問題の発生したバージョン: DDR4 2016.3 v2.1 および DDR3 2016.3 v1.3
修正バージョン: DDR4 の場合は (Xilinx Answer 69035) を参照、DDR3 の場合は (Xilinx Answer 69036) を参照
このアンサーでは、短時間にキャリブレーション データの保存/復元サイクルを複数回実行する場合のガイドラインを示します。
短時間にキャリブレーション データの保存/復元サイクルを何百回も実行すると、復元後にデータ エラーが発生します。
これはキャリブレーション データの丸め計算が蓄積、復元後の動作点が最適なものにならないことが原因です。
復元後のデータ エラーを回避するため、セルフリフレッシュの前に新しいキャリブレーション データを保存するのではなく、FPGA の最初のパワーオン リセット後に保存された元のキャリブレーション結果を使用することをお勧めします。
元のキャリブレーション データを使用すると、復元データによりメモリ インターフェイスが有効な動作点に返されます。
温度または電圧の変動は、PHY の DCI キャリブレーションおよび通常の動作を再開する前に実行される DQS ゲート キャリブレーション段階により、自動的に処理されます。
FPGA の電源を切るまで元のキャリブレーション データを使用し、次の電源投入および FPGA のコンフィギュレーション サイクル時に新しいキャリブレーション結果を保存します。
改訂履歴
2019/10/14 - 初版
Answer Number | アンサータイトル | 問題の発生したバージョン | 修正バージョン |
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69035 | UltraScale/UltraScale+ DDR4 - リリース ノートおよび既知の問題 | N/A | N/A |
69036 | UltraScale/UltraScale+ DDR3 - リリース ノートおよび既知の問題 | N/A | N/A |