Vivado 合成ツールを使用すると、EDIF/NGC ファイルの入力が未接続のままになっています。
この理由を教えてください。この問題はどうすれば回避できますか。
Vivado 合成フローでは、EDIF および NGC ファイルが合成ツールのブラック ボックスとして処理されます。
これらのネットリストをインスタンシエートする RTL によってこれらのインスタンスへの入力が未接続のまま残されると、合成ツールでは処理が行われません。
従って、未接続の入力は未接続のままになります。フローの後段階で、合成後にこれらのネットリストが読み込まれるとき、これが原因で問題が発生することがあります。
接続されていない入力のある LUT に関してのエラー メッセージは、この状態が発生するときによく表示されます。ブラック ボックスを使用する場合は、すべての入力が駆動されているように注意を払う必要があります。
Vivado 2014.2 以降では、同じベース モジュール名を持っていて両方とも合成およびインプリメンテーションに対して有効になっている場合、NGC ファイルおよびそのラッパー ファイルが見つかりません。
次に例を示します。
プロジェクトに my_mod.ngc および my_mod.v が両方とも含まれている場合、Vivado 合成で次のようなメッセージが表示されます。
[Synth 8-439] module 'my_mod' not found ["c:\proj\top.v":222]
[Sources] ビューの [Hierarchy] タブで my_mod.v ファイルは参照されていませんが、my_mod.ngc ファイルは参照されているため合成で使用されます。
しかし、合成では NGC ファイルを処理できないため、my_mod ファイルが見つかりません。
この問題を回避するには、2 つの方法があります。
これで、NGC ファイルは参照されなくても HDL ファイルは参照されるようになるため、合成が完了します。
AR# 55942 | |
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日付 | 05/09/2016 |
ステータス | アクティブ |
種類 | 既知の問題 |
ツール |