AR# 61125

7 シリーズ - オーバーシュート/アンダーシュートの仕様値の追加情報

説明

オーバーシュートとアンダーシュートの表が、VCCO + 0.20V または GND - 0.20V 以下の推奨動作条件と食い違っているようなのはなぜですか。

ソリューション

これらの値の差は、推奨動作条件と絶対最大定格の差によるものです。

絶対最大定格はあくまでも応力評価のものであり、この評価値でのデバイスの機能動作、または動作条件としてリストされている条件を超える状態でのデバイスが機能動作を意味しているわけではありません。絶対最大定格 VIN が Vcco + 0.55V、または絶対最小定格 VIN が -0.5V というのは DC 信号に対してのもので、100% UI です。短い時間でオーバーシュートする場合は、オーバーシュート制限値が高くなります。

ほかの絶対最大定格とは異なり、(データシートで指定された値の) オーバーシュートおよびアンダーシュートは、デバイス寿命を通してデバイスの信頼性に影響することはありませんが、Tiopi として知られる IOB パッドから入力バッファーを介した遅延などのデータシートの仕様値はこの影響を受ける可能性があります。Tiopi は立ち上がりおよび立ち下がり時間に依存しています。

最初のシナリオでは、立ち下がりエッジの開始点が推奨動作条件内にあるため、立ち上がりおよび立ち下がり時間は影響を受けていません。2 番目のシナリオでは、立ち下がりが推奨動作条件を超えたところから開始しているため、I/O の立ち下がり時間が押されてしまいます。このレベルの時間の遅れや早まりを理解するには、IBIS または HSPICE モデルを使用してシミュレーションします。



 


「20 us 未満継続する UI の場合」という HP バンクに関する注記について別の質問がありましたが、これは表の一部の値にのみ適用されるものです。

Vcco + 0.6V と Vcco + 0.65V との間のオーバーシュートの時間が 10 us 未満の場合、Vcco + 0.65 と Vcco + 0.7 との間の時間は 10 us 未満になる必要があります。


たとえば、『Zynq-7000 All Programmable SoC (Z-7007S、Z-7012S、Z-7014S、Z-7010、Z-7015、Z-7020): DC 特性および AC スイッチ特性』 (DS187) の「表 4: PS I/O および PL HR I/O バンクの AC 電圧オーバーシュート/アンダーシュートの VIN 最大許容値」の期間の要件をわかりやすく説明すると、値は下の図のようにマップされます。


注記: XCN14014 (v1.0) には、入力のアンダーシュートしきい値は GND - 0.30V から GND - 0.20V に変更になっていると記載されています。

これは最初間違って記載されていて、正しくは常に -0.2V になるべきです。


AR# 61125
日付 04/07/2017
ステータス アクティブ
種類 一般
デバイス 詳細 概略