デザインをインプリメントすると、次のような警告メッセージの 1 つが表示されます。
"Warning:CPLD:960: - PULLUP specified for net DATAIN conflicts with previous KEEPER specification. PULLUP is ignored."
"Warning:CPLD:962: - KEEPER specified for net DATAIN conflicts with previous PULLUP specification. PULLUP is ignored."
このメッセージはどういう意味ですか。CoolRunner-II デバイスで使用できる終端方法にはどんなものがありますか。
CoolRunner-II デバイスには、グローバル終端と呼ばれる主要回路があり、キーパー回路 (バスホールド) として、またはプルアップとしてイネーブルにできます。
この回路はオプションでピンごとに任意の I/O ピンに接続できます。グローバル終端回路は 1 つしかないので、プルアップとキーパー回路を同じデザインで同時にイネーブルにすることはできません。
この警告メッセージはそのことを伝えるもので、ハードウェアで両方の回路をイネーブルにできないため、キーパー (バスホールド) を優先し、プルアップ終端のリクエストが無視されることを警告しています。
この問題をチェックする場合は、ISE のプロパティ メニューで ([Fitting] タブ) [Unused I/O Pad Termination Mode] および [Input and Tristate Termination Mode] を確認し、さらにユーザー宣言の終端設定も確認してください。
次の表はどの終端モードを一緒に使用できるかを示しています。
注記:
プルアップをイネーブルにするには、次の UCF 制約を使用します。
net datain pullup;
キーパー (バスホールド) をイネーブルにするには、次の UCF 制約を使用します。
net datain keeper;
AR# 14318 | |
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日付 | 08/17/2018 |
ステータス | アクティブ |
種類 | 一般 |
デバイス |