std_logic_vector オペランドのある加算器のツリーの深さが 3 レベルより深いと、XST で間違ったロジックが作成されます。
このロジックが原因でシミュレーションに不一致が発生します。
回避策として次のオプションがあります。
次の修正は、ISE ツールを GUI およびコマンド ラインで使用して XST を実行する場合に利用できます。この修正は加算器ツリーの最適化をオフにします。
1. XST を ISE の GUI から実行する場合 - Lin64 および NT64 のパッチが ISE 14.4、ISE 14.2、および ISE 13.4 に対して作成されています。これは ISE の GUI 用で、このアンサーの最後に添付されています。パッチを使用する場合は、環境変数 XIL_XST_ADDERTREE_ZERO を 1 に設定する必要があります。
2. XST をコマンド ラインから実行する場合 - run コマンドを実行する前に XST ファイルまたは SCR ファイル内に次のコードを追加します。
set -checkcmdline no
set -addertree 0
この問題は ISE Design Suite 14.5 で修正されています。上記の ISE の GUI およびコマンド ラインの回避策が含まれています。
AR# 54218 | |
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日付 | 04/11/2013 |
ステータス | アクティブ |
種類 | 既知の問題 |
ツール |