AR# 53981

Vivado - メッセージの重要度の変更方法

説明

特定メッセージの重要度を変更したいと考えています。たとえば、あるクリティカル警告メッセージをエラーへと重要度を上げたり、警告を情報に重要度を下げたりするなどです。

メッセージの重要度を変更するにはどうしたらよいでしょうか。

ソリューション

特定メッセージの重要度を変更するには、Tcl コマンド set_msg_severity を使用します。

Tcl コンソールまたは Vivado Tcl シェルで「set_msg_severity -help」と入力すると、このコマンドの説明および構文例が表示されます。

メッセージの重要度の定義は次のようになっています。

  • ERROR - デザイン結果を使用することができない問題が発生し、ユーザーの介入なしにはそれを解決できない状態を指します。
  • CRITICAL WARNING - クリティカル警告とは、入力または制約の一部が適用できない、または任意の FPGA ファミリに対して最善の結果が得られないようなものになる状態を指します。ユーザーによる修正が強く求められます。

      注記: これは 2 語から成る値であるため、{} または "" で囲まれています。

  • WARNING - 警告とは、制約または使用が意図通りに適用できない可能性があるため、デザイン結果が最適なものにはならない状態を指します。ユーザーによる修正が可能で、また現状維持も可能です。
  • INFO - STATUS メッセージと同じですが、重要度およびメッセージ ID タグが含まれています。INFO メッセージにはメッセージ ID が含まれており、必要であればアンサー レコードを検索して問題について調べることができます。
  • STATUS - プロセスの一般的なステータスと、デザイン プロセスに関するユーザーへのフィードバックを知らせるものです。STATUS メッセージにはメッセージ ID は含まれていません。

 

ツールによって表示されるメッセージには、アプリケーションのサブシステム コードおよびメッセージの識別子から成るすべてグローバル メッセージ ID が含まれています。メッセージ ID は次のようになっています。
"Common 17-54"
"Netlist 29-28"
"Synth 8-3295"

ツールによって出力されるこのメッセージ重要度をカスタマイズするには、このコマンドを使用します。

注記: 特定メッセージ ID の重要度を元に戻すには、reset_msg_severity コマンドを使用します。

:

「Common 17-54」というメッセージ ID の重要度を「CRITICAL WARNING」から「WARNING」に下げます。

set_msg_severity "Common 17-54" WARNING

次の例は、「INFO」から「CRITICAL WARNING」に重要度を上げます。

set_msg_severity "Common 17-81" "CRITICAL WARNING"

DRC チェックの重要度は set_property コマンドを使用して設定できます。

例: Vivado の Tcl コンソールで次のコマンドを実行し「NSTD-1」の重要度を「WARNING」に設定します。

set_property SEVERITY {Warning} [get_drc_checks NSTD-1] 

アンサー レコード リファレンス

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Answer Number アンサータイトル 問題の発生したバージョン 修正バージョン
59277 2014.2 Vivado - [Messages] ビューでグループ化されたメッセージに対してプロセス名とメッセージ ID しか表示されない N/A N/A
AR# 53981
日付 09/07/2017
ステータス アクティブ
種類 一般
ツール