1) サーバーに FLEX ソフトウェアをインストールします。
これは、ザイリンクス ソフトウェアをインストールするかサーバーに FLEX ユーティリティをコピーすることで実現できます。
注記: サーバーがクライアントにもなる場合は、ザイリンクス ソフトウェア (ISE/Vivado/Vitis) をインストールする必要があります。
サーバーにザイリンクス ソフトウェアがインストールされている場合は、次のディレクトリの FLEX ユーティリティ (lmgrd および xilinxd など) をご使用ください。
Linux:
<installation_directory>\...\bin\unwrapped\lnx64.o
Windows:
<installation_directory>\...\bin\unwrapped\win64.o
例:
C:\Xilinx\Vivado_2020_1\Vivado\2020.1\bin\unwrapped\win64.o
サーバーがクライアントにならない場合、ザイリンクス ソフトウェア パッケージ全体 (例: Vivado/Vitis) をインストールする必要はありません。
FLEX ユーティリティは、必要なディスク容量が少ないので、入手したらサーバーに転送できます。
ライセンス実行ファイル (lmgrd)、ライセンス ファイル、デバッグおよびレポート ログ ファイルはすべて、ローカルにマウントされたディスクに配置することが推奨されます。
FLEXnet ライセンス用のサーバーとして使用可能なサポートされるオペレーティング システムの詳細は、(Xilinx Answer 39333) を参照してください。
Linux/Solaris システムの xilinxd デーモンを含むスタンドアロン FLEX ファイルを入手する方法の詳細は、(Xilinx Answer 33022) を参照してください。
2) (ライセンス サーバーに対する) ホスト ID を取得します。
フローティング ライセンスに最もよく使用される有効なホスト ID は、次のとおりです。
3) フローティング ライセンスを生成します。
(Xilinx Answer 42396) を参照してください。
4) 新しいライセンス ファイルをサーバーのローカル ドライブに保存します。
このファイルは、名前を任意に指定してサーバー上のどのディレクトリにも保存できます。
5) ライセンス ファイルを変更します。
変更する必要の可能性があるライセンス ファイルの行は、SERVER、DAEMON、および VENDOR 行です (既に記述がない場合)。
例: SERVER elmo 00A0C91412DB 2200
ライセンスに VENDOR または DAEMON 行が含まれている場合で、環境変数 PATH に xilinxd 実行ファイルがないときは、xilinxd 実行ファイルへのパスを変更する必要があります。
PC の場合:
VENDOR xilinxd c:\xilinx\bin\nt\xilinxd.exe
UNIX の場合:
DAEMON xilinxd /usr/xilinx/sol/bin/xilinxd
ファイアウォールを通じてサーバーおよびクライアントが接続されている場合、ファイアウォールによってアクセスが提供されるようにするためにリターン ポートを指定する必要があります。詳細は、(Xilinx Answer 33115) を参照してください。
6) サーバーで lmgrd を起動します。
『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: リリース ノート、インストール、およびライセンス』 (UG973) の「ライセンス キー ファイルのインストール」に記載されている手順に従います。
(UG973) - https://japan.xilinx.com/support/documentation/sw_manuals_j/xilinx2020_1/ug973-vivado-release-notes-install-license.pdf
(このユーザー ガイドの異なるバージョンが必要な場合は、上記の URL の xilinx2020_1 の部分を、xilinx2019_1 のように必要なバージョンに変更します)。
Windows でサービスとして実行するようにライセンス マネージャーを設定する方法の詳細は、(Xilinx Answer 32780) を参照してください。
7) ライセンス サーバーを使用するようにクライアント コンピューターを設定します。
このためには、XILINXD_LICENSE_FILE システム環境変数を変更します。
これは、Vivado License Manager (VLM) またはコマンド/ターミナル コンソールのコマンドを使用して実現できます。
LM_LICENSE_FILE を使用してライセンス サーバーをポイントすることも可能です。
詳細は、(Xilinx Answer 42503) を参照してください。
例:
XILINXD_LICENSE_FILE=2200@elmo
注記: ポート番号 (2200) およびサーバー名 (elmo) は、ライセンス ファイルに含まれているポート番号およびサーバー名と一致している必要があります。
SERVER elmo 00A0C91412DB 2200
アクティベーション ベースのフローティング ライセンスを設定するには、(Xilinx Answer 60522) を参照してください。
ノードロック ライセンスを設定するには、(Xilinx Answer 38293) を参照してください。
AR# 5332 | |
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日付 | 10/02/2020 |
ステータス | アクティブ |
種類 | 一般 |
デバイス | |
ツール |