AR# 64923

UltraScale/UltraScale+ Memory IP - デバイスのプログラム後に Hardware Manager で Xicom エラー メッセージが表示される

説明

問題の発生したバージョン: MIG UltraScale v7.0

修正バージョン: (Xilinx Answer 58435) を参照

デバイスのプログラム後に、2015.1 Hardware Manager で次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。

ERROR: [Xicom 50-38] xicom: ERROR: [Xicom 50-24] File /opt/Xilinx/Vivado/2015.1/data/xicom/mig_calibration_ddr3_0.csv does not exist.

 ERROR: [Xicom 50-38] xicom: Data structures not initialized for CseXsdb slave Device:0, user chain number/bus:1, slave in


2015.2 Hardware Manager 以降では、次のような警告メッセージが表示されることがあります。

WARNING: [Xicom 50-46] One or more detected MIG version registers have empty values: MIG properties will not be built.
Parameter Map Version: 1, Error Map Version: 0, Calibration Map Version: 0, Warning Map Version: 0
Invalid calibration version register value detected from MIG core: 000


MIG IP 内に構築された必要な *.bmm および *.elf ファイルがインプリメンテーション中に正しく関連付けられなかった場合に、これらのメッセージが表示されることがあります。

*.elf ファイルと *.bmm ファイルが正しく関連付けされていないと、 BRAM INIT 値が適切に保存されないためにハードウェア エラーの原因となります。

ソリューション

Vivado 2016.3 以降の場合

Vivado 2016.3 以降では、SCOPED_TO_REF および SCOPED_TO_CELLS を使用する必要がありません。 IP の生成時に *.elf および *.bmm のファイルが自動的に関連付けられます。


Vivado 2015.1 および 2015.2

この問題は、*.xci ではなく MIG *.dcp を使用している場合に、*.elf ファイルおよび *.bmm ファイルが適切に関連付けられないために発生することがあります。

この問題を回避するには、次のコマンドをスクリプトまたはプロジェクト フローに追加して、ファイルとデザインを適切に関連付けるようにします。

2015.1:

ELF の関連付け

add_files /<location of *.elf file>/calibration_ddr.elf
set_property SCOPED_TO_REF <mig_inst_name> [get_files /<location of *.elf file>/calibration_ddr.elf]
set_property SCOPED_TO_CELLS inst/u_ddr_mc_cal/u_ddr_cal/mcs0/microblaze_I [get_files /<location of *.elf file>/calibration_ddr.elf]


BMM の関連付け

add_files /<location of *.bmm file>/microblaze_mcs_ddr.bmm
set_property SCOPED_TO_REF <mig_inst_name> [get_files /<location of *.elf file>/microblaze_mcs_ddr.bmm]
set_property SCOPED_TO_CELLS inst/u_ddr_mc_cal/u_ddr_cal/mcs0 [get_files /<location of *.elf file>/microblaze_mcs_ddr.bmm]


2015.2:

ELF の関連付け

add_files /<location of *.elf file>/calibration_ddr.elf
set_property SCOPED_TO_REF <mig_inst_name> [get_files *.elf]
set_property SCOPED_TO_CELLS {inst/u_ddr_cal_riu/mcs0/microblaze_I} [get_files /<location of *.elf file>/calibration_ddr.elf]

 

BMM の関連付け

add_files /<location of *.elf file>/microblaze_mcs_ddr.bmm
set_property SCOPED_TO_REF <mig_inst_name> [get_files /<location of *.elf file>/microblaze_mcs_ddr.bmm]
set_property SCOPED_TO_CELLS {inst/u_ddr_cal_riu/mcs0/} [get_files /<location of *.elf file>/microblaze_mcs_ddr.bmm]

 

Vivado 2015.3 以降:

Memory IP の間違った使用、生成されない IP 出力ファイル、Memory IP で使用される IP インテグレーターのブロック図、または同じデザイン内に存在する複数の Memory IP インスタンスが原因で .elf および .bmm ファイルがデザインに正しく構築されないと、Vivado 2015.3 以降のバージョンでもこの問題が発生することが報告されています。

Memory IP の .elf および .bmm ファイルが正しく関連付けられているかどうかを確認するには、Vivado のログ ファイルに次のような情報メッセージが含まれていることを確認します。  

このメッセージは、Tcl プロンプトで refresh_design を実行しても表示されます。

INFO: [Memdata 28-144] Successfully populated the BRAM INIT strings from the following elf files: ../mig_0_example.srcs/sources_1/ip/mig_0/sw/calibration_0/Debug/calibration_ddr.elf

このメッセージが含まれていない場合、.elf および .bmm ファイルは正しく関連付けられておらず、Hardware Manager で次のようなメッセージが表示されます。

WARNING: [Xicom 50-46] One or more detected MIG version registers have empty values: MIG properties will not be built.
Parameter Map Version: 1, Error Map Version: 0, Calibration Map Version: 0, Warning Map Version: 0
Invalid calibration version register value detected from MIG core: 000

.elf および .bmm ファイルは、生成された Memory IP コアの次のディレクトリに含まれています。

  • core_name.srcs\sources_1\ip\ddr4_32_bit\sw\microblaze_mcs_ddr.bmm
  • core_name.srcs\sources_1\ip\ddr4_32_bit\sw\calibration_0\Debug\calibration_ddr.elf

これらのファイルは、次に類似した Tcl コマンドを使用してプロジェクトに追加され、正しく関連付けられます。

add_files /<location of *.elf file>/calibration_ddr.elf
add_files /<location of *.bmm file>/microblaze_mcs_ddr.bmm
set_property SCOPED_TO_REF core_name_ddr4_mem_intfc [get_files *.elf]
set_property SCOPED_TO_CELLS {u_ddr_cal_riu/mcs0/microblaze_I} [get_files *.elf]
set_property SCOPED_TO_REF core_name_ddr4_mem_intfc [get_files *.bmm]
set_property SCOPED_TO_CELLS {u_ddr_cal_riu/mcs0} [get_files *.bmm]

デザインの構築に Tcl スクリプトを使用する場合は、read_ip および generate_target コマンドの両方が Memory IP で使用されていることを確認してください。

同じデザイン内で複数の Memory IP を使用する場合は、それぞれ固有の BMM および ELF ファイルを追加した後、SCOPED_TO_REF 制約を使用する代わりに SCOPED_TO_CELLS 制約で絶対階層パスを使用するようにしてください。 

各 Memory IP インスタンスで同じ BMM および ELF ファイルを使用する場合は、これらをリストとして単一の SCOPED_TO_CELLS 制約に含めるようにしてください。

次に例を示します。

add_files /<location of *.elf file>/calibration_ddr.elf
add_files /<location of *.bmm file>/microblaze_mcs_ddr.bmm
set_property SCOPED_TO_CELLS {<inst0>/u_ddr_cal_riu/mcs0/microblaze_I <inst1>/u_ddr_cal_riu/mcs0/microblaze_I <inst2>/u_ddr_cal_riu/mcs0/microblaze_I <inst3>/u_ddr_cal_riu/mcs0/microblaze_I} [get_files calibration_ddr.elf]
set_property SCOPED_TO_CELLS {<inst0>/u_ddr_cal_riu/mcs0 <inst1>/u_ddr_cal_riu/mcs0 <inst2>/u_ddr_cal_riu/mcs0 <inst3>/u_ddr_cal_riu/mcs0} [get_files microblaze_mcs_ddr.bmm]

Synplify Pro を使用する場合は、(Xilinx Answer 65950) を参照してください。

2017/11/073016.3 以降で必要がないことを含めてアップデート
2016/06/29追加のユース ケース用にアップデート
2015/10/302015.3 用にアップデート
2015/07/06初期リリース

アンサー レコード リファレンス

マスター アンサー レコード

Answer Number アンサータイトル 問題の発生したバージョン 修正バージョン
58435 MIG UltraScale - IP Release Notes and Known Issues for Vivado 2014.1 and newer tool versions N/A N/A
AR# 64923
日付 01/17/2018
ステータス アクティブ
種類 既知の問題
デバイス 詳細 概略
ツール
IP