Vivado 2014.3 での eFUSE レジスタのプログラム操作で、7 シリーズおよび UltraScale FPGA の eFUSE が不正にプログラムされる可能性があります。
また、Vivado 2014.3 の eFUSE レジスタのプログラム操作で eFUSE が不正にプログラムされた場合でも、プログラムが正常に完了したとレポートされ、エラー メッセージは表示されません。
Vivado 2014.3 では、eFUSE レジスタのプログラム操作 (または同等の program_hw_device Tcl コマンド) を実行すると、指定の eFUSE レジスタ値 (AES キー、ユーザー値など) の前に、選択された eFUSE 制御レジスタ (FUSE_CNTL) オプション (AES キーのプログラムのディスエーブル、AES キーの読み出しのディスエーブルなど) がプログラムされます。
この手順の順番により、Vivado 2014.3 で eFUSE レジスタのプログラムを実行したときに、eFUSE 制御レジスタは正しくプログラムされますが、その他の eFUSE レジスタ (AES キーまたはユーザー値) がプログラムされないか、一部しかプログラムされません。
これは、一部の eFUSE 制御レジスタ オプションにより、AES またはユーザー レジスタのプログラムまたは (検証用の) 読み出しがディスエーブルになくなるからです。
さらに、このようにプログラムが正しく実行されなかった場合でも、Vivado 2014.3 でプログラムが正常に完了したとレポートされ、エラー/警告メッセージが表示されない可能性があります。
影響 :
注記 : eFUSE をプログラムする場合は、プログラムされた AES キーに一致する暗号化されたビットストリームで FPGA をコンフィギュレーションするなど、2 次的な方法を使用してプログラム結果をすぐに検証することをお勧めします。
回避策 :
1. 既存の 2014.3 カスタマー (a. または b.)
a. XIC をオンにし、2014.3.1 アップデート リリースをダウンロードします。
b. ダウンロード センターから 2014.3.1 アップデートをダウンロードしてインストールします。 japan.xilinx.com/download
2. 2014.3 にアップグレードしていないカスタマー
a. ダウンロード センターから通常どおりに 2014.3.1 をダウンロードしてインストールします。 japan.xilinx.com/download
注記 : このアップデートは、スタンドアロン SDK インストールには適用されません。
この問題は、Vivado 2014.3.1 および 2014.4 リリースで修正されています。
Answer Number | アンサータイトル | 問題の発生したバージョン | 修正バージョン |
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42946 | Kintex-7 FPGA デザイン アドバイザリのマスター アンサー | N/A | N/A |
42944 | Virtex-7 FPGA デザイン アドバイザリのマスター アンサー | N/A | N/A |
51456 | Artix-7 FPGA のデザイン アドバイザリのマスター アンサー | N/A | N/A |
61598 | Kintex UltraScale FPGA のデザイン アドバイザリのマスター アンサー | N/A | N/A |
Answer Number | アンサータイトル | 問題の発生したバージョン | 修正バージョン |
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62646 | iMPACT 14.7 - eFUSE プログラミング - iMPACT 14.7 でサポートされるデバイスとされないデバイス | N/A | N/A |