AR# 66987

Vivado 制約 - 合成後の OOC DCP を使用する場合の制約スコープ手法に関する注意事項

説明

IP の XCI の代わりに合成後の OOC DCP、またはサブモジュールのソース コードを使用する場合、スコープ設定された制約をどのように処理したらよいでしょうか。

ソリューション

DCP ファイルには制約だけでなくネットリスト ファイルも含まれています。

XCI の代わりに IP の OOC DCP が使用される場合:

  • IP DCP には IP 制約が含まれています。
    プロジェクトで XCI を使用する場合、DCP の制約ではなく、出力ファイルからネイティブの IP XDC が自動的に使用されます。
    XCI ではなく IP の DCP を使用する場合は、DCP に含まれる制約が使用されます。
  • 一般的には、XCI の代わりに IP の DCP を使用することは推奨されません。このフローを使用すると一部の IP (FIFO や MIG など) で問題が発生する可能性があります。
    (UG896) の第 5 章「サードパーティ合成フロー」では次の推奨事項があります。
    • "Use the IP XCI file when referencing Xilinx IP in either Project Mode or Non-Project Mode and not the DCP file directly. (プロジェクト モードまたは非プロジェクト モードでザイリンクス IP を参照し、DCP ファイルを直接参照しない場合は、IP の XCI ファイルを使用します。)While the DCP does contain constraints, they are resolved Out-Of-Context of the end-user constraints. (DCP には制約が含まれていますが、エンドユーザー制約のアウト オブ コンテキストで解決されます。)Using the XCI results in the XDC output product for the IP being applied after all the netlists are combined (end-user and IP). (XCI を使用すると、IP の XDC 出力ファイルは、エンドユーザーおよび IP のネットリストがすべてまとめられた後に適用されます。)Additionally, any Tcl script in the IP XDC is then evaluated in context of the end-user constraints and netlist." (また、IP XDC の Tcl スクリプトはユーザー制約およびネットリストのコンテキストで評価されます。)
  • Vivado 2017.1 より、IP の OOC DCP がスタンドアロンで使用されないようにするため、インプリメンテーションで使用される制約は IP の OOC DCP には保存されません。
  • IP DCP に保存される XDC ファイルの処理順序は IP ネイティブの XDC のものと同じです。
    (UG896) の第 2 章「制約ファイルの処理順序」を参照してください。
    DCP XDC の処理順序は report_compile_order コマンドを使用しても表示できませんが、合成されたデザインを開き、[Tools] → [Edit Timing Constraints] をクリックして、Timing Constraints Editor で確認できます。

サブモジュールの OOC DCP が最上位デザインで使用されている場合:

  • OOC DCP に制約が含まれていない場合 (つまり、サブモジュールの OOC 合成 run で XDC が使用されていない場合)、適宜、最上位デザインにサブモジュールの XDC ファイルを追加し、その XDC ファイルをこのサブモジュールにスコープします。
    制約スコープの使用については、(UG903) 第 2 章「制約のスコープ」を参照してください。
  • OOC DCP にサブモジュールの制約が含まれている場合、DCP の制約は自動的にツールによってソースされます。
  • GUI プロジェクト モード フローで synth_x フォルダーに生成される DCP には、合成プロセスで使用される制約のみが含まれ、インプリメンテーション制約は含まれません。
    サブモジュールにスコープされるフル セットの制約が含まれている合成後の DCP を生成するには、次の手順に従ってください。
  1. 合成が完了したら、合成済みデザインを開きます。
  2. Tcl コンソールで次のコマンドを実行して DCP を生成します。
write_checkpoint  xxx.dcp
AR# 66987
日付 08/15/2017
ステータス アクティブ
種類 一般
ツール