches ディレクトリ内に解凍します。 
     Vivado では $XILINX_VIVADO\patches\AR* ディレクトリ内のファイルが自動的にチェックされます。 
     
  2. MYVIVADO 変数は ISE の MYXILINX と同じものです。
    別のパッチ ディレクトリを指定することもでき、これは Vivado/PlanAhead を実行すると含まれます。


2012.3 ~ 2014.3 の場合は、複数のパッチが次のようにサポートされます。
 
  1. MYVIVADO 変数は ISE の MYXILINX と同じものです。
    別のパッチ ディレクトリを指定することもでき、これは Vivado/PlanAhead を実行すると含まれます。
    このオプションでは、ローダーをパッチすることはできません。
     
  2. baseline.txt を使用すると基本インストールをポイントできます。
    ローダーがパッチされる場合には必ずこれを使用します。
     
  3. パッチは 1 つのエリアにオーバーレイできません。
    これはパッチに同じファイルが含まれていない場合にのみ機能します。
複数のパッチを使用する場合に使用可能なオプション:

  • $XILINX_VIVADO の下の patches ディレクトリを使用します。
     
    1. $XILINX_VIVADO/patches ディレクトリに移動します。このディレクトリが存在しない場合は作成します。
       
    2. たとえば「AR12345」という名前で開始するディレクトリに ZIP アーカイブを解凍します。
      ほとんどの解凍ツールでは、ZIP ファイルと同じ名前のディレクトリが解凍時に自動的に作成されます。
       
    3. 元のインストール場所から Vivado を実行します。

    • オーバーレイを使用または使用しないで MYVIVADO を使用する場合
      1. 複数のパッチを別々のディレクトリ、またはローダーを使用しないで同じディレクトリにインストールします。
      2. MYVIVADO がすべてのパッチ ディレクトリをポイントするように設定します。
      3. 基本インストールから Vivado/PlanAhead を実行します。
     
    • MYVIVADO を使用せずにローダーを使用して 1 つのパッチを適用
      1. 複数のパッチを同じディレクトリにインストールし、1 つのパッチにはローダーを使用します。
      2. 基本インストールの baseline を決めます。
      3. パッチ ディレクトリから Vivado/PlanAhead を実行します。
     
    • MYVIVADO を使用してローダーで 1 つのパッチに適用
      1. 複数のパッチを別々のディレクトリ、またはローダーを使用して同じディレクトリにインストールします。
      2. ローダーを使用してパッチ ディレクトリで baseline を決めます。
      3. MYVIVADO がすべてのパッチ ディレクトリをポイントするように設定します。
      4. パッチ ディレクトリから Vivado/PlanAhead を実行します。

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    AR# 53821
    日付 12/15/2017
    ステータス アクティブ
    種類 一般
    ツール