問題の発生したバージョン : v2.2
修正バージョンおよびその他の既知の問題 : (ザイリンクス アンサー 54645) を参照
Virtex-7 FPGA Gen3 Integrated Block for PCI Express v2.2 コアが COMPLETION_SPACE = 8KB を使用するように設定されていると、完了バッファー オーバーフローに対し致命的エラーが出力されません。
この問題は既知の問題であり、今後のコアのリリースで修正される予定です。
通常の操作では、完了バッファー オーバーフローになるような読み出しリクエストをユーザー ロジックが出力するべきではあありません
(PG023 の付録 B に受信された完了に対する受信バッファー スペースの管理についてのセクションがあります)。
このエラーは別のエラーとなって現れます。たとえば、要求者完了記述子のコード 0110 (完了が未処理リクエストのタグと一致しなかったことを示すタグ) が表示されます。
この問題を回避するには、 16KB の完了スペースを使用するようにしてください。
しかし、保留中の読み出しリクエストが完了バッファー オーバーフローにならないように確認し、また要求者完了記述子のコードが 0110 になっていないか注意を払う必要があります。
COMPLETION_SPACE = 8KB を使用するように設定されている場合完了バッファー オーバーフローに対する致命的なエラーは表示されませんが、バッファー オーバーフローのチェックはオプションであるため、仕様には準拠しています。
しかしこれではデバッグするのが難しくなる可能性があります。
現在のデフォルト設定は 8KB です。次のリリースではこのデフォルト設定が 16KB になります。致命的エラーを表示させるのが必要な場合は 16KB に設定を変更する必要があります。この場合、8KB と比較してさらに4 つのブロック RAM を使用することになります。
注記: 「問題の発生したバージョン」は、問題が最初に発見されたバージョンを示します。問題はそれ以前のバージョンでも発生していた可能性がありますが、古いバージョンではそれを検証するテストは行われていません。
改訂履歴
2013/10/23 - 初版
Answer Number | アンサータイトル | 問題の発生したバージョン | 修正バージョン |
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54645 | Virtex-7 FPGA Gen3 Integrated Block for PCI Express - Vivado 2013.1 以降のバージョンのリリース ノートおよび既知の問題 | N/A | N/A |
AR# 58071 | |
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日付 | 05/27/2014 |
ステータス | アクティブ |
種類 | 既知の問題 |
IP |