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ECO : Next Generation FPGA Editor

説明

ECO (Engineering Change Order) とは、インプリメンテーション後のネットリストに対する変更です。元のデザインへの影響を最小限に抑えながら変更を実装することを目的としています。

ECO フローは、プローブの変更、ロジック バグの修正、デバイスからの内部信号の出力など、できるだけ短いターンアラウンドが必要とされるユース ケースに対処するように設計されています。

ソリューション

1) ECO GUI

2016.1 以降、Vivado では ECO フローが GUI で正式にサポートされます。

ECO GUI へは、メイン メニューから [Layout] → [ECO] を選択してアクセスできます。


 

2) ECO ツールバー/スクラッチ パッド

ECO レイアウトを選択すると、レイアウトの左側に ECO Navigator (上のスクリーン キャプチャで赤線で囲まれている A 部分) が表示されます。

ここから、ネットリスト コマンド、run ステップ、レポートおよび解析ツール、変更保存およびプログラミング ファイル生成コマンドにアクセスできます。

レイアウトの中央にあるスクラッチ パッド (上のスクリーン キャプチャで青線で囲まれている B 部分) では、ネットリストの変更だけでなく、セル/ピン/ポート/ネットに対する配置配線ステータスも追跡されます。

ECO ツールバーには、次に対するコントロールが含まれています。

  • ネットリストの変更
  • 配置配線 (インクリメンタル)
  • レポート
  • 出力ファイル
  • ネットリストのコネクティビティ
  • 配置配線

3) ECO フロー図

ECO の変更後の配置配線は、完全にインクリメンタルです。

ネットリストに対して間違った変更がユーザーによって行われる場合があるため、ECO チェックの実行が推奨されます。


 

4) ネットリストの高度な変更

ネットリストの基本的な変更は、ECO ツールバーで可能ですが、高度な変更は、Tcl コマンドを使用して手動で行う必要があります。

4-1) 新しいモジュールの追加

create_cell コマンドを使用すると、ネットリストにセルを追加できます。

ただし、ライブラリまたはデザイン ソース ファイルの既存のセルを参照するようにしてください。

新しいモジュールを追加する場合は、次の方法に従います。

1) 最上位から独立させてサブモジュールを合成し、チェックポイント (例 : clk_wiz_0.dcp) を書き込みます。

2) ブラック ボックスとして新しいモジュールを参照している新しいセルを作成します。

create_cell -black_box INST_NAME -reference clk_wiz_0

3) ブラック ボックスを DCP に置換します。

read_checkpoint -cell INST_NAME clk_wiz_0.dcp
AR# 67548
日付 08/25/2016
ステータス アクティブ
種類 一般
ツール