説明
問題の発生したバージョン : v4.0、v3.1 (Rev2)
修正バージョンおよびその他の既知の問題 : (ザイリンクス アンサー 57945) を参照
Vivado 2015.1 の UltraScale FPGA Gen3 Integrated Block for PCI Express v4.0 コアおよび 2014.4.1 の v3.1(Rev2) を使用するデザインで、トレーニングが失敗するか、Gen1 スピードにトレーニングされることがあります。
この問題は、デバイスがコンフィギュレーションされた後に、PHYSTATUS が PHY 操作に応答しないことが原因で発生しす。
この状況は、デバイス コンフィギュレーション後の最初の PCIe リセット後に発生します。
そのため、起動時にリセットを 1 回実行するプラットフォームでのみ発生し、起動時に PCIe リセットを 2 回実行するプラットフォームでは発生しません。
この問題は、2015.1 で Kintex UltraScale プロダクション デバイスおよび Virtex UltraScale ES2 デバイス、2014.4.1 で Kintex UltraScale プロダクション デバイスおよび Virtex UltraScale VU95 ES2 デバイスを使用する場合にのみ発生し、2014.4 では発生しません。
ソリューション
これは既知の問題であり、Vivado 2015.2 で修正されています。
次の手順に従って、このアンサーに添付されているパッチをインストールしてください。
- このパッチは Vivado 2015.1 用です。
- 添付の ZIP ファイルを任意のディレクトリに解凍します。
- Vivado 2015.1 を開き、新しいプロジェクトを作成します。
- IP カタログを開きます。 使用するコアを右クリックし、[IP Settings] を選択します。
- [Add Repositories] をクリックし、パッチを解凍したディレクトリを指定します。
- [OK] をクリックします。これでコアを生成できるようになります。
- コアを既に生成している場合は、コアを右クリックして [Upgrade IP] をクリックします。
- 別の方法として、MYVIVADO 環境変数でパッチの場所を指定することもできます。
パッチをインストールした後、コアのバージョンは v4.0 (Rev. 1) にります。
改訂履歴
2015/07/03 - 初版
アンサー レコード リファレンス
マスター アンサー レコード