ブラック ボックスがインスタンシエートされると、次のような警告メッセージが表示されます。
WARNING: Xst:766 - file_name (Line #). Generating a Black Box for component <component_name>.
ブラック ボックスは、HDL コードで記述せず、ネットリスト形式で記述するインスタンシエートされたコンポーネントです。
合成ツールでは、通常ブラック ボックス (関連付けられた VHDL コードが存在しないインスタンシエート済みコンポーネント) が検出されると、このような警告メッセージが表示されます。
ブラック ボックスには次のようなものがあります。
HDL コード以外のもので記述されているコンポーネントをインスタンシエートしている場合は、この警告メッセージに対応する必要はありません。
ブラック ボックスをインスタンシエートしたつもりのない場合、コンポーネント宣言およびインスタンシエーション文でコンポーネントが HDL コードで正しく記述されているかどうか確認してください。
ブラック ボックスに関する警告メッセージが表示されないようにするには、JDL コードに次のものを追加します。
VHDL :
architecture <architecture_name>
:
attribute box_type : string;
attribute box_type of <component_name> : component is "black_box";
:
begin
Verilog :
//synthesis attribute box_type <module_name> "black_box"