Delay Aligner を使用すると、TXOUTCLK にグリッチが発生します。
位相アライメントを実行した後、TXDLYALIGNDISABLE がディアサートされます。TXDLYALIGNDISABLE がディアサートされると、TXOUTCLK でグリッチが発生したり位相がシフトしたりすることがあります。
また、この動作により TXOUTCLK で駆動される MMCM のロックが失われ、ファブリック ロジックでタイミング違反が発生することがあります。
ES デバイスでは、TXDLYALIGNDISABLE をトグルすると遅延ラインがリセットされます。TXDLYALIGNDISABLE が High になって遅延ラインがリセットされると、遅延ラインが突然中点に戻るため、出力クロックに歪みが発生することがあります。
TXDLYALIGNDISABLE が Low になり、遅延ラインが Delay Aligner FSM に保管されていた値に戻るときにも、歪みが発生することがあります。
そのため、TXDLYALIGNDISABLE をトグルすると、遅延ラインを使用している場合に TXOUTCLK でグリッチが発生することがあります (POWER_SAVE[4]=0)。
この問題は、製品デバイスでで修正されています。製品デバイスでは、TXDLYALIGNDISABLE をアサートしたときに遅延ラインが固定され、中点に戻ることはありません。
AR# 38366 | |
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日付 | 06/23/2017 |
ステータス | アクティブ |
種類 | 既知の問題 |
デバイス | |
IP |