AR# 65163

Vivado 制約 - 「Critical Warning:[Constraints 18-1055] Clock 'top_clk' completely overrides clock 'clk', which is referenced by one or more other constraints. Any constraints that refer to the overridden clock will be ignored.」というクリティカル警告が表示される

説明

最上位の XDC 制約ファイルの最上位クロック ポートに関連付けられている create_clock 制約と、Clocking Wizard IP で既に制約されている create_clock 制約とが一致せずに問題が発生することがあります。 

例:

Clocking Wizard IP には入力クロックを定義する XDC ファイルがあり、それが IP のスコープになっています。 

その制約は次のようになっています。

create_clock -period 10.0 [get_ports clk_in1]
set_input_jitter [get_clocks -of_objects [get_ports clk_in1]] 0.01

これが原因で、次のようなクリティカル警告メッセージが表示されることがあります。

Critical Warning:[Constraints 18-1055] Clock 'top_clk' completely overrides clock 'clk', which is referenced by one or more other constraints. Any constraints that refer to the overridden clock will be ignored.

最上位 XDC ファイルには次のクロックが定義されています。

create_clock -name top_clk -period 20 [get_ports clk]

ソリューション

最上位 XDC の create_clock が Clocking IP の XDC の create_clock (同じ XDC の set_input_jitter 制約により参照されている) を上書きするために、この問題が発生します。

この結果 set_input_jitter 制約が無視されます。

デフォルトでは、Clocking IP により、クロックの set_input_jitter 制約にはデフォルト値である 0.01 ns が追加されますが、クロックに入力ジッターを指定しない場合は、これを無視できます。

クロックに入力ジッター要件がない場合は、最上位 XDC に set_input_jitter 制約を追加できます。

つまり、この場合だとこのクリティカル警告は無視しても問題はありません。

このクリティカル警告を削除する必要がある場合は、こちらのソリューションを使用してください。

  1. create_clock 制約を最上位 XDC から削除します。IP の XDC で定義されているクロックは最上位ポートに伝搬されます。
  2. クロック入力ポートに関連付けられているこのクロックを参照するには、get_clocks -of_objects を使用します。下位クロック IP で定義されているクロック定義が使用されます。

set_clock_groups -asynchronous -group [get_clocks -include_generated_clock Clk10M] -group [get_clocks -include_generated_clock -of_objects [get_ports clk]] 

注記: このクリティカル警告に関与する 2 つのクロックの使用ケースが上記のものとは異なる場合は (ユーザーの XDC および Clocking Wizard IP のクロックではない場合)、この 2 つの制約およびそれに参照されているほかの制約のコンパイル順序をチェックする必要があります。

AR# 65163
日付 08/08/2017
ステータス アクティブ
種類 一般
ツール