AR# 60118

インストール - Vivado 2014.1 以降のバージョンのインストールのトラブルシュート

説明

このアンサーでは、Vivado 2014.1 およびそれ以降のインストールに関する問題の基本的なトラブルシュート方法を示します。

Vivado 2014.x インストールの既知の問題については、(ザイリンクス アンサー 60122) を参照してください。

ソリューション

インストーラーが開始しない場合の問題のデバッグ


Windows:

これまでのリリースと同様で、インストーラーは xsetup.exe ファイルを使用して起動されます。


Windows では、ユーザー アカウント制御 (UAC) がインストール問題 (例 : インストーラーの起動時にアクセス拒否エラーが発生する) の原因となっていることがあります。

ユーザー アカウント制御設定を更新したり ([コントロール パネル] → [ユーザー アカウント] → [ユーザー アカウント制御設定の変更])、再起動したりすると、この問題を解決できる場合があります。


インストーラーは、%TEMP%/xinstall に抽出されます。抽出されたインストーラーがインストールの完了後に削除されるように、自己抽出が設定されています。

インストーラーが起動しない場合は、%TEMP% 環境変数をチェックし、必要に応じてより適切なディレクトリにリセットしたら、自己抽出型ファイルを再度起動します。
 

インストーラーの起動が開始しても (スプラッシュ画面が表示される)、その後すぐに停止してしまう場合は、ブートローダーの実行に関する問題が発生しています。

ブートローダーは PATH 環境変数に依存しているため、まず最初に PATH 環境変数が正しいかどうかをチェックします (特殊文字はとりわけ問題となりえる)。

PATH を最小 (windows ディレクトリ) にリセットし、再試行します。


Linux:

.bin ファイルをダウンロードしたら、そのファイルを実行するだけです。

ダウンロードしたファイルに実行権限がない場合は、権限を 755 に変更する必要があります。

chmod 755 Xilinx_Vivado_SDK_2014.1_MMDD_#_Lin64.bin

抽出できない場合は、インストーラーが抽出される一時ディレクトリを、開く権限および十分なディスク容量 (少なくとも 250MB) があるディレクトリに変更します。
/Xilinx_Vivado_SDK_2014.1_MMDD_#_Lin64.bin --target <tmp directory>

抽出後にインストーラーが起動されない場合は、一時ディレクトリに移動してインストーラー (xsetup) を手動で起動します。

インストール ログ
 

インストーラーが正常に開始すると、新しいログ ファイルが作成されます。

ログ ファイルには、インストール フローの詳細が含まれます。

インストールがうまくいかなかったり不完全だったりしたためにザイリンクス テクニカル サポートにサポート ケースを開く際には、install.log ファイルを必ず提出してください。


インストール ログ ファイルの場所
 

  • インストール ログ ファイルは、Windows 7 または 8.1 の場合は C:\Users\<username>\.Xilinx\xinstall ディレクトリに、XP の場合は %TEMP%\.Xilinx\xinstall にあります。

  • Linux の場合、インストール ログ ファイルは /home/<username>/.Xilinx/xinstall にあります。

インターネット接続


インストーラーでは、常にインターネットへの接続を試みます (DVD から実行する場合でも)。 


これは、新しいザイリンクス ソフトウェア リリースが入手可能になった場合にユーザーに通知する必要があるためです。

インターネットに接続できないと、インストーラーによって次のようなメッセージが表示されます。



これらのメッセージをキャンセルすると (ウィンドウで [Ignore] をクリック)、インストールを続行できます。 


DVD またはフル製品インストール イメージの場合は、インターネット接続がなくてもインストールを完了できます。

ウェブ ベースのインストールの場合は、2 番目に表示されるインストール パネルに Xilinx.com のユーザー ID とパスワードを入力する必要があります。 


インターネット接続を確立できなかった場合、またはプロキシで認証が必要になった場合は、次のようなメッセージが表示されます。

[Change Proxy Settings] をクリックして、必要なプロキシ関連情報を入力します。

認証 :

インストール プロセスを続行するには、Xilinx.com の (輸出規制に完全準拠した) 有効なユーザー ID とパスワードを提供する必要があります。

認証できなかった場合、次のようなメッセージが表示されます。

Invalid User Login:
Authentication error: Invalid User ID or Password.
Please verify your User ID and/or Password and try again.


インターネット接続が不安定な場合のダウンロード

インストーラーは、インターネットへの接続が多少中断しても自動的に復旧するように設計されています。

ただし、インターネットが 1 ~ 2 分以上切断された場合は、インターネット接続の問題を修正してからダウンロード プロセスを再開するように指示されます。

ダウンロードしたアーカイブはすべて検証され (MD5 チェックサム)、検証できなかった場合はインストーラーによって新しいダウンロードが自動的に試行されます。

同じダウンロードでエラーが 3 回発生した場合にのみ、再試行するよう指示するメッセージが表示されます。 

インターネット アクセスの問題があるためにダウンロードおよびインストール プロセスを中止することにした場合でも、ダウンロードしたアーカイブを保存しておいて後に再利用できます。

ダウンロード済みのアーカイブを再利用するためにユーザーがしなければならないのは、後に同じデスティネーション ディレクトリを指定することのみです。

インストール デスティネーション問題


  • インストール ディレクトリに必要なディスク容量と権限があるかどうかがインストーラーによって事前にチェックされるため、これらに関する問題が発生することはまれです。

  • インストールに適していないデスティネーション ディレクトリ (ディスク容量が十分でなかったり、パスが長すぎたり、無効な文字が使用されていたりする) は、インストーラーで選択できないようになっています。
  • 最も一般的なインストール問題は、Windows での抽出中に開いているアプリケーションを再インストールしようとした場合に発生します。たとえば、次のようなメッセージが DocNav に対して表示されることがあります。

DocNav を閉じて [Retry] をクリックすると、中断された場所からインストールが再開します。

ネットワーク ディレクトリ : ネットワーク ディレクトリにマウントされたドライブを指定したり、ネットワーク ディレクトリへの UNC パスを使用したりすることが可能です。

注記 : 管理者によってマウントされたドライブは、インストーラーに表示されないことがあります。  

管理者としてドライブをマウントするには、管理者ユーザーとして cmd シェルを開いてドライブをマウントします (net use X: \\server\myproject)。 


インストール前またはインストール後のタスクの実行

抽出後、インストーラーでは、ザイリンクス デザイン ツールを実行するための環境を正しく設定するのに必要な一連のアクションが実行されます。

これらのアクション (インストール オプション) の一部は任意であり、ユーザーが製品カスタマイズ パネル (カスタマイズ ツリーの最後のセクション) で制御します。

これらのオプションのタスク以外にも、常に実行されるタスクがいくつかあります。

  • Microsoft VC++ 再頒布可能ランタイム ライブラリ 2012 (Windows のみ)
  • デバイス ファイル リストの生成
  • Trusted Storage ライセンスの初期化 (Windows のみ)

これらのタスクのいずれかでエラーが発生すると、エラーを通知する警告メッセージがインストーラーによって表示されますが、インストールは正常に完了したものと見なされます。


まれなケースではありますが、インストール後のタスクが停止してインストールを終了できなくなることがあります。

このような場合は、プロセスを停止してインストールを完了させてから、インストール後にタスク (ザイリンクス アンサー 60111) を実行し直します。

インストール後の実行ファイルの名前は、次のとおりです。

  • xvcredist_.exe
  • vcredist_x64.exe
  • vcredist_x86.exe
  • 4.1.1-WinPcap.exe

インストールの停止

インストールが停止しているようになる場合があります。 

このような場合は、ポップ インストール タスク (たとえば、ケーブル ドライバーのインストールなど) によりポップアップ ダイアログ ボックスが表示されており、そのダイアログ ボックスがバックグラウンドでユーザーの反応を待っている状態になっています。

アンインストール


2014.1 のアンインストーラーでは、これまでのリリースよりも高速にアンインストールを実行でき、ファイル、ショートカット、およびレジストリ エントリをすべて削除する場合に使用します。


警告 : 新しいインストーラーでは、リストされているインストール ディレクトリ下にあるファイルすべてが削除されます (これらのファイルがインストーラーによって作成された場合でも)。

これまでのリリースと同様、Vivado または SDK をアンインストールしても DocNav は削除されません (別のアンインストーラーがあるため)。

AR# 60118
日付 05/19/2015
ステータス アクティブ
種類 一般
ツール