AR# 46901

Vivado/PlanAhead - PlanAhead の階層にある [Unreferenced] フォルダーにソース ファイルがリストされている

説明

Vivado IDE または PlanAhead でプロジェクトを開くと、ソース ファイル (.vhd/.v など) モジュールの 1 つが [Unreferenced] フォルダーにあります。

この理由を教えてください。

ソリューション


Vivado IDE および PlanAhead (13.3 以降のバージョン) の階層表示 (HSV) 機能によって、プロジェクト内のソース間の階層関係がモジュール/インスタンス ベースで表示されます。

[Unreferenced] フォルダーにあるファイルは、この HSV 機能に関連しています。

このソース階層表示機能では、次の 3 つのモードがサポートされています。
  1. 1 番目のモード (デフォルト) は「Automatic」と呼ばれ、PlanAhead プロジェクトにソース ファイルを追加したり、それらを後で編集するときに、デザインで使用するのに最適なトップ ファイルが PlanAhead ツールで決定され、それがデフォルトで使用されます (ユーザーが別のトップを選択した場合はそれが優先されます)。同時に、PlanAhead により、現在のトップ ファイルに基づいて、プロジェクトのどのソースファイルを下位階層に含めるか、また最下位から最上位へとその順番が決められ、このトップ ファイルとともにこの順番のソース ファイルが合成およびシミュレーション ツールに渡されます。この作業中、PlanAhead により現在のトップ ファイルの下位階層には含まれないと判断されたファイルは現在の階層にはないものとして、デフォルトで合成およびシミュレーションには渡されません。こうしたソース ファイルは直接的または間接的に現在のデザインで参照されていないため、[Libraries] および [Compile order] タブの [Unreferenced] フォルダーに表示されます。
  2. 2 番目 (3 番目も同様) のモードは、上記の自動機能に対しフル ユーザー コントロールがあります。このモードは「Display Only」と呼ばれ、ソースの階層関係はユーザーに表示されるのですが、ファイル順序の自動決定は行われず、ユーザーが指定した順序で合成およびシミュレーション用にコンパイラにすべてのファイルが渡されます。
  3. 3 番目のモードでは、ソースの階層関係は自動決定されず、またユーザーにも表示されません。ユーザーがトップ ファイルを指定し、合成およびシミュレーション用にファイルの順番を決定することができます。


デフォルトである 1 番目のモードに戻り、その簡単な例を次に示します。デザイン階層が次のようになっているとします。

top1 (top1.v) |
|-- child1 (child1.v)
|
|-- grandchild1 (gchild1.v)top2 (top2.v)
|
|-- child2 (child2.v) |
|-- grandchild2 (gchild2.v)

このプロジェクトでは、独立した 2 組のデザイン ソースがあり、トップ ファイルに選択できるものが 2 つあるということになります。top1 をトップ ファイルに選択すると、top2.v、child2.v および gchild2.v が未参照となり、合成およびシミュレーションに使用されるファイルは gchild1.v、child1.v、top1.v のみとなり、この下から上へのボトムアップの順番でコンパイラに渡されます。

上記の説明があてはまらない場合は、ソースを右クリックしてソース プロパティで [Type] が未知のものになっていないかを確認します。
また、インスタンシエートするソース ファイルとモジュール名およびポートが一致していることも確認します。

未参照ステータスは、階層が適切に解析および表示されないようにする HDL コードの構文エラーが原因で発生することが一般的です。ユーザーは、[Messages] タブを使用して構文解析エラーを確認する必要があります。たとえば、メッセージ タブの [Analysis Messages] グループ (操作ごとにグループ化されたメッセージ) 下で問題内容が記載されているエラーを確認します。これらのエラー メッセージを直接クリックすると、実際のエラーが存在する付近の HDL ファイルへ直接クロスプローブできます。
AR# 46901
日付 01/23/2013
ステータス アクティブ
種類 一般
ツール