Vivado ツールで AXI VDMA v6.0 を使用してビヘイビアー シミュレーションを実行しようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。
FAILURE : Behavioral models do not support built-in FIFO configurations. Please use post-synthesis or post-implement simulation in Vivado.
合成後シミュレーションはビヘイビアー シミュレーションよりも低速で、デザイン階層の可視性が低くなります。
この問題を回避する別のよい方法はありますか。
別の回避策として、次の tcl コマンドを実行してください。
set_property -dict [list CONFIG.Component_Name {axi_vdma_0 } CONFIG.c_enable_debug_all {1}] [get_ips axi_vdma_0]
このコマンドは、VDMA のカスタマイズ中に tcl コンソールで適用します。
正しく適用されたら、コア用の出力ファイルを再生成する必要があります。
このコマンドによって BUILT_IN FIFO が、ビヘイビアー シミュレーションをサポートするブロック RAM FIFO に置き換えられます。
注記 :
1) ブロック RAM FIFO をインプリメンテーションに使用するとリソース ペナルティが生じるため、この回避策はシミュレーションにのみ適用することを推奨します。
2) ビルトイン FIFO は、非同期モード用にコンフィギュレーションされているコアによってのみ使用されます。
Answer Number | アンサータイトル | 問題の発生したバージョン | 修正バージョン |
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54448 | LogiCORE IP AXI Video Direct Memory Access - Vivado 2013.1 およびそれ以降のツール バージョンのリリース ノートおよび既知の問題 | N/A | N/A |