説明
このデザイン アドバイザリは、2013 年 2 月 14 日に次の情報を含めるため更新されています。
Vivado Design Suite 2012.3 以前のバージョンでは、7 シリーズ デバイス デザインの一部の長いパスで遅延が小さくレポートされていました。
問題を修正するため、Vivado Design Suite 2012.4 でタイミング エンジンおよびスピード ファイルがアップデートされましたが、このため TNS および WNS (タイミング スコア) が増加する可能性があります。
ソリューション
Vivado Design Suite 2012.4 以降のバージョンでこの変更のデザインへの影響を確認するには、次の手順に従ってください。
- タイミング解析結果を参照して WNS および TNS (タイミング スコア) が増加していないかを確認します。
- エラーが発生しているデザインをアップデートします。
詳細 :
1. タイミング解析結果を参照して WNS および TNS (タイミング スコア) が増加していないかを確認します。
A. Vivado Design Suite 2012.4 以降のバージョンを使用し、デザインをタイミング解析まで実行します。
例 : report_timing -max_paths 12
B. デザインのタイミング解析でエラーが検出されない場合は、これ以上の操作は必要はありません。
タイミング解析でエラーが検出されない場合、現場のデザインにこの変更の影響はありません。
開発中のデザインの場合は、Vivado Design Suite 2012.4/2013.x を使用して開発を継続します。
C. タイミング解析でデザインにエラーが発生する場合、タイミングが満たされるようににデザインをアップデートし、新しいビットストリームを生成する必要があります。
2. タイミング エラーが発生しているデザインをアップデートします。
A. Vivado プロジェクトのフロー (GUI ユーザー)
- オプション 1 : インプリメンテーションを再実行します。新しく配線したデザインでタイミングが満たされた場合は、ビットストリーム生成に進みます。
- オプション 2 : 合成およびインプリメンテーションを再実行します。新しく配線したデザインでタイミングが満たされた場合は、ビットストリーム生成に進みます。
B. Vivado の非プロジェクト フロー (コマンド ライン ユーザー)
- オプション 1 : route_design を再実行します。新しく配線したデザインでタイミングが満たされた場合は、ビットストリーム生成に進みます。
- オプション 2 : place_design および route_design を再実行します。新しく配線したデザインでタイミングが満たされた場合は、ビットストリーム生成に進みます。
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